システムしきい値の設定

超過した場合に監視が失敗となる上限をシステムプロパティのしきい値に設定します。

プロパティ

定義

コンテキストスイッチ

1 秒あたりのスレッド間のスイッチ率。スレッドのスイッチは単一のプロセス内でも複数のプロセス間でも発生します。スレッドスイッチはあるスレッドが別のスレッドに情報を要求することによって、あるいはスレッドが他のスレッドによって横取りされ、高優先スレッドが実行準備に入ることによって起こります。Windows NT はサブシステムの保護にユーザーモードと特権モードに加え、プロセス境界も使用します。したがって、アプリケーションのために Windows NT が実行した作業は、アプリケーションの特権モード時間に加えて他のサブシステム処理にも表示されます。サブシステムに切り替えると、アプリケーションスレッドにコンテキストスイッチが 1 つ生じます。これを元の状態に切り替えると、別のコンテキストスイッチがサブシステムスレッドに生じます。

CPU キュー長

プロセスキュー内のメッセージ数。複数のプロセッサを搭載しているコンピュータでもプロセッサ時間のキューは 1 つだけです。ディスクカウンタとは異なり、このプロパティは実行準備ができているスレッドのみをカウントし、実行中のスレッドはカウントしません。持続されているプロセッサキューが 2 スレッドを超える場合は一般に、プロセッサに大きな負荷がかかっていることを示します。このプロパティは平均値ではなく最新の監視値を表示します。

システム呼び出し

実行中のすべてのプロセスによる Windows NT サービスルーチンへの 1 秒あたりの呼び出しを含めた率です。これらのルーチンは、コンピュータ上の処理状況のすべての基本的スケジューリングと同期を行い、非グラフィカルデバイス、メモリ管理、名前空間管理へアクセスできるようにします。このプロパティは、最新の 2 つのサンプリングで監視した値の差をサンプリング間隔の時間で割った値を表示します。