例:デバイスに対して確立される TCP 接続の監視

多すぎる TCP 接続は、デバイスが不正に使用されていることや (ワークステーションの場合)、Web サーバーが限界に近づいており、バックアップサーバーの起動が必要であることを示している可能性があります。SNMP アクティブモニタを作成すると、特定のデバイスに対して確立される TCP 接続の範囲を監視できます。接続数が指定範囲を超えた場合に、関連付けられたアクションによって通知を受け取ることが可能です。

TCP モニタを設定するには:

  1. WhatsUp Gold Web インターフェイスで、[管理者] > [モニタ] に移動します。[モニタライブラリ] ダイアログが表示されます。
  2. [新規] をクリックし、[SNMP モニタ] を選択して、[OK] をクリックします。[SNMP モニタの追加] ダイアログが表示されます。
  3. モニタの [名前][説明] を入力します。たとえば、2000 未満の TCP 接続数などです。
  4. [オブジェクト ID][インスタンス] では、参照ボタン ([...]) をクリックし、MIB オブジェクトツリーで TcpCurrEstab (1.3.6.1.2.1.6.9) SNMP オブジェクトを探します。
  5. [チェックの種類] リストから [値の範囲] を選択し、[最大値] に「1999」(確立される TCP 接続の最大数)、[最小値] に「0」と入力して、[OK] をクリックします。確立された TCP 接続の数が 2000 に達すると、関連付けられたアクションはすべてエラーになります。
  6. 新しく作成したアクティブモニタをテストし、必要に応じて変更を加えます。
  7. アクティブモニタを Web サーバーに割り当てます。
    1. 適切なデバイスを右クリックし、[プロパティ] > [アクティブモニタ] をクリックします。[デバイスのプロパティ] の [アクティブモニタ] ダイアログが表示されます。
    2. [追加] をクリックします。
    3. 設定ウィザードを使用して、確立された TCP 接続の数が 2000 に達したときに通知するアクションを作成または選択します。

参照

SNMP アクティブモニタの追加および編集

MIB ツリーのオブジェクトの選択

例:ネットワークプリンタのトーナーレベルの監視