以下のクライアントリストには、Ipswitch および当社のお客様が MOVEit に対してテストを行ったクライアントが記載されています。ただし、MOVEit は HTTP、FTP、SSL、および SSH 標準に対応しているため、新しいクライアントが見つかった場合や、開発やテストが行われた場合、このリストは更新されます。
「MOVEit クライアント」も参照してください。
以下に示す一部のケースでは、
MOVEit は、FTP over SSL を使用する多くのセキュア FTP クライアントに対するテストを行い、それらを完全にサポートしています。
FTP クライアント開発元: FTP クライアントの整合性チェックのサポート方法については、「FTP - 相互運用機能 - 整合性チェックの方法」の説明も参照してください。
MOVEit は、FTP over SSL を使用する非常に一般的なセキュア FTP クライアントに対してもテストを行い、それらを完全にサポートしています。
注: 上記のクライアントのうち 2 つ (OpenSSH for Windows および SSH Communications) は、複数の独立したスレッドを使用してファイルをアップロードできるため、データブロックを非連続的に送信できます。MOVEit SSH ではこのモードをサポートしていないため、「-R1」コマンドラインオプションを使用して無効にする必要があります。
MOVEit では上記の SFTP クライアントだけでなく、複数の SCP クライアントを制限付きでサポートしています。このクライアントリストは、基本となる送信メカニズムとして SFTP を使用する SCP2 プロトコルを実装するクライアントに限定しています。MOVEit では以下の SCP クライアントのテストを行っています。
= このクライアントは送信されたファイルの整合性を確保し、特定のファイルをアップロードしたユーザーとダウンロードしたユーザーを証明すること (否認防止) を示しています。
MOVEit Automation および MOVEit は、FTP over SSL (ftps) および FTP over SSH (sftp) のサポートを単一の製品で提供する、初のクライアントおよびサーバーソリューションです。また、MOVEit は FTP over SSL 送信の 3 つのモードすべてをサポートする、初の Windows ベース製品ファミリでもあります。業界のセキュリティ基準を完全に実装するという当社の取り組みにより、FTP over SSL または/および FTP over SSH を使用するさまざまなクライアントが MOVEit とファイルをやり取りできるようになりました。
FTP over SSL の 3 つのモードは次のとおりです。
ほとんどの管理者は、クライアントが暗黙的モードの FTP over SSL (TCP ポート 990) を使用して MOVEit に接続することを希望しています。コマンドをすべて渡す前に保護されたチャネルを確立することが暗黙的モードの要件であるため、他の 2 つのモードよりも暗黙的モードは以下の 2 つの点で優れています (他の 2 つのモードは、TCP ポート 21 で保護されない接続を確立してから、機密情報を渡す前に保護されたチャネルを構築します)。
サポートされている FTP クライアントの詳細、セキュア FTP の技術的な説明、および MOVEit のセキュア FTP サーバーによるサポートを受けるためにセキュア FTP クライアントが一般的に行う必要があることについては、このマニュアルの「FTP サーバー」セクションを参照してください。
MOVEit は「Drummond」または「eBusinessReady」認定を受けている AS2 クライアントをサポートしています。受信した AS2 ファイルと MDN を処理するために MOVEit が使用するソフトウェア自体は、現在 Drummond によって管理されているプログラムで「eBusinessReady」認定を受けています。
MOVEit が関与している場合、AS3 クライアントは単なる FTP/SSL クライアントです。MOVEit Automation は暗号化/暗号化解除を行い、どちらの場合も AS ファイルの署名と確認を行います。
MOVEit EZ は、MOVEit とユーザーのローカルマシンまたはリモートサーバーの間でファイルを安全かつ自動的に転送する Windows デスクトップクライアントです。ファイルは、エンドユーザーまたはアプリケーションによってローカルマシンの指定されたフォルダーにコピーされてから、MOVEit に取り込まれます。ユーザーから MOVEit にアップロードされたファイルは、ローカルマシンに自動的にダウンロードされ、配置されます。
注: MOVEit V.6.5 以降と共に使用するには、すべての MOVEit EZ クライアントを MOVEit EZ V.6.5 以降に更新する必要があります。これより古いバージョンの MOVEit EZ には、MOVEit フォルダーについて特異な処理を行うという問題があるため、現在、MOVEit に 6.5 より前のバージョンの MOVEit EZ からサインオンすることはできません。また、MOVEit EZ 6.5 以降にアップグレードするように促すメッセージがエンドユーザーに表示されます。
通常、MOVEit EZ はエンドユーザーのトレイのアイコンとして実行されますが、サービスとしてインストールされることもあります。ファイル送信時にステータスを示す以下のようなバルーンがポップアップ表示され、MOVEit EZ が動作中であることをエンドユーザーに示します。新しいファイルを受信すると、MOVEit EZ アイコンが変わり (E メールクライアントと同様)、何か新しく受信したことをエンドユーザーに知らせます。
MOVEit EZ では配信保証の概念をサポートしています。つまり、暗号化整合性チェックに合格したファイルのみを受信し、送信が未完了であった場合は再開し、送信が失敗した場合は再試行します。
MOVEit EZ の詳細については、MOVEit EZ の Web サイトを参照してください。このページから、30 日間有効の自己インストール評価版を入手できます。サイトのライセンスとカスタマイズされた再配付オプション (カスタムのアプリケーション名とアイコンを含む) も提供されています。
多くの管理者が FTP 送信に「.bat」スクリプトを使用する傾向にあります。
バッチファイル (*bat
) は ftp.exe により限定されます。ftp.exe は、ファイアウォールを介した送信に必要とされることの多いパッシブ FTP 送信と、インターネットやその他の信頼されていないネットワークにおける機密性の高い送信で推奨されるセキュア FTP 送信を実行できません。
通常、MOVEit は保護された接続のみを受け入れるため、FTP で MOVEit とのファイルのやり取りに ftp.exe 自体を使用できません。ftp.exe の代わりに、保護された手段として無料の MOVEit Freely (すなわち「ftps.exe」) を使用します。FTP over SSH 送信を使用する場合は、OpenSSH からほとんどすべてのバージョンの UNIX と大部分の Windows オペレーティングシステムで、無料のスクリプト実行可能クライアントを使用できます。
また、FTP/SSL プロトコルで一般的に見られるファイアウォールの問題を回避するために、Ipswitch では、MOVEit Freely および Microsoft ftp.exe クライアントと同じ構文とコマンドを受け入れる、MOVEit Xfer という無料の HTTPS ベースのコマンドラインユーティリティも提供しています。Windows と Java 1.4.2+ バージョンの両方で使用できるこのスクリプト実行可能ユーティリティは、UNIX、Linux、Windows、Macintosh、および一部のメインフレームを含む幅広いプラットフォームで、単一ポートを使用した、保護されたファイル送信を行います。
MOVEit Xfer と MOVEit Freely のコピーは MOVEit サポートサイトまたは MOVEit Freely 情報サイトから入手できます。
MOVEit は Windows および Unix のプログラマに、次の 2 つのプログラミングインターフェイスを提供しています。
MOVEit API は、開発者が MOVEit サーバーと安全にファイルの交換を行い、フォルダー設定、フォルダーのアクセス許可、ユーザーおよびグループのメンバーシップを管理するためのアプリケーションとスクリプトを構築できる、Windows COM オブジェクトです。
MOVEit .NET API は動的にリンクされたライブラリとクライアント呼び出しで構成され、これにより開発者は MOVEit サーバーと安全にファイルのやり取りを行い、フォルダー設定、フォルダーのアクセス許可、ユーザーおよびグループのメンバーシップを管理するためのアプリケーションとスクリプトを構築できます。
MOVEit API Java は、開発者が MOVEit サーバーと安全にファイルの交換を行い、フォルダー設定、フォルダーのアクセス許可、ユーザーおよびグループのメンバーシップを管理するためのアプリケーションとスクリプトを構築できる、Java クラスです。
これらの製品は MOVEit から個別にライセンス供与されているため、MOVEit API 製品の詳細情報については、直接 Ipswitch に問い合わせることができます。
MOVEit Automation は、さまざまな Windows ファイルシステム、FTP/FTPS/SFTP サーバー、メールサーバー、Web サーバー、MOVEit サーバー、および AS1/AS2/AS3 パートナーとの同時ファイル送信が可能な、エンタープライズファイル送信マネージャです。
この製品には、多機能のタスクスケジューラ、配信保証、即時 (イベント駆動型) 送信、単一タスクにおける複数の送信元/送信先のサポート、フォールトトレラントサンドボックス内の処理ファイルに対するカスタムの VBScript の実行機能、カスタムイベントログ、E メール通知サポートが組み込まれています。セキュリティ機能としては、リモート制御/設定のための保護されたチャネルと、リモートホスト資格情報を含む設定情報の AES 暗号化が用意されています。
注: MOVEit V.6.5 以降と共に使用するには、すべての MOVEit Automation クライアントを以下の最新リリースのパッチバージョンに更新する必要があります。これより古いバージョンの MOVEit Central には MOVEit V.6.5 で改善されたフォルダー構造を使用する際に問題が生じるため、現在、MOVEit に 6.5 より前のバージョンからサインオンすることはできません。また、以下のいずれかのパッチバージョンにアップグレードするように促すメッセージが表示されます。