パッケージをアーカイブすると、システム上でユーザーがこれを使用できなくなります。ただし、管理者は、アーカイブした後もアーカイブファイルをダウンロードして抽出することができます。管理者は、アーカイブを分割して内容を表示するための独自のプログラムを作成したり、Ipswitch が提供するパッケージアーカイブビューアを使用することができます。
アーカイブファイルは、アーカイブした後のすべてのパッケージおよび添付ファイルが圧縮された zip ファイルです。それぞれのファイルの名前にはシステムで指定されたファイルの ID が付き、拡張子はありません。これらのファイルは暗号化されません。
個々のパッケージファイルには、XML 形式のパッケージ情報が含まれています。
アーカイブされたパッケージファイルの例
<msgarchive>
<msg>
<head>
<address>
<from>
<type>user</type>
<username>jsmith</username>
<realname>John Smith</realname>
</from>
<to>
<type>user</type>
<username>helga</username>
<realname>Helga Finlayson</realname>
</to>
</address>
<timestamp>6/10/2004 4:58:58 PM</timestamp>
<attachment>
<id>3665038</id>
<originalfilename>picture.jpg</originalfilename>
<size>56621</size>
<integrity>1</integrity>
</attachment>
<subject>Example Package</subject>
</head>
<body>
<![CDATA[
John,
Here is a test message for you.
--Helga
]]>
</body>
</msg>
<readstatus>10</readstatus>
<history>
</history>
</msgarchive>
アーカイブされたパッケージファイルの最初のセクションはパッケージ本体で、msg タグで囲まれています。head セクションには、パッケージの送信者、受信者、タイムスタンプ、添付ファイル、および件名に関する情報が含まれています。body セクションには、CDATA タグで囲まれたメッセージ本文が含まれ、元のパッケージに含まれている HTML 形式の書式で完成します。
次に、アーカイブされた際のシステムのパッケージに関するメタ情報が含まれます。readstatus 要素には、アーカイブされた際のパッケージの読み取りステータスが含まれています。コードは、パッケージを読んだ受信者がいない場合は 0、一部の受信者がパッケージを読んだ場合は 5、受信者全員がパッケージを読んだ場合は 10 です。最後の history セクションには、パッケージに関する履歴項目が含まれます。
パッケージアーカイブビューアは、アーカイブ内のエントリを解析し、表示するための HTML 表現を生成するコマンドラインアプリケーションです。このアーカイブビューアを使用するには、Microsoft .NET Framework が必要です。
アーカイブビューアをダウンロードしてインストールするには:
アーカイブビューアを使用するには:
C:\MsgArchiveViewer\Archives
に抽出します。引数:
--inputpath
は解凍したアーカイブファイルの保存場所を指定します。
--outputpath
は出力ディレクトリを指定します。
例:
msgarchiveviewer --inputpath=c:\msgarchiveviewer\archives --outputpath=c:\msgarchiveviewer\output
パスにスペースが含まれている場合は、引用符で囲んでください。例を次に示します。
msgarchiveviewer "--inputpath=c:\msg archives\input" "--outputpath=c:\msg archives\output"
コマンドの進行状況に関する詳細を表示するには、--debug
オプションを追加します。
ファイルを表示するには: