エンドユーザーとクライアントは、さまざまなインターフェイスとプロトコルから MOVEit にアクセスできます。指定できるプロトコルには、HTTPS、FTP over SSL、および FTP over SSH があります。
システムインテグレータやオートメーターは、MOVEit Automation を使用したり、MOVEit Transfer RESTful、Java、または .NET API を使用したりしてMOVEit Transfer にアクセスすることもできます。
組み込みの Web インターフェイスにより、Web ブラウザを使用すれば、登録ユーザーまたはゲストユーザー (そのように設定されている場合) にアクセスできます (サポートされているブラウザのリストについては、リリースノートを参照してください)。権限を持つ管理者は、許可された場所から MOVEit サーバーを設定でき、顧客とパートナーは、ポータルを使用してファイルを MOVEit システムの内外に移動できます。
WebUI (表示は正規ユーザーのホーム) |
WebUI (表示はファイル情報ビュー) |
MOVEit Mobile 2.0 は、iOS および Android デバイス向けの新機能です。次のような使いやすい無料の機能を備えています。
MOVEit Mobile 2.0 は MOVEit Transfer 2020 以降で使用してください。MOVEit Mobile ユーザーは、機能の補完が少なくなった MOVEit Transfer2019.2 サーバーにもサインオンできます (MOVEit Transfer 2019.2 サーバーとの下位互換性がある場合)。
MOVEit Mobile 2.0 (表示は Google Play) |
サインオン |
セキュアなファイル転送ホーム |
機密パッケージの送信 |
MOVEit Client には次の機能があります。
デスクトップからのファイルのドラッグ、ドロップ、および共有
また、登録済みユーザーが MOVEit Ad Hoc Transfer でのパッケージの送信に使用できる Microsoft Outlook プラグイン (Ad Hoc Transfer ライセンスがあれば無料) も提供されています。
添付ファイルを MOVEit パッケージとして追加 (MOVEit Ad Hoc プラグインコントロールは緑色で表示)
セキュア FTP クライアントを使用するユーザーまたはプログラムについては、MOVEit サーバー上でセキュア FTP インターフェイスも使用できます。MOVEit ファミリーには、スクリプト対応の無料のコマンドラインクライアントである MOVEit Freely (FTP) と MOVEit Xfer (HTTPS) が用意されており、どちらもファイル整合性チェックをサポートしています。また、Progress Software Corporation では WS_FTP Professional も提供しています。これは強力な機能セットを備えた Windows ファイル送信クライアントであり、ファイル整合性チェックもサポートしています。多くのサードパーティ企業が、MOVEit のセキュア FTP over SSL および FTP over SSH サーバーとのインターフェイスを備えたデスクトップおよびサーバー向けのセキュア FTP クライアントを製造しています。
FTP プロトコルより詳細に MOVEit 環境を制御する必要がある IT 部門の場合は、MOVEit API を使用すれば、COM オブジェクト (Windows の場合) または Java クラス (UNIX、Linux、Windows、IBM などの場合) を介して MOVEit へのアクセスや MOVEit の制御を行うことができます。MOVEit API も完全な整合性チェック付きのファイル送信をサポートしており、いくつかのコマンドラインユーティリティが付属しています。
MOVEit EZ は、デスクトップとサーバー間の自動化を実現し、ローカルフォルダーのように MOVEit にアクセスする機能を備えています。MOVEit EZ は、ユーザーのデスクトップと MOVEit 間でコンテンツを同期し、送信のスケジュールを設定するトレイアイコンアプリケーションです。デスクトップとサーバー間の自動化や、ローカルフォルダーのように MOVEit にアクセスする機能が必要な環境で役立ちます。
MOVEit で AS2 および AS3 ファイル送信がサポートされるのは、MOVEit Automation および適切なライセンスと共に使用した場合です (MOVEit はスタンドアロンの AS3 サーバーとして使用できますが、MOVEit Automation がない場合、特定のメッセージの暗号化または復号化を行うことはできません)。