ブラックリストの動作

DNS ブラックリストデータベースには、スパムを送信することが知られている IP アドレスのリストが含まれています。オープンメール中継のある IP アドレスも含まれています。スパムが簡単にシステムを乗っ取り、スパムを送信できるからです。IP アドレスが各ブラックリストに記載される理由はさまざまなあります。最もよくある理由は、ダイヤルアップ、一括メーラー、スパム送信者、オープンリレーです。

別のドメイン内での IP アドレスの分類

ブラックリストに IP アドレスを入れるさまざまな基準があるのと同じように、さまざまな IP アドレスを分類する方法があります。ブラックリストには、記載理由に基づいて IP アドレスを分類するために、異なるドメイン (クエリドメイン) を使用するものがあります。ダイヤルアップアカウントの IP アドレスのみを含むドメインもありますし、一括メーラーの IP アドレスのみを含むドメインもあります。このように分類されているので、ブラックリストに掲載されているメールを受信しない理由を選択し、その理由の IP アドレスを含むドメインの使用を選択できます。

理由コード/IP アドレスでの IP アドレスの分類

IP アドレスがブラックリストに載せられた理由について、他のブラックリストは理由コード/IP アドレス (例 127.0.0.3) を返します。1 つのドメイン内のすべての IP アドレスが挙げられますが、各 IP アドレスには含まれている理由を説明するコードが含まれています。例えば、「127.0.0.3」というコードはダイヤルアップアカウントを示し、「127.0.0.4」というコードは一括メーラーを示すことがあります。このようなブラックリストの 1 例として、Fiveten ブラックリストがあります。

ブラックリストの使用メソッドの判断方法

しかし、ブラックリストには標準がありません。別のクエリードメインを使用するブラックリストもあれば、理由/IP コードを使用するブラックリストもあります。返される理由/IP コードにも標準はありません。あるブラックリストでは「127.0.0.3」はダイヤルアップを表し、他のブラックリストには一括メーラーを表すことがあります。この情報を探すのに最も良いリソースはブラックリスト自体です。ブラックリストの Web サイトにアクセスすると、各ブラックリストが列挙された IP アドレスを分類している方法が分かります。

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