詳細オプションを使用した WhatsUp Gold のインストール

<注> このドキュメントで説明するインストール手順は、WhatsUp Gold Standard Edition と WhatsUp Gold Premium Edition だけに適用されます。 WhatsUp Gold Distributed Edition または WhatsUp Gold MSP Edition のインストール手順については、『WhatsUp Gold Distributed Edition Deployment Guide』または『WhatsUp Gold MSP Edition Deployment Guide』を参照してください。

<注> WhatsUp Gold を Windows 2003 Server 上にインストールする場合、先に IIS 6.0 をインストールしてからインストールユーティリティを実行しなければなりません。 IIS のインストールと設定の詳細については、「Windows Server 2003 への IIS のインストール」を参照してください。

<注> WhatsUp Gold インストールプログラムを起動するには、WhatsUp Setup を実行しなければなりません。 詳細については、「WhatsUp Setup の実行」を参照してください。

WhatsUp Gold インストールプログラムには詳細なオプションが用意されており、次のことができます。

既存の Microsoft SQL Server 2005、Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2、または <MSSSQLCLuster> を使用するための前提条件

既存の Microsoft SQL Server 2005、Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2、または Microsoft SQL Server Cluster 2005, 2008, or 2008 R2 を使用して、WhatsUp Gold が収集したデータを保存することができます。 そのためには、次の要件を満たさなければなりません。

<重要> WhatsUp データベースをホストしている既存の SQL Server データベースインスタンスの "master" データベースが、大文字小文字を区別しない照合順序を使用するよう設定されていることを確認してください。

<重要> WhatsUp Gold では Microsoft SQL Server 2005、Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2、Microsoft SQL Server Cluster 2005, 2008, or 2008 R2 の英語以外のバージョンはサポートされていません。

<重要> WhatsUp Gold と SQL Server が同じ物理マシン (サーバー) 上に存在しない場合、システムクロックが同じタイムゾーンに同期されていることを確認してください。 システムクロックが同期されていない場合、不正確なデータがレポートに表示されることがあります。

これらの前提条件の設定または確認に支援を必要とされる場合、データベース管理者に問い合わせるか、または Microsoft SQL Server ドキュメントを参照してください。

詳細オプションを使用して WhatsUp Gold をインストールするには:

  1. 必要なロールサービスをインストールするよう要求されたら、[はい] をクリックします。 必要な IIS コンポーネントがインストールされます。

    <注> IIS が検出されても、必要なロールサービスがすべてインストールされているわけではない場合、IIS ロールサービスをインストールするかどうかを尋ねられます。

  2. ようこそ画面を読みます。

    <ヒント> リンクをクリックすると、ヘルプリソースが表示されます。

  3. [詳細インストールオプションを非表示にする] をオフにします。 詳細インストールオプションを使用するには、このオプションをオフにしなければなりません。

    [次へ] をクリックします。 [ライセンス契約] ダイアログが表示されます。

  4. ライセンス契約を読みます。 ライセンス契約条件を受け入れる場合、[ライセンス契約条件を受け入れる] をクリックします。
    • ライセンス契約を印刷するには、[印刷] をクリックします。 ライセンス契約がデフォルトプリンタに送信されます。
    • ライセンス契約条件を受け入れない場合、[キャンセル] をクリックしてインストールプログラムを終了します。
  5. <MSSSQL> インストールオプションの 1 つを選択し、[次へ] をクリックします。

    <注> WhatsUp Gold をサポートする Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 の既存のローカルまたはリモートのインストール環境を使用する場合、既存の Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 データベースを選択できるオプションを選択してください。

  6. Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 の既存のローカルまたはリモートのインストール環境を WhatsUp Gold と併用することにした場合、[データベースサーバーログイン] ダイアログが表示されます。 このダイアログで、データベースサーバーアドレスと SQL Server 認証情報を入力します。

    <重要> WhatsUp データベースをホストしている既存の SQL Server データベースインスタンスの "master" データベースが、大文字小文字を区別しない照合順序を使用するよう設定されていることを確認してください。

    <ヒント> データベースサーバーのホスト名が不明の場合、[参照] をクリックしてドメイン上で検出されたすべてのデータベースサーバーのリストを確認します。 接続はできても、WhatsUp Gold のインストール先コンピュータと同じドメイン上で設定されていないデータベースサーバーは表示されません。 [参照] ダイアログでドメイン全体がスキャンされるので、データベースサーバーのリストが表示されるまでしばらく時間がかかることがあります。

    1. [インストール先データベースサーバー] にデータベースサーバーのホスト名、またはホスト名とインスタンスを入力します。

    <注> デフォルト以外のデータベースインスタンスを使用している場合、<Server_Name>\<Instance_Name> の形式でインスタンス名を入力しなければなりません。

    1. [SQL Server 認証] に正しい [ログイン ID][パスワード] を入力します。

      <重要> SQL Server ユーザーアカウントを変更する場合、使用するアカウントは 'sa' アカウントと同じアクセス許可を持っている必要があります。

    2. [次へ] をクリックします。 入力した認証情報の検証が行われ、データベースサーバー上に WhatsUp Gold データベースがあるかどうかがチェックされます。
      データベースサーバー上に WhatsUp Gold データベースが見つかった場合、アラートが表示され、続行するかどうかを尋ねられます。
      • [はい] をクリックしてデータベースをアップグレードし、インストールを続行します。
      • 別の Microsoft SQL Server を選択するには、[いいえ] を選択します。 認証情報が検証されると、[Microsoft SQL Server 2005 Express Edition パスの入力] ダイアログが表示されます。
  7. ローカルマシンに Microsoft SQL Server 2005 Express Edition をインストールすることにした場合、[Microsoft SQL Server 2005 Express Edition パスの入力] ダイアログが表示されます。 次の手順を実行します。
    1. Microsoft SQL Server 2005 Express Edition をインストールするディレクトリを選択します。 アプリケーションファイルとデータファイルは、デフォルトディレクトリにインストールされます。 アプリケーションファイルまたはデータファイルの場所を変更するには、[参照] をクリックして別のディレクトリを見つけて選択します。

      <重要> データ保存用として選択したドライブに容量が十分にあることを確認してください。 WhatsUp Gold のデータファイルは、大きさが最大で 22 GB にも達することがあります。

      <重要> 初回インストール時に、WhatsUp Gold Flow Monitor 用のデータベースが作成されます。 これらの初期状態のデータベースは大きさが制限されていますが、Flow Monitor コレクタが初めて初期化されるときに拡張されます。 Flow Monitor コレクタの初期化時に空きディスク領域が 16 GB 以上ある場合、Flow Monitor データベースの最大サイズはそれぞれ 4 GB にまで拡張されます (トランザクションログを含めて合計 16 GB)。 空き領域が 16 GB 未満の場合、Flow Monitor データベースの最大サイズはディスクの空き領域のサイズに比例して制限されます。 ライセンスに WhatsUp Gold Flow Monitor が含まれる場合、インストールする前に空きディスク領域が 16 GB 以上あることを確認するよう強くお勧めします。

    2. [次へ] をクリックします。 [SQL "sa" アカウントパスワードの指定] ダイアログが表示されます。
    3. アカウントの [ユーザー名] を指定し、[パスワード] を入力して確認します。 [デフォルトパスワードを維持する] こともできます。

      <重要> SQL Server ユーザーアカウントを変更する場合、使用するアカウントは 'sa' アカウントと同じアクセス許可を持っている必要があります。作成するパスワードは、ローカルサーバーまたはドメインで実行されているパスワードの複雑性ルールに適合する必要があります。

    [次へ] をクリックします。 [データベース名] ダイアログが表示されます。

  8. 既存のローカル Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 データベースまたは既存のリモート Microsoft SQL Server 2005 データベースを使用することにした場合、[Microsoft SQL Server 2005 Express Edition パス] ダイアログを使用して Microsoft SQL Server 2005 Express Edition クライアントツール (Microsoft SQL Server データベースを使用する WhatsUp Gold のインストールに必要です) をインストールします。 次の手順を実行して、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition データベースツールのインストールディレクトリを選択します。
    1. Microsoft SQL Server 2005 Express Edition ツールをインストールするディレクトリを選択します。 アプリケーションファイルとデータファイルは、デフォルトディレクトリにインストールされます。
    2. アプリケーションファイルまたはデータファイルの場所を変更するには、[参照] をクリックして別のディレクトリを見つけて選択します。

    <注> ローカルサーバーにインストールされた既存の Microsoft SQL Server 2005 データベースを使用することにした場合、これらのデータベースツールは既にインストールされていることになります。

    [次へ] をクリックします。 [データベース名] ダイアログが表示されます。

  9. [WhatsUp データベース] 名と [Netflow データベース] 名に加える変更を入力します。

    <注> これらのデータベース名は英語でなければならず、英数字 (A ~ Z、a ~ z、0 ~ 9、およびアンダースコア "_") を使用しなければなりません。

    <注> デフォルトのデータベース名を変更できるのは、初回の WhatsUp Gold インストール時だけです。 これらのデータベースの名前を初回インストール以降に変更することはできません。

    <注> WhatsUp Gold データベースのデフォルトデータベース名は WhatsUp で、Flow Monitor データベースのデフォルト名は Netflow です。

    <注> Netflow アーカイブデータベースは、「Ar」を末尾に追加して Flow Monitor データベース名を使用します。 Flow Monitor アーカイブデータベースのデフォルト名は NFArchive です。

    [次へ] をクリックします。 [宛て先の選択] ダイアログが表示されます。

  10. WhatsUp Gold アプリケーションファイルのインストールディレクトリを選択します。

    デフォルトパスは C:\Program Files\Ipswitch\WhatsUp です。 このデフォルトパスを使用することをお勧めします。 インストールディレクトリを選択したら、[次へ] をクリックします。 [ポートの選択] ダイアログが表示されます。

    <ヒント> 64 ビットシステム上では、Program Files ディレクトリパスが異なる場合があります (Program Files (x86) など)。 WhatsUp Gold を別の場所にインストールすることもできます。 別の場所を選択するには、[変更] をクリックします。

    <注> WhatsUp Gold の以前のインストール環境で作成されたデータが検出された場合、[Web とレポートのファイルのバックアップ] ダイアログが表示されます。 [既存の Web とレポートのファイルをバックアップする] を選択し、[次へ] をクリックすることをお勧めします。

    [次へ] をクリックします。 [ポートの選択] ダイアログが表示されます。

  11. WhatsUp Gold Web サイトの TCP ポートを選択します。 このポートを使用して IIS Web サイトが作成されます。デフォルトのポートは 80 です。

    <注> WhatsUp Gold Web サイトにはポート 80 を使用することをお勧めします。別のポート番号を使用する場合は、WhatsUp Gold Web サイトの URL でホスト名または IP アドレスの後にポート番号が必要になります。たとえば、ポート番号として 80 ではなく 8888 を選択すると、ローカルホスト上の WhatsUp Gold インストールの URL は localhost/nmconsole:8888 となります。

    <注> 現在の IIS Web サイトでポート 80 が使用されている場合は、WhatsUp Gold がその Web サイトを無効にしてポート 80 を獲得することを許可するか、別のポートを選択する必要があります。

    [次へ] をクリックします。 [Windows ユーザーアカウントとパスワードの指定] ダイアログが表示されます。

  12. Windows ユーザーアカウントの [ユーザー名] を指定し、[パスワード] を入力して確認します。

    [次へ] をクリックします。 [プログラムのインストールの準備] ダイアログが表示されます。

  13. [インストール] をクリックします。 インストールが開始されます。
  14. インストールプログラムが完了すると、[インストールウィザードの完了] ダイアログが表示されます。
    [終了] をクリックします。 セットアッププログラムが終了します。 WhatsUp Setup が表示され、WhatsUp Gold Web インターフェイスが表示されます。

参照

WhatsUp Setup を使用した WhatsUp Gold のインストール

WhatsUp Setup の実行

WhatsUp Gold のインストール