項目の解決の概要 - 例

しきい値の範囲外の項目に解決済みのマークを付けると、サンプル期間にその項目が解決済みになった時刻が含まれなくなるまで、アラートセンターはその項目を無視します。これにより、問題を解決するために 1 サンプル期間全体を使用できます。

例 1 - 項目に解決済みのマークを付けても、その原因になっている問題を解決しなければ、次のサンプル期間にその項目がまた表示されます。

しきい値: ディスク使用率が 90% を超える

サンプル期間: 1 日

ポーリング間隔: 1 時間

シナリオ:

火曜日、午後 1 時 00 分 - デバイスがディスク使用率しきい値を超え、項目レポートに表示される。

火曜日、午後 1 時 05 分 - 項目に解決済みのマークが付けられるが、ディスク使用率の問題を解決するためのリソースの追加は行われない。

水曜日、2 時 00 分 - 次のサンプル期間に、WhatsUp Gold はデータベースを調べ、そのデバイスがしきい値の範囲外であることを発見する。そのデバイスは項目レポートに再び表示される。

例 2 - 項目に解決済みのマークを付けて、次のポーリングの前に問題を解決することにより、そのデバイスがアラートセンターの次のポーリングで無視されるようにします。

しきい値: SNMP トラップが毎時 500 トラップを超える

サンプル期間: 1 日

ポーリング間隔: 30 分

シナリオ:

火曜日、午後 1 時 00 分 - アラートセンターは過去 30 分間の WhatsUp Gold データベースを調べ、SNMP トラップ数のしきい値を超えたデバイスを発見する。

火曜日、午後 1 時 10 分 - そのデバイスがしきい値の範囲外として表示されているのを見たユーザーが、解決済みのマークを付ける。

火曜日、午後 1 時 30 分 - アラートセンターが WhatsUp Gold データベースを調べる。そのデバイスに解決済みのマークが付いているので、アラートセンターはそのデバイスを無視する。

火曜日、午後 1 時 35 分 - その受信デバイスに大量のメッセージを送信している SNMP トラップエージェントをユーザーがオフにする。

火曜日、午後 2 時 00 分 - そのデバイスは、しきい値の範囲外の項目リストに表示されない。

メモ 次のポーリングの前に SNMP エージェントに対処しないと、そのデバイスはしきい値の範囲外デバイスのリストに再び表示されます。

メモ この項目解決方法は、WhatsUp 正常性しきい値には適用されません。

参照

アラートセンターレポートでの作業

アラートセンターレポートの使用

項目レポートのフィルタ

項目履歴レポートの使用

アラートセンター項目の更新

通知に関する補足事項

ログレポートのフィルタ

アラートセンターレコードの有効期限の設定