アクションでのコンテキストオブジェクトの使用

コンテキストオブジェクトは、スクリプトが WhatsUp Gold と対話するためのインターフェイスを提供します。

すべてのメソッドおよびプロパティは、[コンテキスト] 名前空間を使用して取得されます。

メモ このヘルプファイルからコピーする場合に著作権情報が表示されているときは、切り取って貼り付ける際に著作権情報を削除してください。

メソッド

メソッドの説明

LogMessage(sText);

このメソッドでは、メッセージを WhatsUp Gold デバッグログに書き込むことができます。メッセージはイベントビューアに表示されます。

JScript

Context.LogMessage( "Checking action name using Context.GetProperty()");

VBScript

Context.LogMessage "Checking Address using Context.GetProperty()"

SetResult(LONG nCode, sText);

このメソッドでは、結果コードと結果メッセージを設定できます。この方法を使用して、WhatsUp Gold システムにアクションの成否を伝えます。

JScript

Context.SetResult(0, "スクリプトは正常に完了しました。"); //Success
Context.SetResult(1, "An error occurred."); //Failure

VBScript

Context.SetResult 1, "エラーが発生しました。"

NotifyProgress(sText);

このメソッドでは、メッセージをアクション進行中ダイアログに書き込むことができます。メッセージは [テスト] ダイアログと [実行中のアクション] ダイアログに表示されます。

JScript

Context.NotifyProgress( "Checking action name using Context.GetProperty()");

VBScript

Context.NotifyProgress "Checking Address using Context.GetProperty()"

IsCancelled();

このメソッドでは、アクションがユーザーによってキャンセルされたかどうかをテストします。true が返された場合、スクリプトは終了します。

キャンセルは、ユーザーがアクション進行中ダイアログで指定するか、シャットダウン時に WhatsUp Gold エンジンによって行うことができます。

GetProperty(sPropertyName);

このプロパティでは、多くのデバイス固有の機能的側面にアクセスできます。これらの項目にアクセスするには、記載されている名前を使用します。名前では大文字と小文字が区別されます。

"ActionName"

アクションの表示名

"Address"

デバイスの IP アドレス

"Name"

デバイスのネットワーク名

"DisplayName"

デバイスの表示名

"DeviceID"

デバイス ID

"ActionTypeID"

アクションの種類の ID

"TriggerCondition"

アクションが発生した理由。

トリガ値:

 1 モニタが「停止」から「稼動」に変更されました
 2 モニタが「稼動」から「停止」に変更されました
 4 パッシブモニタを受信しました...
 8 [テスト] ボタンが押されました
16 これは定期アクションです...
32 デバイスが稼動中です
64 デバイスが停止しています

"CredWindows:DomainAndUserid"

Windows NT ドメインおよびユーザー ID

このコンテキストオブジェクトは、なりすましが有効な場合にのみ使用できます。

"CredWindows:Password"

Windows NT パスワード

このコンテキストオブジェクトは、なりすましが有効な場合にのみ、使用できます。

JScript

var sAddress = Context.GetProperty("Address");
var nDeviceID = Context.GetProperty("DeviceID");

参照

アクションのスクリプト作成

アクティブスクリプトのアクションの例