システム管理者として MOVEit Transfer にサインインすると、組織を作成するための手順がウィザードに表示されます。MOVEit Transfer における「組織」の論理的概念は、「ビジネス単位」、またはユーザープロファイル、グループ、フォルダー、およびファイルを含むデータベースインスタンスを意味します。
[Technical Contact (技術担当連絡先)]。ヘルプデスクグループやカスタマサービスチームなど、組織の主要な技術担当連絡先の名前、電話番号、および E メールアドレス。この情報は、通知メールと [テクニカルサポート] ページでユーザーに提供されます。これらの値は組織の作成後に変更できます。
ホストアクセスルール
ホストアクセスルールは、ユーザーと管理者がシステムにログオンできるホストと IP アドレスを定義します。後でさらにルールを追加することもできます。
[Allow (End) Users to Connect From ((エンド) ユーザーに許可する接続元)]。エンドユーザーが最初に MOVEit Transfer にログオンできるホストを定義します。ほとんどの組織ではエンドユーザーがどこからでも接続できるようにするため、デフォルトのマスクは *.*.*.* です。
[Allow Administrators to Connect From (管理者に許可する接続元)]。管理者ユーザーが最初に MOVEit Transfer にログオンできるホストを定義します。デフォルトのマスクは 10.*.*.* で、これによって管理者は内部ネットワークから接続できるようになります。
管理者の追加
この手順では、新しい組織に最初の管理者アカウントを作成します。アカウントの作成後にユーザー名を変更することはできませんが、パスワードと E メールアドレスは変更できます。
[パスワード]。自動的に生成された推奨パスワードを使用するか、[Use Own Password (独自のパスワードを使用する)] を選択して独自のパスワードを入力します。このアカウントのパスワードは後で変更できます。
[E メールアドレス]。ユーザーや IP のロックアウト、ユーザーの期限切れなどのイベントの発生時にこの管理者アカウントに対して送信される通知の宛先となる E メールアドレス。アカウントが通知を受信しないようにするには、このフィールドを空白のままにします。このアカウントの E メールアドレスは後で変更できます。
完了しました!転送ファイルのアップロードを開始するには、さきほど作成した管理者として MOVEit Transfer にサインインします。詳細については、次のトピック「基本情報のアップロード」を参照してください。