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FTP - サポートされているコマンド

MOVEit Transfer FTP は次の FTP コマンドをサポートしています。

コマンド

コメント

USER ユーザー名

MOVEit ユーザーデータベースでチェックされる MOVEit ユーザー名を示します。

PASS パスワード

MOVEit ユーザーデータベースでチェックされる MOVEit パスワードを示します。

AUTH タイプ

指定されたセキュリティタイプ (TLS-C または TLS-P) の保護された通信を開始します。

FEAT

特に AUTH、PROT、および PBSZ の、サポートされている機能セットを返します。

PROT タイプ

データ接続保護タイプを設定します。TLS-C セキュリティの場合、データチャネルでセキュリティを有効にするには PROT P コマンドが必要です。

PBSZ サイズ

暗号化用の保護バッファサイズを設定します。互換性を確保するために含められます。サイズはチェックしません。

CLNT 名前バージョン

ログに記録するため FTP クライアント名とバージョンを設定します。

LIST

Microsoft の FTP サーバーと互換性がある形式で、日付、サイズ、およびファイル名を含むディレクトリリストを取得します。「-」で始まるコマンド引数は無視されます。

NLST

ベアディレクトリリストを取得します。

RETR fileID

最初に現在のユーザーがファイルの読み取り権限を持っていることを確認し、ファイルをダウンロードします。fileID には、fileID が埋め込まれた完全なファイル名を指定することもできます。MOVEit Transfer FTP によって fileID が抽出されます。フォルダーに固有のファイル名が強制されている場合、ID の代わりにファイル名を使用できます。

STOR ファイル名

ファイルをアップロードします。MOVEit により新しい fileID が作成され、226 レスポンスで返されます。

APPE ファイル名

ファイルを添付します。ファイル送信を再開する目的でのみサポートされています。MOVEit により新しい fileID が作成され、古い部分ファイルがコピーされて新しいデータが追加され、226 レスポンスで返されます。

CD ~

現在のディレクトリをユーザーのデフォルト (ホーム以外) ディレクトリに変更します。

CWD ディレクトリ

現在のディレクトリを変更します。以下を参照してください。

MKD ディレクトリ

ユーザーにアクセス許可がある場合、ディレクトリを作成します。

RMD ディレクトリ

ユーザーにアクセス許可がある場合、ディレクトリを削除します。

DELE fileID

削除するためのアクセス許可がユーザーにある場合、ファイルを削除します。

RNFR fileID
RNTO ファイル名

変更するためのアクセス許可がユーザーにある場合、ファイル ID に関連付けられた元のファイル名を変更します。

REST スキップカウント

後続の RETR または STOR コマンドのバイトスキップ数を設定します。RETR の場合、ダウンロードされたファイルの最初の「スキップカウント」数が MOVEit によってスキップされます。STOR の場合、最初の「スキップカウント」のバイト数が MOVEit によって宛先ファイルから新しいファイルへコピーされてから、送信されたバイトが追加されます。

SIZE ファイル名

名前付きファイルのサイズをバイト単位で報告します。これは、ディレクトリリストで返される値と同じです。

MODE タイプ

データをデータ接続を介して送信するモードを設定します。ストリームモードには S、Zip 圧縮モードには Z を使用します。

SYST

システムのタイプを報告します。返される文字列は Microsoft Windows FTP サーバーとの互換性を示します。

HELP

コマンドのリストを表示します。

PORT

アクティブデータ接続を開始します。パッシブ接続のみを許可するように設定されている場合は拒否されます。

PASV

パッシブ接続を開始します。これは、FTP サーバーが TCP データ接続を開始できないようにファイアウォールを設定している一部の FTP クライアントで使用されます。

QUIT

セッションを終了します。

CCC

有効な場合、Cleartext Command Channel コマンドによって暗号化からクリアテキストにコマンドチャネルが切り替えられます。[Allow CCC (CCC を許可)] 設定オプションの説明を参照してください。

STAT

FTP サーバーに関する簡潔な情報 (名前、バージョン、現地時刻など) を適切に承認されたユーザーに返します。

MOVEit Transfer FTP は整合性チェックを目的とする次のコマンドをサポートしています。

コマンド

コメント

INTEGRITY タイプ

STOR および RETR で整合性チェックを有効にします。タイプ L では、データをただちに圧縮する「一括モード」データストリームを使用し、整合性を確認するためファイルの SHA1 ハッシュを含めます。タイプ H の「ハッシュモード」ではデータストリームは標準で、クライアントは整合性を確認するため SHA1 ハッシュのチェックを行います。タイプ N では整合性チェックはオフです。

XSHA1 ファイル名

通常は最近送信された名前付きファイルの SHA1 ハッシュを返します。

HASH OK/BAD

STOR または RETR の後で、クライアントがファイル SHA1 ハッシュを検証したことと、一括モードのデータストリームで渡されたもの、あるいは XSHA1 コマンドで返されたものと一致したかどうかを MOVEit Transfer FTP に通知します。

MOVEit Transfer FTP はユーザーのパスワードを変更する次の特殊なコマンドをサポートしています。

コマンド

コメント

CHGPW 古いパスワード 新しいパスワード 新しいパスワード

 

ログオンしているユーザーについて、MOVEit Transfer にパスワード変更要求を送信します。古いパスワードが再度確認されます。また、新しいパスワードはサイトの安全性要件を満たす必要があります。

MOVEit Transfer FTP は従来とは異なる方法で次のコマンドをサポートしています。

コマンド

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TYPE I または A

すべての送信のデフォルトタイプはバイナリです。この設定は、FTP/SFTP サーバーで適用されます。

注: MOVEit Transfer では自動的に改行が追加/削除されず、従来のプレーンテキスト (ASCII) の送信で行われたその他の文字処理は行われません。この動作は、FTP/SFTP サーバーのホスト上書き設定で上書きできます。

MOVEit Transfer FTP は次のコマンドをサポートしていません。

サポートされていないコマンド: ACCT、SMNT、REIN、STOU、ALLO、ABOR、SITE