vCenter サーバーのイベント収集

WhatsVirtual は、VMware vSphere API を使用して、vCenter サーバーから仮想環境に関するイベントを収集します。これらのイベントは、vCenter サーバーによって生成され、VMotion、DRS (Distributed Resource Scheduler)、HA (High Availability)、および Fault Tolerance などの VMware テクノロジをサポートします。

WhatsVirtual および WhatsUp Gold は、vCenter から対象のイベントを収集するように設定できます。イベントのグループは、複数選択できます。これらのイベントグループは、アラートセンターのしきい値またはアクションライブラリで定義されたアクションを使用して、アクションおよびアラートをトリガしたり、仮想環境について報告する情報を提供するために使用できます。

イベントを収集し、アラートを通知し、アクションを実行するように WhatsUp Gold を設定するためのプロセスには、次のタスクがあります。

WhatsUp Gold コンソールからイベントの収集を有効にします ([設定] > [プログラムオプション] > [一般])。デフォルトでは、[WhatsVirtual イベント収集を有効にする] オプションが選択されています。このオプションはグローバルオプションで、選択されると、WhatsUp Gold によって検出されたすべての vCenter サーバーのイベントが収集されます。

WhatsUp Gold のイベントの収集が有効な場合、目的のイベントを収集するように各 vCenter サーバーを設定する必要があります。vCenter サーバーがイベントを収集するように設定するには、[VMware イベントリスナーの設定] ダイアログを使用します。[VMware イベントリスナーの設定] ダイアログを表示するには、[デバイスのプロパティ] - [仮想化] ダイアログで [イベント収集の設定] をクリックします。

[vCenter デバイスのプロパティ] - [仮想化]

[VMware イベントリスナーの設定] ダイアログでは、次の設定を行います。

[VMware イベントリスナーの設定] ダイアログ

収集するイベントが含まれている、事前に定義されたグループを選択します。各グループに含まれているイベントを参照するには、グループの横にある [<#> イベントの種類] リンクをクリックします。イベントの種類の詳細については、ダイアログのヘルプの「VMware イベントリスナーの設定」を参照してください。

All HA エラーイベントのイベントリスト。

他のイベントのリストからイベントを選択する場合は、[詳細 - <#> イベントの種類] リンクをクリックします。[その他のイベント] ダイアログが開きます。このウィンドウには、使用可能なイベントが階層ツリー形式で表示されます。ツリーのルートを選択すると、そのイベントグループに関連付けられているすべてのイベントが選択されます。イベントグループを開くには、RootTwistie アイコンをクリックします。

イベント収集の設定

イベントの種類は、[仮想化イベントの種類] ボックスで選択します。選択したイベントの種類に含まれているイベントがしきい値の期間中に発生すると、このしきい値によるアラートが生成されます。

参照

仮想デバイスを管理および監視する

パフォーマンスモニタ

仮想マシンのアクション

アラートセンターでの VMware しきい値の設定

デバイスへの VMware サーバーロールの手動での割り当て