Flow Monitor の設定
[Flow Monitor の設定] ダイアログには、Flow Monitor を設定および管理する際に使用する、一般的な設定、データ保持設定、データ管理設定があります。
一般
- 。Flow Monitor コレクタサービスがフロー情報をリスニングするために使用する TCP/IP ポート番号または IP アドレスを入力します。Flow Monitor は、1 つまたは複数のポートまたは IP アドレスでリスニングできます。デフォルトのポートは 9999 です。IP アドレスが定義されていない場合は、0.0.0.0 のデフォルトのアドレスが使用されます。フロー情報を Flow Monitor に送信するソースは、これらのポート番号または IP アドレスのいずれかを使用してデータを送信する必要があります。
複数のポート、またはデフォルトのポート以外のポートをリスニングするように Flow Monitor を設定する場合は、そのポートが別のサービスで使用されていないことを確認してください。さらに Windows ファイアウォールを使用している場合は、ファイアウォールに例外を追加してください。
- 。ログに書き込む詳細のレベルを選択します。
- 。このオプションは、エラーや一部の一般的なイベントの情報を報告するときに選択します。
- .このオプションは、通常のログよりも詳細な情報を記録するときに選択します。このオプションによって非常に大きいファイルが作成されてリソースが大幅に消費される可能性がありますが、問題をトラブルシュートする際に特に役立ちます。
- 。このオプションは、エラー数のみを記録するときに選択します。
- 。このオプションは、Flow Monitor で可能性のある問題やレポートの詳細についてツールヒントを表示するときに選択します。
- 。このオプションは、ホストやドメインでファビコン (お気に入りアイコン) が提供されている場合に Flow Monitor でそれらのファビコンを取得して表示するときに選択します。
オプションを選択すると、ファビコンを取得するために Flow Monitor はドメインのホストに接続します。これは、ホストとドメインの両方の接続統計に影響を与えます。
レポートデータ
データベースは時間の増加とともに非常に大きくなる場合があるため、 の値を増やす場合は、注意してください。
コレクタは、 の値で指定された時間が経過してもアクティビティのない未分類データをすべて消去します。
[Flow Monitor の設定] ダイアログのデータ保管セクションを使用すると、フローデータとインターフェイスデータのデータ保管パラメータを設定できます。フローデータを定期的にロールアップおよびアーカイブすることで、データ保管に必要なシステム リソースが最小化され、データ量の多い操作時のシステムの応答性が向上されます。
データ保管の設定
フローデータには、多くのパラメータ (入力および出力インターフェイス、ソースおよび宛先 IP アドレス、ポート番号、バイトレート、フロー終了時刻など) が含まれます。これらのパラメータは、情報の提供には役立ちますが、使用可能なストレージをすぐに満杯にする可能性もあります。データをロールアップすると効率的に保管できますが、個々のフロー内の時間に関連する情報が失われる場合もあります。Flow Monitor には、データ保管を手動で調整するか、フローデータの保管を Flow Monitor で自動的に調整するかをユーザーが選択できるデータ保管スキームが用意されています。後者の場合、Flow Monitor データベースの成長率が能動的に管理されます。フローデータのクリーンナップの制御には、次のパラメータを使用します。
- 。Flow Monitor で、フローデータのクリーンアップ設定を自動的に調整してデータベースサイズとシステムパフォーマンスを管理するには、このオプションを選択します。デフォルトでは、このオプションが選択されます。
- 。コレクタがデータベースに書き込む生のトラフィックのパーセントを決定するには、このオプションを使用します。このオプションは チェックボックスをオフにすると、有効になります。
データクリーンアップのデフォルト設定は控え目になっていますが、ロールアップの設定を変更すると、Flow Monitor データベースのサイズとアプリケーションのパフォーマンスに直接影響します。これらの設定を変更する際は、注意して行い、それらの設定の変更がデータベースサイズおよびアプリケーションパフォーマンスに及ぼす影響を監視することをお勧めします。
値を変更するためにボックス内にカーソルを置くと、ダイアログの下部にメッセージが表示されます。このメッセージは、Flow Monitor データおよびアーカイブデータベースに保管するフローレコードの推奨最大数とパーセントに関する情報を示します。変更を加えると、Flow Monitor データおよびアーカイブデータベースに保管されたレコード数への影響を予測するメッセージが表示されます。
- 。生のフローデータを保管する時間数を入力します。この設定により、生データを指定した時間維持するスライディングウィンドウが確立されます。その期間の終わりに達した生データはロールアップされます。生データのロールアップは 1 時間に 1 度、時刻の変わり目に実行されます。データがロールアップされた後は、Flow Monitor が報告できるのは毎時の集計値のみです。デフォルトでは、生データは 4 時間後にロールアップされます。
- 。毎時データを維持する日数を入力します。この設定により、毎時データを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。この日数より古くなった毎時データはロールアップされます。毎時データのロールアップは 1 日に 1 度実行されます。毎時データのロールアップ後は、Flow Monitor が報告できるのは 24 時間区切りで集計された合計のみです。デフォルトでは、毎時データは 1 日維持されます。
- 。日次データをアーカイブする前に、保管しておく日数を入力します。この設定により、日次データを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。その日数より古くなった日次データはアーカイブされます。Flow Monitor はアーカイブされたデータも表示できますが制限があります。デフォルトでは、日次データは 3 日後にアーカイブされます。
- 。日次データをアーカイブデータベースに保管しておく日数を入力します。この設定により、アーカイブされたデータを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。アーカイブデータがこの日数より古くなると、データベースから消去されます。アーカイブデータが消去された後は、Flow Monitor はそのデータについて報告できなくなります。デフォルトでは、アーカイブデータは 7 日後にデータベースから消去されます。
インターフェイスデータ保管の設定
生のインターフェイスデータは、フローコレクタによって提供されます。また、サンプリングしたフローデータをコレクタが受信する際に、生のインターフェイスデータをネットワークデバイスから直接収集するようにコレクタを設定することもできます。この生のインターフェイスデータは、その期間のインターフェイストラフィック全体を表すため、およびインターフェイス概要レポートとインターフェイスの使用率レポートに対して 95 パーセンタイルを計算するために使用されます。データ圧縮のため、インターフェイスデータによるデータストレージへの影響は少ないので、長期保管することができます。
次のパラメータは、インターフェイスデータのクリーンナップの制御に使用します。
- 。生のインターフェイスデータを保管する日数を入力します。この設定により、生インターフェイスデータを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。生インターフェイスデータはこの日数より古くなるとロールアップされます。データがロールアップされた後は、Flow Monitor が報告できるのはロールアップ過程で計算された合計を使用したものだけです。デフォルトでは、生インターフェイスデータは 8 日後にロールアップされます。
データクリーンアップのデフォルト設定は控え目になっていますが、ロールアップの設定を変更すると、Flow Monitor データベースのサイズとアプリケーションのパフォーマンスに直接影響します。これらの設定を変更する際は、注意して行い、それらの設定の変更がデータベースサイズおよびアプリケーションパフォーマンスに及ぼす影響を監視することをお勧めします。
95 パーセンタイルの値が課金目的で使用される場合、正確な結果を保証するために、その課金期間に対応する生インターフェイスデータのセットを維持する必要があります。インターフェイスの 95 パーセンタイル値の計算に必要なデータを収集するには、インターフェイスデータの を課金期間以上に設定する必要があります。
- 。毎時インターフェイスデータを維持する日数を入力します。この設定により、毎時インターフェイスデータを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。この日数より古くなった毎時データはロールアップされます。毎時インターフェイスデータのロールアップは 1 日に 1 度実行されます。毎時データのロールアップ後は、Flow Monitor が報告できるのは 24 時間区切りで集計された合計のみです。デフォルトでは、毎時インターフェイスデータは 35 日間維持されます。
- 。日次インターフェイスデータをアーカイブする前に、保管しておく日数を入力します。この設定により、日次インターフェイスデータを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。その日数より古くなった日次インターフェイスデータはアーカイブされます。Flow Monitor はアーカイブされたインターフェイスデータも表示できます。デフォルトでは、日次インターフェイスデータは 180 日後にアーカイブされます。
- 。日次インターフェイスデータをアーカイブデータベースに保管しておく日数を入力します。この設定により、アーカイブされた日次インターフェイスデータを指定した日数維持するスライディングウィンドウが確立されます。アーカイブされた日次インターフェイスデータがこの日数より古くなると、データベースから消去されます。アーカイブされたインターフェイスデータが消去された後は、Flow Monitor はそのデータについて報告できなくなります。デフォルトでは、アーカイブされたインターフェイスデータは 365 日後にデータベースから消去されます。
をクリックして、変更を保存します。