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フォルダータイプと記号

ファイルは、組織のルートフォルダーに保存されている MOVEit フォルダーに保存されます。ルートフォルダーは組織の作成時に作成されます。汎用フォルダー、または共有フォルダーは、管理者 (sysadmin、admin、fileadmin) またはフォルダー共有権限を持つ正規ユーザーが指定できます。

ルートフォルダー

管理者はルートフォルダーに対して任意のアクセス許可を設定することができ、ルートフォルダーのアクセス許可はサブフォルダーに反映されます。管理者は、ルートフォルダーに対するアップロードとダウンロードの許可と、MOVEit Web インターフェイスの第 1 階層のフォルダー (ルートフォルダーのサブフォルダー) の再帰的なダウンロードの許可を行うことができます。ユーザーは既存のフォルダーとファイルをルートフォルダーにコピーできます。

共有している汎用フォルダー

管理者は、独自のディレクトリ構造を設定して、さまざまなユーザーやグループからファイルを収集したり、これらにファイルを配布することができます。MOVEit の以前のバージョンでは、インストールすると「配信」フォルダーが作成され、フォルダータイプが限定されていました。バージョン 6.5 以降の MOVEit では、管理者はルートフォルダー内に任意のフォルダーを設定したり、ルートフォルダー自体を共有フォルダーとして使用したりすることができます。

汎用フォルダーは、コンテナー、または共有フォルダーの「収集ポート」としても使用されます。共有フォルダーは、セキュアフォルダー共有が有効になっている組織内の正規ユーザーまたは管理者が共有するフォルダーです。これらのフォルダーには、スパナのアイコンも表示されます。他のユーザーとフォルダーを共有するには、トピック「フォルダーの共有」を参照してください。

仮想フォルダー

仮想フォルダーとは、MOVEit のフォルダーツリーに実際にある別のフォルダーにリンクするフォルダーであり、仮想フォルダーを使用すると、別の場所にあるターゲットフォルダーのコンテンツをユーザーが表示することができます。仮想フォルダーを作成すると、ターゲットフォルダーの親フォルダーまたはサブフォルダーへのアクセスを許可しなくても、ユーザーが既存のフォルダーを使用できるようになります。たとえば、ユーザーのホームフォルダー内に、ターゲットフォルダー /Tools/Images を指す「Images」という名前の仮想フォルダーを作成できます。この仮想フォルダーは、ユーザーに対して /Home/UserID/Images として表示され、/Tools/Images のコンテンツが表示されます。

ユーザーのホームフォルダー (および正規のフォルダー)

ユーザーのホームフォルダーは通常、ユーザーがファイルの移動やアップロードを行うデフォルトのフォルダーです。ユーザーのホームフォルダーは組織に対してデフォルトで設定できます。また、組織でフォルダータイプが制限されていない場合、管理者は任意のフォルダーに設定できます。ユーザーのホームフォルダーの設定方法の詳細については、「ユーザー - 概要」の「ユーザーを追加するには」を参照してください。デフォルトで、各ユーザーは組織のトップレベルのホームフォルダー内に作成された個別のホームフォルダーを持ちます。ホームフォルダーの所有者に割り当てられるアクセス許可は組織によって異なることがあります。通常、所有者は各自のホームフォルダーの読み込み/書き込みができます。また、各自のホームフォルダーに他のユーザーがファイルをアップロードしたときに通知を受け取ることができます。

共有しているフォルダー (セキュアフォルダー共有)

セキュアフォルダー共有が有効になっている組織内の正規ユーザー、または管理者が共有するフォルダーです。他のユーザーとフォルダーを共有するには、トピック「フォルダーの共有」を参照してください。