Exchange Server のロールは、WhatsUp Gold が Exchange サーバーの状態を示すために使用するパフォーマンス監視パラメータをグループ化するために使用されます。サーバーロールは、メッセージング環境で特定の機能を実行するために必要な機能およびコンポーネントを論理的にグループ化する単位です。これらのロールを Exchange Server モニタでミラーリングすると、モニタの設定は、監視する各 Exchange Server のロールに関連付けられたしきい値を設定するだけで済みます。
次の表に、ハブトランスポートサーバーのカテゴリで指定可能なしきい値設定を示します。
しきい値 |
説明 |
値 |
集約配信キュー |
集約配信キューには、ハブトランスポートサーバーに関連付けられたすべてのキューの配信待ちメッセージすべての集約値が格納されます。 |
デフォルト:3000 メッセージ |
アクティブなリモート配信キュー |
アクティブなリモート配信キューには、SMTP を使用してリモートサーバーに配信されるメッセージが格納されます。 |
デフォルト:250 メッセージ |
アクティブなメールボックス配信キュー |
メールボックス配信キューには、暗号化 Exchange RPC を使用してメールボックスサーバーに配信されるメッセージが格納されます。 |
デフォルト:250 メッセージ |
送信キュー |
トランスポートエージェントが解決、転送、処理する必要のあるメッセージをすべて収集するためにカテゴライザが使用する永続的なキュー。 |
デフォルト:100 |
アクティブな非 SMTP 配信キュー |
アクティブな非 SMTP 配信キューには、SMTP 以外のプロトコルを使用してリモートサーバーに配信されるメッセージが格納されます。 |
デフォルト:100 |
再試行メールボックス配信キュー |
再試行メールボックス配信キューには、暗号化 Exchange RPC を使用して配信される再試行ステータスのメッセージが格納されます。サーバーが次のホップに接続できない場合、メッセージに再試行のステータスが与えられます。 |
デフォルト:100 |
再試行非 SMTP 配信キュー |
再試行非 SMTP 配信キューには、SMTP 以外のプロトコルを使用して配信される再試行ステータスのメッセージが格納されます。 |
デフォルト:100 |
再試行リモート配信キュー |
再試行リモート配信キューには、SMTP を使用して配信される再試行ステータスのメッセージが格納されます。 |
デフォルト:100 |
到達不能キュー |
到達不能キューは、宛先に転送できないメッセージを格納する永続的なキューです。 |
デフォルト:100 |
最大配信キュー |
最大配信キューは、Exchange サーバーのすべての配信キューのうち最も大きなキューです。 |
デフォルト:200 |
有害キュー |
有害メッセージキューは、サーバーでエラーが発生した後、Exchange 2007 および 2010 システムへの有害性が検知されたメッセージを隔離するために使用される特殊なキューです。 |
デフォルト: 0 |
次の表に、メールボックスサーバーのカテゴリで指定可能なしきい値設定を示します。
しきい値 |
説明 |
値 |
情報ストアプロセス内で現在実行している RPC 要求は次の値未満でなければなりません |
情報ストアプロセスで実行するリモートプロシージャコール (RPC) の数の最大しきい値を設定します。 |
デフォルト:70 |
RPC 平均遅延は次の値を超えないようにしてください |
リモートプロシージャコール (RPC) の平均遅延の最大しきい値をミリ秒単位で設定します。 |
デフォルト:25 |
遅いパケットの RPC 数は次の値未満で指定してください |
過去 1024 パケット内で遅延が 2 秒を超えるリモートプロシージャコール (RPC) パケットの最大しきい値を設定します。 |
デフォルト:3 |
送信待ちメッセージ (メールボックス) は次の値未満で指定してください |
トランスポート層でまだ処理されていないメールボックス内の送信済みメッセージの数の最大しきい値を設定します。 |
デフォルト:50 |
送信待ちメッセージ (パブリック) は次の値未満で指定する必要があります |
トランスポート層でまだ処理されていない送信済みメッセージの数の最大しきい値を設定します。 |
デフォルト:20 |
レプリケーション受信キューサイズは次の値未満で指定してください |
処理待ちのレプリケーションメッセージの数の最大しきい値を設定します。 |
デフォルト:100 |
遅い検索行の速度は次の値を超えないようにしてください |
メールボックスストアで遅い検索行を使用しなければならない速度の最大しきい値を設定します。大きい値は、アプリケーションがメールボックスを検索中で、サーバーのパフォーマンスに直接影響していることを示します。 |
デフォルト:10 |
1 秒間に作成される検索タスクの数は次の値未満で指定してください |
1 秒間に作成される検索タスクの数の最大しきい値を設定します。 |
デフォルト:10 |
ドキュメントのインデックス作成平均時間は次の値未満で指定する必要があります |
ドキュメントのインデックス作成にかかる時間の最大しきい値を秒単位で設定します。この値はミリ秒単位で報告され、この比較のために秒単位に変換されます。 |
デフォルト: 30 |
次の表に、Outlook Web アクセスサーバーのカテゴリに関連付けられているしきい値を示します。
しきい値 |
説明 |
値 |
平均応答時間 |
OEH または ASPX 要求の開始から終了までに経過する平均時間のしきい値をミリ秒単位で設定します。 |
デフォルト:100 ミリ秒 |
平均検索時間 |
検索が完了するまでに経過する平均時間のしきい値を設定します。 |
デフォルト:100 ミリ秒 |
参照 |