SNMP MIB Manager を使用した MIB ファイルのトラブルシューティング

SNMP MIB Manager は、WhatsUp Gold にインポートされたか既に存在するすべての MIB ファイルを検証します。MIB ファイルでエラーが見つかった場合は、[ステータス] 列にファイル内のエラーと警告の数が表示されます。MIB ファイル構文が正しく、すべての MIB ファイルの依存関係が満たされると、MIB ファイル名の横にチェックマークが表示され、[ステータス] 列に成功のメッセージが表示されます。

SNMP MIB Manager の使用

MIB ファイルの問題とエラーの特定

MIB ファイルにエラーが存在する場合は、MIB Manager を使用してコードの問題が存在する場所を特定し、MIB ファイルをテキストエディタ (メモ帳など) で開いてコードを修正できます。コード内に存在する問題はさまざまです。たとえば、MIB ファイルに単純な構文エラーがあったり、MIB ファイルが別の MIB ファイルに依存しているといった問題があります。問題を見つけて修正するために MIB ファイルを表示する場合は、エラーメッセージを使用します。

SNMP MIB Manager リストに表示されるエラーには 2 種類あります。

ヒント 最も一般的な MIB エラーは、MIB ファイルが MIB ライブラリに含まれていない別の MIB ファイルに依存していることが原因で発生します。通常、この問題を修正すると、多くの MIB 問題が解決されます。
:MIB が見つからない場合、MIB Manager は次の例のようなエラーで問題を示します (MIB ステータスレポートから抜粋)。
22 ipMRouteGroup, ipMRouteSource,
23 ipMRouteSourceMask, ipMRouteNextHopGroup,
24 ipMRouteNextHopSource, ipMRouteNextHopSourceMask,
25 ipMRouteNextHopIfIndex,
26 ipMRouteNextHopAddress FROM IPMROUTE-STD-MIB
Error:Cannot find module (IANA-RTPROTO-MIB):At line 26 in
C:\PROGRA~1\Ipswitch\WhatsUp\Data\Mibs/IPMROUTE-STD-MIB.my
このレポートで重要な情報は次のとおりです。
Cannot find module (IANA-RTPROTO-MIB).
この情報は、IANA-RTPROTO-MIB が C:\Program Files\Ipswitch\WhatsUp\Data\Mibs の MIB ライブラリにないことを示します。
MIB ファイルが見つからないと判断した場合は、ファイルを手動で \Program Files\Ipswitch\WhatsUp\Data\Mibs\ ディレクトリにコピーするか、SNMP MIB Manager を使用して新しい MIB ファイルを追加 (インポート) できます。

MIB ファイルコードを特定および修正するには:

  1. [ステータス] 列でエラーメッセージを含んだ MIB ファイルを選択し、[表示] をクリックします。エラー数または警告数を示した概要情報がページの先頭に表示されます。[エラー数または警告数のある行] 概要情報で行番号をクリックすると、エラーを含んだコードの行に直接移動できます。

    警告を含む SNMP MIB Manager ビューア

  2. コードの問題を特定した後、テキストエディタを開き、コードを修正します。MIB ファイルは ..\Program Files\Ipswitch\WhatsUp\Data\Mibs にあります。
  3. コードを変更したら、MIB ファイルを保存し、[SNMP MIB Manager] ダイアログで [再読み込み] をクリックします。
  4. リストから変更した MIB ファイルを探し、すべてのエラーが修正されていることを確認します。すべてのエラーが修正されている場合は、[閉じる] をクリックします。[SNMP MIB Manager] ダイアログ (バリデータ) にエラーが表示される場合は、すべてのコード問題が修正されるまで手順 1 ~ 3 を繰り返します。

参照

SNMP MIB Manager の使用