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[Configure SMB (Server Message Block) Signing (SMB (サーバーメッセージブロック) 署名の設定)]

サーバーメッセージブロック (SMB) は、Windows が使用するファイルシステムアクセスプロトコルです。SMB 署名により、SMB パケットの受信者は認証確認を行うことで、SMB に対する「man-in-the-middle (中間者)」攻撃を回避できます。SMB 署名によってパフォーマンスはある程度低下しますが、通信はより安全になります。

このダイアログを使用して、コンピュータ全体の SMB 署名を設定します。SMB 署名は、不要 (安全性が低い) または必須 (安全性が高い) に設定できます。システムの SMB 署名は、他のシステムに対してクライアントとして機能しているときと、サーバーとして機能しているときを個別に設定できます。したがって、SMB 署名を要求しないことが、必ずしも、SMB 通信が署名されないことを意味するわけではありません。それは、対話に関与する他の Windows コンピュータの設定に依存します。

SMB 署名を設定するには、[Configure SMB (Server Message Block) Signing (SMB (サーバーメッセージブロック) 署名の設定)] を選択します。次に、[Require SMB signing as a client (クライアントとして SMB 署名を要求する)] オプションと [Require SMB signing as a server (サーバーとして SMB 署名を要求する)] オプションを自由に組み合わせて選択し、このコンピュータ上のサーバーとクライアントによって SMB 署名が要求されるかどうかを設定できます。

注: SMB 署名が要求される場合、特別な設定がされている一部の古い Windows コンピュータは、MOVEit Transfer コンピュータ上のリモートファイルシステムと互いにやり取りできない可能性があります。これが MOVEit Transfer を使用する一般的な顧客に影響する可能性はあまりありませんが、これらの設定を変更した場合には、マウントされているファイルシステムをテストしてからシステムを運用環境に戻してください。