SNMP MIB Walker の使用

このネットワークツールでは、デバイスでサポートされ、WhatsUp Gold で監視できる SNMP オブジェクトの詳細を検出、または探索することができます。SNMP MIB Walker では、オブジェクトのポーリングがアクティブに行われ、ポーリングされたオブジェクトの MIB ファイルを読み込む必要がありません。

SNMP ウォークは、SNMP getnext 読み取りの後継であり、設定済みのオブジェクト ID (ウォーク対象のサブツリーのルート) から始まり、MIB サブツリーに次のオブジェクトがなくなるまで、または指定した数の行が MIB 内でウォークされるまで実行されます。MIB Walker から結果が返されたら、オブジェクト (ノード) をクリックすると、その SNMP オブジェクトに関する詳細が表示され、オブジェクトのリストをさらにウォークすることができます。また、ノードの上にマウスのカーソルを合わせると、SNMP オブジェクトの詳細が表示されます。

SNMP MIB Walker を使用するには:

  1. 適切な情報を入力するか、選択します。
    • [アドレスまたはホスト名]。デバイスの IP アドレスまたはホスト名を入力します。
    • [認証情報]。デバイスの適切な認証情報をリストから選択します。詳細については、「認証情報の使用」を参照してください。
    • [オブジェクト ID]。情報を表示するオブジェクトの数値 ID またはラベル ID を入力します。デフォルトの OID がボックスに表示されます。
    • [フィルタ]。(オプション) 検索結果を絞り込むためのフィルタを入力して、フィルタ条件と一致した値を持つ OID しか返されないようにします。

    ヒント これは正規表現を使用した、大文字と小文字を区別しないフィルタです。詳細については、「正規表現の構文」を参照してください。

    • 検索のタイムアウトと再試行回数、出力の種類 (ツリー、数値 OID のリスト、ラベルのリスト)、および表示する最大行数の値を変更するには、[詳細] ボタンをクリックします。
  2. 情報をすべて入力したら、[ウォーク] をクリックして検索を実行します。選択したデバイスで使用できる SNMP オブジェクトのリストが SNMP MIB Walker によって返されます。

    Network Tools SNMP Walker ツリー

ウォークを終了するには、[停止] をクリックします。複数のウォークを実行している場合に前のウォークを表示するには、[戻る] をクリックします。

サポートされる SNMP オブジェクトのリストが SNMP Walker から返されたら、この情報に基づいてデバイスのカスタムパフォーマンスモニタとアクティブスクリプトパフォーマンスモニタを作成できます。詳細については、「カスタムパフォーマンスモニタの作成」を参照してください。

特定の MIB オブジェクトに関する詳細情報を表示するには、詳細情報を表示するオブジェクトの上にマウスを合わせます。情報がポップアップバブルに表示されます。

Network Tools MIB Walker MIB ポップアップ情報

MIB 出力の種類について

MIB オブジェクトの表示形式は、[詳細パラメータ] ダイアログで変更できます。OID 情報が数値 OID として出力されるか、説明ラベルとして出力されるかにかかわらず、各ノードには、詳細情報をドリルダウン (ウォーク) できる追加のサブノードが含まれている場合があります。ノードをクリックするたびに、そのノードに子ノードがある場合は、クリックしたノードがドリルダウンのルートノードになります。子ノードは展開され、属性が表示されます。MIB オブジェクトは次の 3 つの形式のいずれかで表示できます。

メモ このダイアログの右上にある [MIB エクスプローラー] リンクをクリックすると、WhatsUp Gold MIB エクスプローラーに切り替えることができます。

参照

ネットワークツールの使用

Ping ツールの使用

トレースルートツールの使用

ルックアップツールの使用

SNMP MIB エクスプローラーの使用

MAC アドレスツールの使用

Web パフォーマンスモニタの使用

Web タスクマネージャの使用

レイヤー 2 トレースの使用

IP/MAC アドレス検索ツールの使用