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最終手順

セキュリティテンプレートオプションをすべて選択すると、最終的な選択項目が一覧表示されます。これらのオプションを使用して、生成されたセキュリティテンプレートでどのように処理を続行するかを指定します。選択を行い、[Finish (終了)] をクリックします。

[Final Options (最終オプション)]

このセクションで使用できる最終処理オプションは次のとおりです。

[Backup Registry (レジストリのバックアップ)]

このオプションを選択した場合は、SecAuxNET ユーティリティによって HKEY_LOCAL_MACHINE および HKEY_USERS レジストリハイブのバックアップコピーが作成されてから、その変更が実行されます。バックアップファイルは MOVEit Transfer のプログラムファイルディレクトリに配置されます。SecAuxNET が行ったレジストリの変更を元に戻すには、Windows の regedit.exe ユーティリティを使用してこのバックアップファイルを読み込みます。

[Apply Security Template (セキュリティテンプレートを適用する)]

このオプションを選択した場合は、生成されたセキュリティテンプレートが SecAuxNET ユーティリティによってローカルシステムに適用されます。生成されたセキュリティテンプレートファイルに基づいて、Windows の secedit.exe ユーティリティによって、セキュリティデータベースファイルが MOVEit Transfer プログラムファイルディレクトリに生成されます。次に同じユーティリティによって、セキュリティデータベースファイルの設定がシステムに適用されます。

[Final Processes (最終プロセス)]

[Finish (終了)] をクリックすると、SecAuxNET ユーティリティが以下の操作の実行を試みます。

  1. [Backup Registry (レジストリのバックアップ)] - [Backup Registry (レジストリのバックアップ)] オプションを選択した場合は、レジストリが最初にバックアップされます。詳細については、上記を参照してください。この手順は数分かかる場合があります。
  2. [Apply Current User Registry Changes (現在のユーザーのレジストリの変更を適用する)] - 最初のオプションのセクションで [Optimize Windows Explorer (Windows エクスプローラーの最適化)] オプションと [Optimize Internet Explorer (Internet Explorer の最適化)] オプションを選択した場合は、これらのユーザーベースのオプションが SecAuxNET ユーティリティによって直接適用されます。セキュリティテンプレート機構では変更を HKEY_CURRENT_USER レジストリハイブに適用できないため、この処理が行われます。
  3. [Create "MOVEit System" Group (「MOVEit システム」グループの作成)] - [Apply NTFS (NTFS を適用)] オプションを選択した場合は、SecAuxNET によって「MOVEit システム」と呼ばれるローカルユーザーグループが作成されます。このグループには MOVEit Transfer アプリケーションの実行に必要なローカルアカウントが追加され、MOVEit Transfer および MySQL フォルダーに適切な権限が付与されます。
  4. [Generate Security Template File (セキュリティテンプレートファイルの生成)] - テンプレートファイルの内容が、前のセクションで選択したオプションに基づいて生成されます。
  5. [Save Security Template File (セキュリティテンプレートファイルの保存)] - テンプレートファイルの内容が、MOVEit Transfer プログラムファイルフォルダー内の MOVEit_SecAux_SecurityPolicy.inf ファイルのローカルファイルシステムに保存されます。
  6. [Apply Security Template (セキュリティテンプレートを適用する)] - [Apply Security Template (セキュリティテンプレートを適用する)] オプションを選択した場合は、テンプレートがデータベースファイル内で処理されてから、システムに適用されます。詳細については、上記を参照してください。この手順は数分かかる場合があります。

[Complete (完了)]

SecAuxNet ユーティリティの実行が完了しました。問題が発生しなかった場合、プログラムは最後の処理手順を完了した後に終了します。

セキュリティテンプレートが設定に適用されなかった場合、オペレータは次の手順に従って手動でテンプレートを適用できます。

  1. コマンドプロンプトを開き、cd コマンドを実行して MOVEit Transfer プログラムファイルフォルダー (デフォルトでは C:\Program Files\MOVEit) に切り替えます。
  2. 次のコマンドを実行します。

    secedit /analyze /db MOVEit_SecAux_SecurityPolicy.sdb /cfg MOVEit_SecAux_SecurityPolicy.inf

    このコマンドは、セキュリティテンプレートファイルの設定に基づいて、セキュリティデータベースファイルを生成します。データベースは MOVEit_SecAux_SecurityPolicy.sdb ファイルに格納されます。

  3. 次のコマンドを実行します。

    secedit /configure /db MOVEit_SecAux_SecurityPolicy.sdb

    このコマンドは、データベースファイル内のセキュリティオプションをローカルシステムに適用します。

セキュリティテンプレート設定がローカルシステムに適用された後に設定を有効にするには、SecAuxNET ユーティリティで自動的に、またはオペレータが手動で、システムを再起動する必要があります。