NTP タイムサービス (RFC 1305) は、サーバークロックを既知の正常な値と同期させる有効な方法です。
Ipswitch では、MOVEit Transfer サーバー上の NTP クライアントアプリケーションとして、w32tm.exe (Windows32Time) という Windows ユーティリティの使用を推奨し、実際に使用しています。このクライアントに関する詳細情報については、Microsoft のサイトで公開されている w32tm のドキュメントを参照してください。ほとんどのタイムクライアント設定で関与するのは、サーバーが使用する 1 つのパラメータと、1 つのアクション (時刻同期を強制する方法) のみです。
タイムサービスは Windows Server に組み込まれています。サービスを設定するには、コマンドプロンプトから以下の手順に従ってください。
次のコマンドを実行します (ここで、ntp.yourisp.net は、pool.ntp.org など、信頼性の高いタイムサーバーのホスト名に置き換えてください)。
C:\>net time /setsntp:ntp.yourisp.net
次のコマンドを実行します。
C:\>w32tm /resync /nowait Sending resync command to local computer...The command completed successfully.
仮想サーバー (VMware の製品や Microsoft の VirtualPC など) 上でタイムクライアントを実行している場合、ホストのオペレーティングシステムのクロックは、一般的に、仮想サーバー上で実行されているタイムクライアントのデータよりも信頼性が高いと見なされます。たとえば、ホストのオペレーティングシステムで現在時刻が 3:25 で、リモートのタイムサーバーの時刻が 3:27 の場合、仮想サーバーの OS コンソールでは、時刻が 3:27 になった直後、3:25 に戻ります。
このような奇妙な相互動作を最小限に抑えるため、ホストのオペレーティングシステムの時刻は常に最新の状態にし、仮想サーバーのタイムクライアントの使用は避けてください。
一般に公開されているタイムサーバーのリストについては、http://support.ntp.org/bin/view/Servers/NTPPoolServers を参照してください。