リモート Microsoft SQL Server データベースのある WhatsUp Gold の移行
Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 R2 のリモートデータベースを使用している WhatsUp Gold のインストール環境を別のサーバーに移動する手順を以下に示します。
前提条件
WhatsUp Gold が収集するデータの保管に、既存の Microsoft SQL Server 2008 R2 または Microsoft SQL Server Cluster 2008 R2 を使用できます。それには、以下の各要件が満たされている必要があります。
- Microsoft SQL Server 2008 R2 (英語のみ) が WhatsUp Gold ホストコンピュータまたは別のコンピュータにインストールされていること。WhatsUp Gold は英語以外のバージョンの Microsoft SQL Server 2008 R2 または Microsoft SQL Server Cluster 2008 R2 をサポートしていません。
- ターゲット SQL Server のサーバーレベル照合順序がソース SQL Server Express の現在の照合順序と一致していることを確認してください。その方法については以下の手順の説明を参照してください。
- WhatsUp Gold と SQL Server が同じ物理マシン (サーバー) 上に存在しない場合、システムクロックが同じタイムゾーンに同期されていることを確認してください。システムクロックが同期されていない場合、不正確なデータがレポートに表示されることがあります。
- Microsoft SQL Server 2008 R2 または Microsoft SQL Server Cluster 2008 R2 が混合モード認証用に設定されていること。移行には sa アカウントを使用する必要があります。
- Microsoft SQL Server がリモートコンピュータにインストールされている場合、リモート接続を許可しなければなりません。詳細については、「リモート接続を許可するよう Microsoft SQL Server を設定する方法」を参照してください。
- データベースに接続するには、Microsoft SQL Server のユーザーアカウントを使用します。
- 次の要件を満たすユーザーアカウントを持つよう Microsoft SQL Server を設定しなければなりません。
- 使用される SQL ログインは
sysadmin
サーバーロールのメンバーであること
- または - - SQL ログインが
sysadmin
サーバーロールのメンバーでない場合- SQL ログインは 新しいくインストールされた WhatsUp Gold で
CREATE ANY DATABASE
権限を持っていること
- または - - SQL ログインはそのデータベースの所有者であること。そうでなければ WhatsUp Gold は正しく機能しません。さらに、SQL ログインはすべての製品のデータベースで
db_owner
データベースロールのメンバーであること。
アプリケーションとデータベースのセットアップに従って、DENY VIEW ANY DATABASE
アクセス権を SQL ログインに設定できます。このアクセス権が設定されている場合、その SQL ログインで WhatsUp Gold データベースにアクセスできることを確認してください。.
sysadmin
サーバーロールとアクセス権が制限されているアカウントの詳細については、「制限されている権限: 概要」を参照してください。
- ユーザーの言語を [(米国) 英語] に設定します。これは、WhatsUp Gold が使用するログインのプロパティで設定することができます。
SQL Server の照合順序を確認するには
- SQL Server Management Studio を開き、画面の指示に従ってターゲットサーバーに接続します。
- エクスプローラツリーの最上位の SQL Server フォルダを右クリックして をクリックします。
![サーバープロパティにアクセスするには、サーバーを右クリックして [プロパティ] をクリック](36314.png)
- をクリックします。サーバーの照合順序は フィールドに表示されます。
![[サーバー照合順序] フィールドは [サーバーのプロパティ] ダイアログの [一般] タブにあります。](36315.png)