RealTime パフォーマンスモニタレポート
WhatsUp Gold RealTime パフォーマンスモニタ (RPM) レポートは、指定したポーリング間隔以外のタイミングで情報に基づいて判断を下す必要がある場合に、すばやく監視結果を確認できます。RPM は、個々のデバイスや、特定のエンドポイント間のトラフィックを知りたい場合、容量使用率指標の詳細を不定期に確認したい場合などに「焦点を絞った」パフォーマンスチェックを行うのに最適です。
Network Traffic Analyzerと同様に、RPM セッションはネットワーク上にトラフィックを生成します。また、WhatsUp Gold ポーラーの負荷も増えます。そのため、RPM では WhatsUp Gold の単一の展開に対して一度に開くことのできるセッション数が制限されています。
: RPM は、重要な時期やトラブルシューティング時、またはポーリングが通常のネットワークトラフィックを妨げない環境で (デバイスが専用の管理 NIC を実行している場合など)、意思決定のサポートに使用することをお勧めします。
RPM モニタにはいくつかの利点があります。
- リアルタイムの容量使用率を表示するための、プラットフォームに依存しない多機能ツールを備えています (たとえば Windows のタスクマネージャや Linux および Unix の Top などの代わりに使用)。
- リモートログインは必要ありません。SSH/Powershell/リモートデスクトップコマンドは必要ありません。
- ポーリング間隔 (検出の間の時間) を分単位ではなく秒単位で分割できます。
- 通常はポーリング間隔で平滑化および標準化されてしまうバースト期間を視覚的に捉えます。
- ヒントとガイドラインを確認してください。
RPM モニタの使用に関するガイドライン
RPM レポート作成を設定する際は、以下のヒントやガイドラインを参考にしてください。
- RPM ではパフォーマンスモニタを利用します(RPM を WhatsUp Gold パッシブモニタまたはアクティブモニタに使用することはできません)。
- 管理対象デバイスの関連するパフォーマンスモニタが有効になっていることを確認してください(有効になっていない場合、モニタが提供する測定値に RPM を利用できません)。
- アクティブスクリプト、ストレージアレイ、HyperV ホストマシン、HyperV ホストイベントログは、RPM に利用できません。
- RPM は、[更新間隔] 設定を除き、管理対象デバイスで実行されている特定のパフォーマンスモニタの設定を継承します。
レポートの生成
。監視するデバイスを選択します。
単一のデバイスの場合は [デバイスの選択] ダイアログを使用します。
コントロール
|
目的
|
[デバイス]
|
単一のデバイスを参照して選択します。
|
。RPM モニタのパフォーマンス統計を返すモニタを選択します。
。タスクとモニタに合わせてポーリング間隔を最適化します。
経時データのチャート作成と視覚化 (単一デバイスの機能的側面 )
機能的側面とデバイスを選択した場合は、チャートの作成と視覚化が可能です。
コントロール
|
目的
|
概要の設定
|
機能的側面のテーブルを含める (該当する場合)。
|
[チャートの種類]
|
- [線/面グラフ]。隣接する測定値を直線で結んだ散布図。
- [スプライン/スプライン面グラフ]。隣接するサンプルが段階的な勾配を示す、平滑化された外観のグラフを選択します。
|
[チャートオプション]
|
- [凡例]、[グリッド線]、[範囲セレクター]。わかりやすくするために凡例、グリッド線、および範囲セレクターを含めます。
- [傾向線]。データと平滑化した平均を表示して、傾向を示します。
|
更新間隔
|
- デバイス上の管理情報をポーリングする間隔を選択します。
|
: 傾向線は、ピーク間隔とサブピーク間隔、バースト期間、レイテンシ、および中断を明らかにするために線グラフや面グラフと比較できる移動平均を表します。
監視ストリームの制御
- 。 監視結果をストリーミングします。
- 。 監視を停止します。
- 。 監視ストリームを消去して再開します。
XML としてエクスポート
生成されたほとんどの RPM レポートデータは XML としてエクスポートできます。エクスポートするには、 () ([レポートアクション] () メニュー) を選択します。