WhatsUp Gold によって検出された各デバイスには、検出スキャン中にそのデバイスから収集されたデータに基づいて、単一のプライマリロールと複数のサブロールが割り当てられます。検出中に割り当てられるロールによって、デバイスに自動的に割り当てられるモニタおよび属性と、使用できるアクションが決定します。また、ロールの割り当ては、フィルタが適用されたときにマップ表示に示されるデバイスと関連付けられているアイコンや、レイヤー 2 動的グループメンバーシップに影響し、さらに、ワイヤレスや仮想化などの特定のオーバーレイに固有の動作に影響する場合もあります。
WhatsUp Gold は、デバイス自体から受信した情報に基づいて最も適切なロールを判断しますが、[デバイスのプロパティ] で [ロールの変更] をクリックし、表示された使用可能なロールと説明のリストから選択することで、プライマリロールの割り当てを変更できます。プライマリロールやサブロールを変更する機能は、デバイスに別の目的がある場合や、ネットワーク内で複数の機能を実行する場合に役立つことがあります。つまり、WhatsUp Gold はデバイスに想定された機能に基づいてプライマリロールを割り当てますが、実際にはネットワーク環境内で別の理由で使用されることがあります。たとえば、監視しているワイヤレスインフラストラクチャデバイスが、ワイヤレスコントローラ、ルーター、スイッチなどとして使用される可能性がある場合があります。その場合には、デバイスのロールを WhatsUp Gold で変更して実際の機能を正確に反映させることができるので便利です。
デバイスに割り当てられているロールを変更した場合、新しいロールに基づいて新しいモニタが自動的に適用されることはありません。ただし、検出中に WhatsUp Gold によって判断されたロールに関連付けられているモニタは、以下の操作を行った場合に再び適用されます。
デバイスのモニタや属性を変更した場合、これらの機能を実行しても、モニタの削除、無効化、または再有効化は行われず、属性も更新されません。
Tip: ロール/サブロールライブラリを使用すると、特定のネットワーク監視ニーズに基づいて、デバイスロールのデフォルト WhatsUp Gold 設定をカスタマイズしたり、新しいロールを作成したりできます。