Netflow データベースの縮小

Netflow データベース使用率は、主にフロー対応デバイスから受信したフロー数と、WhatsUp Gold Flow Monitor プラグインのデータ保管設定で決まります。Flow Monitor が必要とする領域を縮小するには、次の変更を検討してください。

  1. [Flow Monitor 設定] ダイアログ ([実行] メニューの [Flow Monitor] セクションで [設定] > [設定] を選択) で、[レポートデータ] 設定を変更します。このダイアログで、生データ、時間データ、および日次データの各ロールアップ設定を変更できます。

    デフォルトでは、Flow Monitor はデータを 4 日と少しの間保持してから、NfArchive データベースにアーカイブします。このデフォルト設定はほとんどのユーザーに適していますが、保管設定を大きい値に変更している場合や、ソースから大量のフローを受信する場合は、データベースのサイズが大きくなります。

    デフォルトの [レポートデータ] 設定は、次のとおりです。

    • [データ収集間隔] - 2 分
    • [ロールアップまでの生データの有効期限] - 4 時間
    • [ロールアップまでの時間データの有効期限] - 1 日
    • [日次データをアーカイブするまでの有効期限] - 3 日
    • [アーカイブデータの有効期限] - 7 日
    • [プライベートアドレス解決間隔]- 48 時間
    • [パブリックアドレス解決間隔]- 720 時間
    • [未分類トラフィックの有効期限] - 0 時間
  2. 未分類トラフィックを削減または無効にします。

    未分類トラフィックに関する情報を保管している場合、データの保管期間を短縮できないか検討してください。デフォルトでは、Flow Monitor は WhatsUp で設定されていないアプリケーションとプロトコルに関するフロー情報は無視します。Flow Monitor でこのトラフィックの監視を開始できますが、未分類トラフィックを大量に受信するか、このトラフィックを長期間保管すると、データベースのサイズが大きくなります。

    情報を分類するため、ネットワーク上の特定のトラフィック用に新しくアプリケーションを作成することも検討してください。

    詳細については、「標準外ポートでのトラフィックの監視」と「未分類と見なされるトラフィックの分類」を参照してください。

  3. 大容量の SQL エディションに移行します。

    上記の手順を行ってもデータベースサイズを十分に縮小できない場合や環境が大きい場合は、WhatsUp Gold に付属の SQL Server Express Edition インスタンスから大容量の SQL バージョン (SQL Standard や SQL Enterprise など) に移行する必要がある場合があります。SQL Server のデフォルトの WHATSUP インスタンスから別の SQL インスタンスに移行する方法の詳細については、WhatsUp Gold Web サイトにある『WhatsUp Gold Database Migration and Management Guide』を参照してください。