CLI 設定ライブラリの概要

WhatsConfigured はその基本機能レベルで、ネットワークデバイスの多くの設定タスクの自動化を支援するために作成されたソフトウェアです。WhatsConfigured はデバイスのコマンドラインインターフェイス (CLI) とプログラム的に対話することで、これらの設定タスクを実行します。多くのデバイスベンダーは、ネットワーク管理者が自社 CLI と対話するためのさまざまな規格を指定しています。たとえば、コマンドプロンプトの文字シーケンスや、コマンドの末尾を示すシーケンスです。柔軟性をさらに高めるため、WhatsConfigured ではデフォルトの CLI 設定を上書きできます。具体的には、CLI 要素のカスタムセットを特定のベンダー製デバイスまたは特定の IP アドレスに合わせて定義します。これにより、WhatsConfigured がタスクの実行を試みるとき、それらのデバイスと正しく通信できます。リモート CLI 設定ライブラリには、WhatsConfigured タスクをネットワークデバイス上で実行するために必要なコマンド発行に使用される CLI 設定がすべて格納されています。

このライブラリには、2 つのデフォルト設定と、WhatsConfigured とともにインストールされるさまざまな事前定義システム設定があります。これらのシステム設定を使用することも、それらをコピーして新しいユーザー定義設定を特定の OID をサポートするデバイスまたは特定の IP アドレスのために作成することもできます。

リモート CLI 設定ライブラリにアクセスするには:

WhatsUp Gold Web インターフェイスから、[Configured] > [CLI 設定ライブラリ] に移動します。

新規または既存の設定を設定するには:

メモ デフォルトスクリプトとシステムスクリプトは変更または削除できないため、デフォルトスクリプトと事前設定システムスクリプトでは [編集][削除] ボタンは無効になっています。

OID とデバイスの IP アドレスキー

Telnet と SSH の 2 つのデフォルトスクリプトでは、キー (OID と IP) を使用しません。WhatsConfigured ではデフォルトスクリプトを使用して、OID も IP アドレスも見つからないデバイスと通信します。事前設定のシステム設定は、特定の OID に基づきます。これは、製造元が装置の異なるモデルを識別するためにプライベート MIB で割り当てた SNMP オブジェクトです。WhatsConfigured はこれらの設定を CLI 設定セットで指定された OID をサポートするどのデバイス上でも使用できます。ユーザー定義設定は、単独かグループの OID または特定デバイスの IP アドレスのいずれかに基づくことができます。

フィルタ処理

[デバイス別にフィルタ] リストで、特定のデバイスまたはデバイスグループについてリモート CLI 設定ライブラリをフィルタ処理できます。このリストには、前回のフィルタ処理の基準に使用したデバイスが表示されます。このダイアログを初めて開いたときには、リストには何も表示されません (<なし>)。設定を表示または設定するデバイスを選択するには、[選択] ボタンをクリックします。

設定の優先順位

WhatsConfigured は最初に、ユーザー定義設定を検索し使用して、デバイスと通信します。ユーザー指定設定がない場合、適切なシステム設定を検索して使用します。デバイスで、いずれかのシステム設定内で指定された OID をサポートしていない場合、WhatsConfigured は特定の OID を指定しないデフォルト設定に戻ります。

同じ IP アドレス、OID、または OID グループに対して 2 セットの設定が指定された場合、WhatsConfigured はリスト内で最後の設定セットまたは特定の IP アドレスまたは OID のために作成された 2 番目の設定セットを使用します。

参照

CLI 設定ライブラリの使用

CLI 設定の概要

CLI 設定の指定

CLI 設定のインポートとエクスポート