制限されている権限:概要
データベース構成に応じて SQL ログインを WhatsUp Gold で使用できるように新規作成または改変する手順を以降に示します。以下の点に注意してください。
- このセクションは、WhatsUp Gold を以前のバージョンから16.1以降のバージョンにアップグレードする場合にのみ適用されます。新しい WhatsUp Gold のインストールは、デフォルトではアクセス権に制限のある専用アカウントが使用されます。
- ここでは、WhatsUp Gold がインストール済みであり、ネットワークデータの収集が既に開始されているものと想定しています。そのソフトウェアをまだインストールしていない場合は、インストールしてから先に進んでください。
- 以降の手順は、すべてのエディションの SQL Server および現在サポートされているバージョンの SQL Server (2005、2008、および 2008 R2) すべてに当てはまります。
- SQL ログインを新規作成し権限およびデータベースアクセス許可を割り当てるコマンドは、sysadmin 固定サーバーロールのメンバーであるユーザーとして実行する必要があります。
- これらのコマンドは、SQLCMD ユーティリティを使用して実行し、WhatsUp Gold インストールとともに配布するか、または必要なアクセス許可を持つデータベース管理者が実行できます。SQLCMD を使用した SQL 文の実行については、「Executing SQL statements against the WhatsUp Gold database」を参照してください。
デフォルトでは、3 つのアプリケーションデータベースの名前は、WhatsUp、Netflow、および NFArchive です。アプリケーションデータベースに別の名前を選択していた場合、以降の手順の SQL コマンドでその別の名前ではなく正しい名前を入力する必要があります。
SQL ログインを簡単に見分けられるようにするため、WhatsUpGold_User と名付けることをお勧めしますが、ログインには自由にラベルを割り当てることができます。
さらに、この SQL ログインに CREATE ANY DATABASE と VIEW SERVER STATE サーバーアクセス許可を付与することもお勧めします。これにより、今後のバージョンの WhatsUp Gold でデータストレージ用の追加データベースが必要になっても、アプリケーションが作成できるようになります。さらに、アプリケーションは診断的トラブルシューティングで使用するための SQL 統計データ全般のパフォーマンスをモニタリングできます。