Web タスクマネージャの使用 - [パフォーマンス] タブ
[パフォーマンス] タブは、WhatsUp Gold が監視中の選択済みデバイスに関する動的なパフォーマンス情報を提供します。この情報は、デバイスのパフォーマンスを把握し、特定のネットワークデバイスで発生する傾向、スパイク、その他の問題を識別するのに役立ちます。Web タスクマネージャを使用すると、WMI または SNMP 対応ネットワークデバイスのパフォーマンスを表示できます。
![NetTools Web タスクマネージャの [パフォーマンス] タブ](19752.png)
デバイスのパフォーマンス問題の原因となっているパフォーマンス問題 (たとえばシステムメモリがほとんど満杯であることを示すページファイル使用量など) を特定した後は、問題を修正してデバイスのパフォーマンスを正常に戻すことができます。
メモ Microsoft Windows を実行しているデバイスの情報を表示するとき、WMI によって収集された情報はリアルタイムで表示されます。しかし、SNMP によって収集された情報を表示するとき、1 分以上の遅延が生じる場合があります。この遅延は、Microsoft Windows が SNMP 値を更新する頻度に制限が設けられていることが原因で発生します。
Web タスクマネージャを使用するには:
- [デバイス] タブをクリックし、[デバイス] をクリックします。[デバイス] ページが表示されます。
- 詳細表示またはアイコン表示でデバイスを右クリックし、[Web タスクマネージャ] をクリックします。[Web タスクマネージャ] ダイアログが表示されます。
- 次のフィールドに適切な情報を入力するか、選択します。
- [アドレスまたはホスト名]。デバイスの IP アドレスを入力して、プロセス情報を表示するデバイスを選択します。[再接続] をクリックして、Web タスクマネージャから切断されたデバイスに接続します。
- [参照 (...)]。クリックして [Web タスクマネージャ認証情報] ダイアログを開き、WMI ユーザー名とパスワード、または SNMP 読み取りコミュニティを設定します。認証情報オプションは、認証情報ライブラリに保存されている認証情報から提供されます。
- [速度]。デバイスのパフォーマンスを監視する速度を選択します。
- [通常]。デバイス情報を 1 秒ごとに更新します。
- [中]。デバイス情報を 5 秒ごとに更新します。
- [遅く]。デバイス情報を 10 秒ごとに更新します。
- [一時停止]。デバイス情報の更新を停止します。
- [接続方法] ([プロセス] タブ)。デバイスの監視と管理に使用されるデバイスプロトコル (WMI または SNMP) を選択します。認証情報ライブラリに保存されている認証情報は、選択されたデバイスへの接続と情報の読み取りに使用されます。
メモ Microsoft Windows を実行しているデバイスの情報を表示するとき、SNMP によって収集された情報に 1 秒以上の遅れが見られることがあります。この遅延は、Microsoft Windows が SNMP 値を更新する頻度に制限が設けられていることが原因で発生します。このため、SNMP を使用して Microsoft Windows を実行しているデバイスのインターフェイス情報を表示する際は、[速度] を [中] または[遅く] に設定することをお勧めします。
- [タスクマネージャ] ページの一番下で、使用するタブ ([プロセス]、[パフォーマンス]、または [インターフェイス]) を選択します。
- トラブルシューティングについては、「SNMP および WMI 接続のトラブルシューティング」を参照してください。
WMI 対応デバイスに接続し、そのデバイスを表示したときに提供される情報の例は次のとおりです。この情報はオペレーティングシステムによって異なります。
- [CPU 使用率]。このグラフは、プロセッサが動作している時間の割合を示します。このグラフを使用して、プロセッサがどの程度動作しているかを確認します。
- [CPU 使用率履歴]。このグラフは、プロセッサがある期間内にどの程度動作したかを示します。[速度] オプション ([高速]、[通常]、[遅く]、[一時停止]) は変更できます。[速度] オプションは、[CPU 使用率履歴] の更新頻度を決定します。
- [PF 使用率]。このグラフは、ページファイルメモリの使用量を示します。
- [ページファイル使用量履歴]。このグラフは、ある期間内にページファイルメモリがどの程度使用されたかを示します。ページファイルメモリの使用量が多い場合は、使用可能なページファイルメモリを増やすことをお勧めします。
- [合計]。これは、選択されているデバイスで発生しているハンドル、スレッド、およびプロセスの合計数を示します。
- [コミットチャージ (K)]。デバイスで実行されているオペレーティングシステムおよびアプリケーションに割り当てられているメモリに関する情報 (合計、制限、およびピーク) を示します。
- [物理メモリ (K)]。デバイスにインストールされている物理メモリの量に関する情報 (合計、使用可能、およびシステムキャッシュ) を示します。
- [カーネルメモリ (K)]。オペレーティングシステムのカーネルおよびデバイスドライバがどの程度のメモリを使用しているかに関する情報 (合計、ページ、非ページ) を示します。
メモ [ピーク] と [システムキャッシュ] の値は実際のデバイスに関して Windows タスクマネージャが示す値とは異なります。Web タスクマネージャでは、[ピーク] は Web タスクマネージャが開いているときのみのピーク値を示し、[システムキャッシュ] にはフリーページリストのサイズは含まれません。
SNMP 対応デバイスに接続し、そのデバイスを表示したときに提供される情報の例は次のとおりです。この情報はオペレーティングシステムによって異なります。
- [イン (PKTS)]。このデバイスが受信するネットワークパケットに関する詳細情報を示します。
- [アウト (PKTS)]。このデバイスが送信するネットワークパケットに関する詳細情報を示します。
- [システム]。CPU のパフォーマンス、デバイスで実行されているインターフェイスの数、デバイスが稼働モードで動作していた合計時間、およびデバイスで実行されている Cisco ソフトウェアのバージョン番号 (該当する場合) に関する一般的なシステム情報を示します。
トラブルシューティングについては、「SNMP および WMI 接続のトラブルシューティング」を参照してください。