複数の電子メール ドメインに対する個別の antispam-table.txt ファイルの作成

各ドメインの管理者がその単語をスパムに対して使うことに合意しないため、現在の電子メール ドメイン (IP ベースのドメイン) でプライマリ電子メール ドメイン (IP ベースのドメイン) の antispam-table.txt ファイルを使用したくない場合があります。また、プライマリドメインの管理者が、製品付属の antispam-table.txt ファイルに満足しない場合も考えられます ()。このような場合は、antispam-table.txt ファイルを変更できます。

電子メール ドメインに対して、スパム ワード カウントと非スパム ワード カウントを作成するには、次の手順を実行します。

antispam-table-ini.txt ファイルの内容を使用します。このファイルには、インストール時に作成されたワード カウントが含まれています。このファイルには、初期ワード カウントが含まれますが、プライマリ ドメインによって行われた変更内容は含まれません。

新しい antispam-table.txt ファイルを作成するには、次の手順を実行します。

現在の電子メールドメインのディレクトリに antispam-table.txt ファイルが既に含まれている場合は、以下の手順にあるように、このファイルを削除してから [ドメイン] オプションを選択する必要があります。これを削除しなければ、antispam-table.txt ファイルはそのディレクトリにコピーされず、ワード カウントも更新されません。あとで元に戻す場合に備えて、このファイルを別の場所にバックアップしておくこともできます。

  1. [Domain] タブをクリックします。
  2. [Domain] リストで、ドメインを選択します。[Domain Properties] が表示されます。
  3. 左のナビゲーション バーで、[Spam Filtering] をクリックします。[Domain Level Antispam] 設定が表示されます。
  4. [Statistical Filter] をクリックします。[Statistical Filter] プロパティが表示されます。
  5. [Use] リストで、[Current Domain] をクリックします。

[存] をクリックします。

antispam-table-ini.txt の内容は、次の電子メール配信が発生したとき、現在の電子メールドメインのディレクトリに配置されます。このファイルの作成を早めるために、キューマネージャを停止して、再起動することもできます。antispam-table-ini.txt はプライマリ電子メール ドメインの、インストール中に作成された antispam-table.txt ファイルのコピーです。

IMail Server は、コンテンツ フィルタリングがメッセージに対して実行される度、在の子メール ドメイン ディレクトリから antispam-table.txt ファイルを読み込みます。このファイルは現在の電子メールド メインのディレクトリに現れます。

ヒント :antispam-table.txt ファイル内のワードカウントを修正するには、antispamseeder.exe を使用します。このユーティリティの使い方の詳細については、「電子メールドメインの antispam-table.txt ファイルのカスタマイズ」を参照してください。

仮想 IP ベースの電子メール ドメインに対してプライマリ電子メール ドメインの antispam-table.txt ファイルを使用するには、次の手順を実行します。

:このオプションはインストール時にデフォルトで有効になっています。

  1. [Domain] タブをクリックします。
  2. [Domain] リストで、ドメインを選択します。[Domain Properties] が表示されます。
  3. 左のナビゲーションバーで、[Spam Filtering] をクリックします。[Domain Level Antispam] 設定が表示されます。
  4. [Statistical Filter] をクリックします。[Statistical Filter] プロパティが表示されます。
  5. [Use] リストで、[Primary Domain] をクリックします。
  6. [存] をクリックします。

IMail Server は、コンテンツ フィルタリングがメッセージに対して実行される都度、プライマリ電子メール ドメイン ディレクトリから antispam-table.txt を読み込みます。したがって、このファイルは現在の電子メールド メインのディレクトリには現れません。

関連トピック

Antispamseeder のパラメータ

Antispam-table.txt ファイルについて