IMail Server (または SMTP サーバ) が別のホストを送信先とするメールを受け入れたり、そのメールをそのホストに送ったりする際にメールが中継されます。Mail Server ホスト以外のコンピュータで作成された他のホストを送信先とするメッセージは、IMail Server を通過する必要があります (つまり、IMail Server はメッセージを中継する必要があります)。お客様のユーザが (ローカルネットワーク上で) ローカル IMail Server を経由してのメール送信に POP3 または IMAP メールクライアントを使用されている場合、IMail Server はメールを中継する必要があります。IMail Server では以下のメール中継オプション (最もセキュアなものから最も安全性の低いものの順に並べてあります) が可能です。
ローカルメール ( IMail Server ホストを受信先とするまたは IMail Server から送信している) では、中継機能を使用しない。
<注記>インストール中に、以下の 4 つのオプションから選択できます。選択したアドレスに中継、 メール中継をしない、すべての人に中継する、更新時に中継 :既存のローカルメール中継設定を変更しないでください。インストール後に、IMail Server の [サービス] タブ > [SMTP 設定] ページで中継設定を変更できます。
SMTP サーバは、そのメールがメールクライアントが SMTP 認証するよう設定しているユーザからのものでない限り、他のホスト (IMail Server マシン上にないホスト) 宛てのメールを受け入れません。すべてのメールクライアントが SMTP 認証を行うように設定されていることを確認してください、そうしなければ、クライアントは非ローカル電子メールアドレスにメールを送信できません。SMTP 認証とは、クライアントがメッセージを送信する際に、ユーザ名やパスワードがメールサーバに対して表示されていることを意味しています。
SMTP サーバは、他のどのホスト宛てのどのホストからのメールも受け入れ、そのメールを再送信します (すなわち、メールゲートウェイとなります)。このオプションは、あらゆる人があらゆる人にメールを送信するためにお客様のサーバを使えるので、最低のセキュリティレベルです。大量送信者の中には、お客様のサーバを通じてメールを中継するだけでなく、メールがお客様のサーバから発信されているかのうように装うために、この能力を利用する者もあるかもしれません。
このオプションを選択した場合、お客様のサーバがオープンリレーを実行しているとしてブラックリストに掲載される可能性があります。これを防ぐには、[(アドレス) 宛てにメールを中継] を選択する必要があります。
メール中継オプションとその他のセキュリティ機能についての詳細は、「IMail Administrator ヘルプ」をご参照ください。