WhatsUp Gold 2017 にアップグレードする際の移行の前提条件と考慮事項
サーバー間で WhatsUp Gold データベースファイルを正常に移行するには、以下の前提条件を満たす必要があります。
- 最初に最新バージョンの WhatsUp Gold にアップグレードする必要があり、さらに両方のサーバーのアプリケーションのバージョンが正確に一致している必要があります。
- WhatsUp Gold がローカルデータベースを使用するか、リモートデータベースが格納されているコンピュータ上にある場合、Microsoft SQL Server がホストコンピュータにインストールされている必要があります。Microsoft SQL Server がリモートコンピュータにインストールされている場合、リモート接続を使用できる必要があります。
- ソースとターゲットの SQL Server のバージョンが正確に一致している必要があります。
- WhatsUp Gold 2017 にアップグレードする予定で、まだしていない場合は、WhatsUp Gold アプリケーションをアップグレードする前にデータベースファイルを移行してください。
- ターゲット SQL Server のサーバーレベル照合順序が、ソース SQL Server の現在の照合順序と一致している必要があります。WhatsUp Gold データベースをホストするために使用される Microsoft SQL Server の照合順序は、
SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS
に設定する必要があります。Latin1_General_CP1_CI_AS
照合順序も使用できますが、実行中にエラーが発生する可能性があるため推奨されません。 - WhatsUp Gold と SQL Server が同じ物理マシン (サーバー) 上に存在しない場合、システムクロックが同じタイムゾーンに同期されている必要があります。クロックが同期されていないと、レポートデータが不正確になる可能性があります。
- Microsoft SQL Server が混合モード認証用に設定されている必要があります。移行する際は sa アカウントを使用する必要があります。
- データベースに接続するには、sysadmin サーバーロールの Microsoft SQL Server ユーザーアカウントを使用します。
- 以前にサーバー間でデータベースを移行したことがある場合は、RemoteDBConfig ユーティリティを実行した後に MigrationUtility を実行して、WhatsUp Gold 2017 との互換性を確保する必要があります。新たに WhatsUp Gold 2017 をインストールする場合は、MigrationUtility を実行する必要はありません。
- WhatsUp Gold データベースの移行に加え、WhatsUp Gold を iDrone (EUM ポーラー) と併用してアプリケーションを監視する場合は、他の WhatsUp Gold データベースファイルを移行した後で、iDroneService データベースの場所を更新する必要があります。詳細については、「iDrone サービスデータベースの移行」を参照してください。
- データベースの移行に続いて以前のバージョンから WhatsUp Gold 2017 にアップグレードした場合は、WhatsUp Gold で使用するため、権限が制限された SQL ログインを作成する必要があります。Ipswitch では以下をお勧めします。
- このアカウントには、3 つの WhatsUp Gold データベースのすべて (通常 WhatsUp、NetFlow、NFArchive) と、さらに該当する場合は iDrone データベースへの dbo アクセス権を付与してください。
- 新しく作成する、権限が制限されたアカウントの名前は、以前のサーバーで使用していた権限が制限されたアカウントの名前と一致させてください。名前が異なる場合は、新しいユーザーのアプリプールと、以前のサーバーでデータベース接続が確立されていたその他のポイントを変更する必要があります。
- このアカウントには、WhatsUp Gold が診断トラブルシューティングで使用する一般的な SQL 統計データのパフォーマンスを監視できるように、CREATE ANY DATABASE および VIEW SERVER STATE のサーバーアクセス許可を付与してください。
サーバー間で WhatsUp Gold アプリケーションを正常に移行するには、以下の前提条件を満たす必要があります。
- 最初に最新バージョンの WhatsUp Gold にアップグレードする必要があり、さらに両方のサーバーのアプリケーションのバージョンが正確に一致している必要があります。
- ローカルデータベースを使用して WhatsUp Gold インストールを移行する場合は、移行手順を完了する前に、WhatsUp Gold データベースのバックアップを作成する必要があります。データベースのバックアップを作成した時点からそれらを新しいサーバー上で復元した時点までの間に収集したデータは失われるので注意してください。この手順は、ダウンタイムを最小限に抑えなければならないピーク時を避けて実行することをお勧めします。
- WhatsUp Gold が Windows レジストリに格納する一部の設定は、サーバー間でアプリケーションを移行した後に、手動でリセットしなければならない場合があります。