管理コンソールで VoIP モニタを設定するときに作成された Web インターフェイスで VoIP ダッシュボード表示を選択すると、VoIP パフォーマンスモニタデータを使用できます。
VoIP ダッシュボード表示では、次の VoIP ダッシュボードレポートが表示されます。
[MOS (平均オピニオン評点)]。この数値データは、音声メディアを圧縮し、ソースデバイスからターゲットデバイスに転送した後に、受信側で知覚される音声メディアの品質を表します。MOS 評価は、次のスケールに基づいています。
MOS |
品質 |
音声障害の説明 |
5 |
最強 |
ごくわずか |
4 |
良い |
聞こえるが耳障りには感じない |
3 |
普通 |
若干耳障りに感じる |
2 |
弱い |
耳障りに感じる |
1 |
非常に悪い |
非常に耳障りに感じる |
メモ Cisco IP SLA デバイスによって実行される MOS 計算は、advantage-factor
コマンドと他のしきい値基準を使用して、ネットワークの品質基準を満たすようにカスタマイズできます。この設定と他のカスタム設定の詳細については、「Cisco IP SLA 文書--UDP ジッタ動作を使用した VoIP サービスレベルの分析」を参照してください。
[ICPIF (Calculated Planning Impairment Factor)]。この数値データは、ソースデバイスからターゲットデバイスに転送された VoIP 通信におけるパケット損失と遅延の組み合わせを所定の値で表します。
ICPIF の上限 |
音声通信の品質 |
5 |
非常に良好 |
10 |
良い |
20 |
適正 |
30 |
限界に近似 |
45 |
きわめて限界に近似 |
55 |
お客様からの強い反応が予想される (苦情、ネットワークオペレータの変更) |
[ジッタ - ソースからターゲット (ミリ秒)]。このデータは、ソースデバイスからターゲットデバイスまでのパケット間の遅延変動 (パケット間で受信から送信までの間に生じる差) を表します。ジッタはネットワークレイテンシの変動を測定するため、時間が経過すると同期損失エラーが発生します。ジッタは、耳障りなポップ、クリック、およびその他のラインノイズとして検出されます。
[ジッタ - ターゲットからソース (ミリ秒)]。このデータは、ターゲットデバイスからソースデバイスまでのパケット間の遅延変動 (パケット間で受信から送信までの間に生じる差) を表します。ジッタはネットワークレイテンシの変動を測定するため、時間が経過すると同期損失エラーが発生します。ジッタは、耳障りなポップ、クリック、およびその他のラインノイズとして検出されます。
[レイテンシ - ソースからターゲット (ミリ秒)]。このデータは、ソースデバイスによる音声データの送信開始時刻とターゲットデバイスによる音声データの受信開始時刻との間の遅延を表します。レイテンシは、発信側が通話を開始する時刻と発信側の音声が着信側に届く時刻との間の時間差として検出されます。これらの会話のギャップが大きいと、発信側は相互間の会話が中断されたものと勘違いする場合があります。
[レイテンシ - ターゲットからソース (ミリ秒)]。このデータは、ターゲットデバイスによる音声データの送信開始時刻とソースデバイスによる音声データの受信開始時刻との間の遅延を表します。レイテンシは、発信側が通話を開始する時刻と発信側の音声が着信側に届く時刻との間の時間差として検出されます。これらの会話のギャップが大きいと、発信側は相互間の会話が中断されたものと勘違いする場合があります。
[パケット損失率 - ソースからターゲット]。このデータは、ソースデバイスとターゲットデバイス間の音声データパケット損失のパーセントを表します。
[パケット損失率 - ターゲットからソース]。このデータは、ターゲットデバイスとソースデバイス間の音声データパケット損失のパーセントを表します。