このトピックでは、WhatsUp Gold デバイスのロールとサブロールを活用する最善で最短の方法をご紹介します。「デフォルトロール」(WhatsUp Gold にあらかじめ設定されているロール) を拡張する際は、以下の点を考慮してください。
WhatsUp Gold サブロール定義で、デフォルトのデバイスロールをベンダー固有のロールに簡単に拡張できます。拡張するには、ベンダー固有のモニタをデフォルトロールの監視リストに追加するだけです。実際には、適切なスキャン認証情報が指定されているとすると、このカスタマイズにより WhatsUp Gold で検出候補をより多く集めることができると同時に、デバイスから返される情報と、適用される監視の範囲とスコープを強化することができます。
最も重要なことは、このアプローチにより、スキャンルールをシンプルに維持できることです。WhatsUp Gold スキャンルールやデバイスロールではなく、ベンダー固有のモニタ設定内にカスタマイズや今後の調整を切り離しておくことができます。
個々のデフォルトデバイスロールは、機能カテゴリに基づいてデバイスを識別し、モニタを適用する、プラットフォームに依存しない広範なアプローチとして利用されます。この機能をベンダー固有になるように拡張するために、サイトの信頼性目標に則したモニタリストを作成、追加、監督し、混合プロトコル、ハードウェア、ソフトウェアベンダーを含む環境に対応させることができます。これが可能なのは、WhatsUp Gold では、これらのモニタが適切でありデバイスの現在の構成でサポートされていることを検出時に特定できた場合にのみ、モニタが現在のデバイスに適用されるためです。
Tip: スキャンに必要な認証情報が認証情報リストにあることを確認してください。この例では、モニタが現在のデバイスに適している場合にのみ検出プロセスによってモニタが適用される仕組みを利用しています。
拡張されたデフォルトサブロールを以下の図に示します。このサブロールは、監視ライブラリで作成したアクティブモニタ ([モニタ] リストで下線で示されている TrippLite UPS、Liebert Micro UPS など) を使用して拡張されています。アクティブモニタは、SNMP 拡張監視タイプ (図には示されていません) を使用してベンダー固有のモニタとして作成されています。デフォルトサブロールを WhatsUp Gold で拡張すると、[ソース] カテゴリが [システム] から [修正済み] に変わります。
この例では、デフォルトロールにベンダー固有の監視を追加します。
ステップ 1: 拡張するデフォルトロールまたはサブロールを選択する。 |
以下の点を考慮してください。
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ステップ 2: カスタムモニタリストを追加する。 |
以下の点を考慮してください。
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ステップ 3: ロールを有効にする。 |
ロール/サブロールライブラリでロールを有効にします。 |
ステップ 4: 検出する。 |
検出スキャンまたは再スキャンを実行して、ベンダー固有のモニタが変更したデフォルトロール定義の一部として適用されていることをテストします。 |