デバイスグループの使用

WhatsUp Gold では、デバイスグループを使用して問題の検出と診断をすばやく行うことができます。デバイスグループは、必要に応じてネットワークを整理するためにいくつでも作成できます。

デバイスグループの種類

WhatsUp Gold には、次の 2 種類のデバイスグループがあります。

非動的グループ
動的グループ

非動的グループは、単に「デバイスグループ」と呼ばれます。検出スキャンを実行するたびに、そのスキャンで見つかったデバイスを含んでいるグループが WhatsUp Gold によって作成されます。WhatsUp Gold は、スキャンの種類とスキャンが実行された日時を組み合わせて、グループに名前を付けます。たとえば、グループ名は「SNMP スキャン (2007-08-03 10:24:37)」のようになります。データベースに既に含まれているデバイスは、元のデバイス参照へのショートカットとして新しいグループに表示されます。ショートカットアイコンは、そのデバイスが複数のグループに表示されていることを示します。デバイスを構成するには、元の参照をクリックするか、デバイスへのショートカットをクリックします。ショートカットは、機能的には元のデバイス参照と同じ目的を果たし、同じデバイスステータスを表示します。

ユーザーが指定した条件に基づいてデバイスを検索する SQL クエリでは、動的グループが作成されます。デフォルトでは、ネットワーク上で検出されたデバイスはすべて、「すべてのデバイス」という動的グループに配置されます。同様に、ルーターが検出されるたびに、そのルーターは「すべてのルーター」という同様の動的グループに配置されます。

デバイスグループのアイコン

デバイスグループでは、アイコンを使用してグループの現在の状態とデバイスグループの種類が示されます。

	グループ内の全デバイスの全モニタが稼動しています。
	停止中と見なされるデバイスがデバイスグループに少なくとも 1 つ含まれています。
	デバイスグループが空であるか、別のデバイスに依存しているためデバイスがポーリングされていません。
	動的グループであることを示します。

動的グループのマップ

マップ表示はデバイスグループフォルダに基づいており、デバイスグループごとに個別のマップがあります。デバイスグループフォルダにサブフォルダまたはサブグループが含まれている場合は、そのフォルダをマップ表示でダブルクリックすることによって、サブフォルダのマップを表示できます。

デバイスグループのレポート

特定のグループに関するレポート、つまりグループレポートを表示するときに、デバイスグループは特に重要となります。グループレポートを表示するには、デバイスグループを選択し、そのグループのデータを表示するためのモニタを選択する必要があります。そのため、グループを作成するときは、グループを簡単に区別するための方法を検討する必要があります。グループを区別する簡単な方法として、「アトランタ開発者」や「アトランタテクニカルサポート」などの意味のあるグループ名を使用する方法があります。こうすることで、グループレポートの情報を表示するグループを選択する際に、デバイスグループを簡単に区別できるようになります。

デバイスグループのアクセス権

権限をデバイスグループと関連付ける WhatsUp Gold グループアクセス権は、ユーザー権限と似ています。詳細については、「グループアクセス権について」を参照してください。

参照