[Edit RADIUS Authentication Settings (RADIUS 認証設定の編集)] セクションでは、このソースに使用するプライマリおよびバックアップのサーバーホスト、ポート、共有秘密鍵を指定します。プライマリのフィールドは必須ですが、プライマリの共有秘密鍵は空白にすることができます。バックアップのフィールドはオプションです。RADIUS サーバーのデフォルトポートは 1645 で、通常はあらかじめ入力されます。
このセクションでは、[Max Retries (最大試行回数)] および [Timeout (タイムアウト)] も設定できます。[Max Retries (最大試行回数)] では、クエリでエラーが発生した場合に、認証ソースに対してクエリをあと何回実行するかを指定します。[Timeout (タイムアウト)] では、クエリが失敗したと見なされるまでにシステムが応答を待機する秒数を指定します。
プライマリおよびバックアップの両方の RADIUS サーバーセクションに [Test Connection (テスト接続)] リンクがあり、認証設定のテストに使用できます。いずれかのリンクをクリックすると、テストウィンドウが開き、認証を試行するためのユーザー名とパスワードの入力を求められます。これらを入力すると、[RADIUS Connection Test Results (RADIUS 接続テスト結果)] ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、テストのパラメータ、テストの結果、およびテスト中に収集された診断情報がリストされます。
[RADIUS Authenticated User Template (RADIUS 認証済みユーザーテンプレート)] セクションでは、このソースで認証されたユーザーの処理方法を指定します。この設定は、RADIUS サーバーで正常に認証されたが、MOVEit Transfer サーバーにはまだ存在しないユーザーのみに影響を与えます。
[Auto-Create Account on Signon (サインオン時にアカウントを自動作成する)] 設定では、新しいユーザーが正常に認証された場合、自動的に MOVEit Transfer に追加するかどうかを指定します。[Fullname (フルネーム)]、[Email (E メール)]、および [Notes (メモ)] テンプレートフィールドでは、新しいユーザーを追加した場合に、フルネーム、E メールアドレス、およびメモのフィールドに使用する値を指定します。マクロ [USERNAME] を使用すると、ユーザーのユーザー名を表すことができます。[Default Authentication Method (デフォルトの認証方法)] 設定では、ユーザーの認証に外部認証ソースと MOVEit Transfer 内部データベースの両方を使用するか、外部ソースのみを使用するかを指定します。新しく作成された認証ソースの場合、この値はデフォルトで [External Only (外部ソースのみ)] に設定されます。[Create User As Clone Of (次の複製としてユーザーを作成する)] 設定では、管理者は、この認証ソースによって作成されたユーザーのテンプレートとして、既存のユーザーを選択することができます。この設定が有効である場合、選択したユーザーが複製され、新しいユーザーアカウントが作成されます。ブラウザで JavaScript が有効になっており、組織に 1 人以上のテンプレートユーザーが存在している場合は、デフォルトにより、テンプレートユーザーだけがドロップダウンメニューに表示されます。[Show All Users (すべてのユーザーを表示)] リンクをクリックすると、すべてのユーザーが再度リストされます。
あらかじめ設定された有効期限ポリシー ([expire after 30 days of inactivity (非アクティブ状態が 30 日続いたら期限切れにする)] など) を使用してユーザーを複製する場合は、「テンプレートユーザー」(ステータスが [active (アクティブ)] または [inactive (非アクティブ)] でなく [template (テンプレート)] であるユーザー) を使用する必要があります。テンプレートユーザーの複製により、MOVEit Transfer ではユーザー間で有効期限ポリシーを引き継ぐことができますが、テンプレートユーザー自身は有効期限ポリシーの影響を受けません。