ブラックリスト内に記載のメッセージをフィルタするルールの作成

IP アドレスがダイアルアップアドレスであるため、それらの IP アドレスが FIVETEN ブラックリストに載っているすべてのメッセージを受け入れる場合を想定してください。メッセージに挿入されている X- ヘッダ とブラックリストから返された IP/理由コードに基づいて電子メールをフィルタリングできます。以下の例では、127.0.0.3 は FIVETEN ブラックリストが使用するダイアルアップ接続の IP/理由コードです。IP/理由コードの詳細については、[ブラックリストの動作方法] を参照してください。

特定の理由でブラックリストを受入れるルールの作成例 :

  1. 電子メールがスパムであるとされた場合に、あらゆるアンチスパム機能が、[X- ヘッダを入] アクションを取るように設定されていることを確認します。
  2. 以下の X- ヘッダを含むメッセージをすべて検索するホストレベルまたはユーザレベルのどちらかで配信ルール (インバウンドルール) を設定します。

    X-IMAIL-SPAM-DNSBL:(FIVETEN, +\d, 127.0.0.3)


そのルールは [ルール] ダイアログボックス内で以下のように表示されます。

Header Contains X-IMAIL-SPAM-DNSBL:(FIVETEN, +\d,127.0.0.3)

詳細については、インバウンドルールの設定をご参照ください。

以下のいずれかのルールアクションを選択します。すなわち [送][メールボックス動]、または [コピー] です。例えば、[メールボックス動] を選択し、[アドレス] テキストボックスに「Spam」と入力します。

このルールにより、ダイアルアップだという理由で IP アドレスが FIVETEN ブラックリスト内にあるすべてのメッセージを検索し、そのメッセージを「Spam」と呼ばれるメールボックスに送信します。

例のルールは、rules.ima ファイル内で以下のように表示されます。H~ X- IMAIL-SPAM-DNSBL:(FIVETEN):Spam

ヒント 最初に、特別にスパム用にメールボックスを設定できます。次に、間違って正規のメールが捕捉されていないことを確認するために捕捉されたメッセージを評価できます。