NTA システム要件

ネットワークトラフィック分析を使用するには、以下のいずれかがソースデバイスで有効になっている必要があります。

ネットワークトラフィック分析システムのアーキテクチャ

メモ フローエクスポータは、Cisco ルーターの NetFlow エクスポート機能のようにネットワークデバイスに機能として組み込まれている場合と、Ipswitch NetFlow プローブのようにデバイス上の 1 つ以上のインターフェイスを監視するように設定された外部プローブの場合があります。

ネットワークトラフィック分析は、フローの収集と分析を行います。また、ネットワークトラフィックデータの収集、処理、分析、保管を行う集中管理された場所を提供します。ネットワークトラフィックデータが監視ポイントで検出されると、データはフローデータとしてキャプチャされ、フローエクスポートソースデバイスに設定されているネットワーク監視プロトコルによって配信されます。ルーターなどのデバイスがネットワークトラフィック分析にフローデータを送信する場合、図に示す順番をたどります。

Flow Monitor process

1

フローソース
(エクスポータ)

フローソースデバイス (上図のルーター) は、パススルートラフィックを検出し、そのデータ特性を NetFlow、NetFlow-Lite、sFlow、J-Flow (NetFlow のサンプル) または IP Flow Information Export (IPFIX) のエクスポートデータグラムに集約します。

2

フローデータ

フローパケットは、WhatsUp Gold システムで実行されているネットワークトラフィック分析コレクタに送信されるエクスポートデータグラムの形式で送信されます。

3

コレクタ

ネットワークトラフィック分析コレクタは NetFlow、NetFlow-Lite、sFlow、J-Flow (NetFlow のサンプル)、または IP Flow Information Export (IPFIX) エクスポートをネットワークトラフィック分析データベースに保存します。

4

データベース

NTA およびフローデータは、WhatsUp Gold システムで実行されているデータベースにアーカイブされます。

5

Web UI

WhatsUp Gold を使用すると、ユーザーベースのアクセス制御を表示、共有、適用したり、ネットワーク操作、フォレンジック分析、容量計画などに役立つ対話型のダッシュボードやレポートを分析することができます。

メモ sFlow データはパケット x 個ごとに送信されますが (sFlow デバイス上で設定可能)、NetFlow データはすべて収集され監視されます。つまり、sFlow データはネットワークトラフィックデータ特性のサンプルを提供するのに対し、NetFlow データはすべてのネットワークトラフィックデータを提供します。

参照

ネットワークトラフィック分析

NTA システムの概要

NTA クイックスタート

NTA ソースの選択

ソースに関する収集の設定と有効化

集約ソース

トラフィックのグループ化

ポート番号別にトラフィックを分類する

サービスの種類 (ToS) ID のカスタムラベルの追加

リスナーポート、収集、および保管の設定

コレクタデータベースの保守

詳細フィルタによるトラフィックの削減と分析