レイヤー 2 グループの作成

レイヤー 2 グループを作成し、動的マップフィルタをレイヤー 2 マップに適用して、デバイス情報が変更されるたびにマップが動的に更新されるようにします。

動的トポロジマップに表示するデバイスを選択 (フィルタ) する作業の一環として、マップデバイスと選択済みデバイスの選択フィルタを使用し、カスタムマップを作成します。たとえば、マップデバイスフィルタオプションを使用すると、IP 範囲が 10.0.0.1 ~ 10.0.0.100 のデバイスを選択してマップに表示できます。この範囲内のデバイスがネットワークに追加されると、そのデバイスはマップにも追加されます。接続済みデバイスフィルタを適用して、マッピング済みのコアデバイスに接続されているデバイスを表示することもできます。たとえば、トポロジマップのスイッチに接続されているサーバーをすべて表示するようにマップをフィルタできます。

この機能により、レイヤー 2 トポロジマップを常に最新のネットワーク設定に保つことができます。

[レイヤー 2 グループのプロパティ] ダイアログを使用すると、次の操作を行うことができます。

新しいレイヤー 2 グループを作成し、グループマップ設定を管理するには:

  1. WhatsUp Gold Web インターフェイスの [マップ表示] で、マップ内を右クリックします。右クリックメニューから、[マップオプション] > [グループ/レイアウトの設定] をクリックします。[レイヤー 2 グループのプロパティ] ダイアログが表示されます。

    - または -

    WhatsUp Gold Web インターフェイスの [マップ表示] で、マップ内を右クリックします。右クリックメニューから、[新規] > [新しいレイヤー 2 グループ] をクリックします。[レイヤー 2 グループのプロパティ] ダイアログが表示されます。

  2. 新しいグループまたはマップの [デバイスグループ名] を入力します。
  3. ダイアログの 3 つのタブを使用して、マップを設定します。

    [デバイス] タブ

    [更新モード] を選択します。

    • [動的]。デバイス情報が変更されるたびにマップフィルタをトポロジマップに適用します。
    • [手動]。マップに対するデバイスのフィルタ処理を無効にします。デバイスのフィルタが無効になっている場合は、トポロジマップの右クリックメニューを使用して、デバイスをマップに追加できます。

    マップに含めるデバイスのフィルタを設計するには、[デバイスの地図作成] ボックスと [接続済みデバイス] ボックスを使用します。[編集] をクリックして [デバイスフィルタの編集] ダイアログを開き、デバイスフィルタを選択します。詳細については、「デバイスフィルタの設定」を参照してください。

    マップにデバイスのレイヤー 2 リンクを表示するには、[レイヤー 2 リンクの表示] オプションを選択します。

    マップにデバイスの関連付けリンクを表示するには、[関連付けリンクの表示] オプションを選択します。

    [レイアウト] タブ

    レイアウトのモードについて理解するには、WhatsUp Gold トポロジエンジンが使用するレイアウト方法についての知識が必要です。各マップに対し、トポロジ表示ではルートデバイスを自動的に選択します。これが、図の開始点になります。ルートデバイスは、図の中でネットワーク接続数が最も多いデバイスの検出結果に基づいて選択されます。

    トポロジ表示では、接続モデルを使用してルートを親として設定し、接続済みのすべてのデバイスを子として割り当てます。このプロセスは、トポロジマップ上のすべてのデバイスに親と子の関係が割り当てられるまで続きます。

    親と子の関係が指定されると、トポロジ表示でトポロジマップに対して 3 つのレイアウトモードを使用できます。これらのモードは、子ノード (またはデバイス) にトポロジマップ上の位置を指定する方法を定義します。各レイアウトモードについて以下に説明します。

    • 放射状。放射状レイアウトモードでは、接続済みの子のデバイスは、親のデバイスを囲む放射状 (または円状) のパターンに配置されます。レイアウト結果を変更するには、次のレイアウト属性を変更します。
      • [レベル間隔]。この設定は、親と子のデバイス間の間隔を指定します。この値を大きくすると、親と子のデバイス間の間隔が広がります。
      • [ノード角度]。この設定は、各子 (または兄弟) のデバイス間の間隔を指定します。この値を大きくすると、子同士が扇形に広がります。

    メモ 多数のデバイスが 1 つの親に接続されている場合にノード角度を大きくすると、放射状レイアウトが重なる (完全な円状になる) ことがあります。このような場合は、ノード角度を小さくしてレベル間隔を広げる必要があります。

    • 階層。このモードでは、接続済みの子のデバイスは、親との関係における階層 (またはツリー状) パターンに配置されます。レイアウト結果を変更するには、次のレイアウト属性を変更します。

      [方向]。この設定は、ルートデバイスの配置と、ルートデバイスに対して子が配置される方向を示します。

      • 停止。ルートデバイスはトポロジマップの一番上に配置され、子はルートデバイスの下にそれぞれ配置されます。
      • 稼働。ルートデバイスはトポロジマップの一番下に配置され、子はルートの上にそれぞれ配置されます。
      • [左]。ルートデバイスはトポロジマップの右側に配置され、子はルートの左側にそれぞれ配置されます。
      • [右]。ルートデバイスはトポロジマップの左側に配置され、子はルートの右側にそれぞれ配置されます。

      [整列]この設定は、ルート (または親) デバイスの配置をその子に対して指定します。

      • [センター]。ルート/親デバイスは、その子に対して中央 (縦または横方向) に配置されます。
      • [左]。ルート/親デバイスは、その子に対して一番左 (縦または横方向) に配置されます。
      • [右]。ルート/親デバイスは、その子に対して一番右 (縦または横方向) に配置されます。

      [レベル間隔]。この設定は、親と子のデバイス間の間隔を指定します。この値を大きくすると、親と子のデバイス間の間隔が広がります。

      [ノード間隔]。この設定は、各子 (または兄弟) のデバイス間の間隔を指定します。この値を大きくすると、兄弟デバイス間の間隔が広がります。

    • [手動]。このモードでは、自動レイアウト方法はオフになり、トポロジマップ上のデバイスの配置をユーザーが完全に制御できます。トポロジマップにはドラッグアンドドロップ機能があり、カスタムトポロジマップを容易に作成および調整できます。手動レイアウトモードで使用できるドラッグアンドドロップ操作のリストを次に示します。
      • 左マウスクリック。トポロジマップ上のデバイスを選択します。
      • 左マウスクリック + マウスの移動。デバイスを選択し、トポロジマップ上の別の位置にドラッグします。
      • 手動レイアウトモードを使用して、新しいデバイスをトポロジマップに追加することもできます。デバイスの追加方法は、デバイスを放射状または階層レイアウトモードで追加する場合と同じです。デバイスをトポロジマップに配置した後は、マップ上のデバイスを手動で移動したり、放射状または階層レイアウト設定を選択してマップを調整したりできます。

    [モニタ] タブ

    マップに適用するモニタ設定を選択します。次の操作を選択できます。

    • Ping/SNMP インターフェイスアクティブモニタを有効にする
    • Ping レイテンシと可用性パフォーマンスモニタを作成する
    • インターフェイス使用率パフォーマンスモニタを作成する
    • パフォーマンスモニタを有効にする
  4. [OK] をクリックして、変更を保存します。

参照

マップの使用

[マップ表示] の使用

マップ表示のデバイス制限について

[マップオプション] コマンドの使用