LDAP データについて

IMail Server は、標準の LDAP 属性 (名前、住所、組織名、電話番号など) とサイトを定義しているその他の属性を含むように IMail ユーザデータベースを拡張することで、LDAP データベースを提供しています。

IMail Serverにアカウントをもつ各ユーザは、LDAP エントリをもっています。あるユーザが IMail ユーザデータベースに追加される場合、LDAP エントリが以下の属性で定義されます。

基本ユーザ属性

ObjectClass

エントリのタイプ。この値は「inetOrgPerson」となります。

CN CommonName

ユーザのフルネーム。

メール

そのユーザの IMail Server 電子メールアドレス。これは、ユーザ ID とホスト名から構築されています。

UID

IMail Server のユーザ ID。

Surname

そのユーザの姓、名字。

ユーザが IMail Server システム上でメールを受信すると、その LDAP エントリがアクティブになります。

LDAP が有効化されたクライアントを使用しているので、ユーザは各自の LDAP エントリの情報を追加、削除、修正することができます。ユーザは、他のユーザのエントリを修正することはできません。以下の表では、(修正機能をサポートしている LDAP クライアントを使用して) ユーザが追加できるいくつかの付加的な属性を説明しています。

オプションの ユーザ属性

組織

ユーザの属する会社。

OU

会社または組織内の部署

Street

ユーザの住所の番地。

L

ユーザが属している市または地域。

ST

ユーザが属している都道府県。

C

ユーザが属している国。

telephoneNumber

ユーザの電話番号。

これらは、LDAP エントリで使用されている最も一般的な属性ですシステム管理者またはユーザは他の属性を定義することができます。

[Init LDAP] ボタンで、LDAP サーバが作成したすべての電子メールドメインのために作成された LDAP データベースを初期化します。Windows レジストリに格納されているユーザ ID のみでデータベースを上書きする場合を除いて、[LDAP 化] ボタンをクリックしないでください。どんな問題の解決でも、まず LDAP データベースの同期化を試してください。

Open LDAP サーバが起動していない場合は、このサーバを起動するかどうか質問されます。LDAP の初期化を行うと、属性値に対するすべてのユーザの変更と追加が削除され、すべてのユーザはデフォルト状態で LDAP サーバに戻ります。