手順 3:データベースを Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 に移行します

この手順を Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 インストール先コンピュータで実行します。

  1. Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 インストール先コンピュータで、コマンドプロンプトを開きます。
  2. Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 上にデータベースを 3 つ作成します。これらは、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition からのバックアップ復元先データベースとなります。これらのデータベースを作成するには、大文字と小文字が区別される次のコマンドを実行します。

    <注> 以降の例では、デフォルト名で WhatsUp Gold データベースを作成したものと想定しています。カスタム名を使用した場合、デフォルト名が使用されている箇所を実際のデータベース名に置き換えてください。

    <注> 以降のコマンドで、<SQL サーバー名> を Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 のホスト名に置き換えてください。Microsoft SQL Server で、(デフォルトインスタンスではなく) 指定されたインスタンスを使用している場合、<SQL サーバー名> に「SQL_server_name\Instance_name」と入力します。

    <注> <ユーザー名> 値と <パスワード> 値は、実際の SQL 管理者アカウントのユーザー名とパスワードに置換する必要があります。

    • WhatsUp データベースを作成するには:

      sqlcmd -S "<SQL サーバー名>" -U <ユーザー名> -P <パスワード> -Q "CREATE DATABASE WhatsUp"

    • Flow Monitor データベースを作成するには:

      sqlcmd -S "<SQL サーバー名>" -U <ユーザー名> -P <パスワード> -Q "CREATE DATABASE NetFlow"

    • NFArchive データベースを作成するには:

      sqlcmd -S "<SQL サーバー名>" -U <ユーザー名> -P <パスワード> -Q "CREATE DATABASE NFArchive"

    <注> データベース名は、WhatsUpNetFlow、および NFArchive という Microsoft SQL Server 2005 Express Edition からのデータベース名と正確に一致していなければなりません。

    <注> Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 がデフォルト以外の照合順序基準で設定されている場合、各データベースの照合順序を SQL_Latin1_General_CP1_CI_AS に設定しなければなりません。

  3. 3 つのデータベースそれぞれについて、バックアップファイルを新しいデータベースにインポートします。大文字と小文字が区別される次のコマンドを使用します。

    <注> コマンド全体をコマンドプロンプトの 1 行にすべて入力してください。

    sqlcmd -S "<SQL サーバー名>" -U <ユーザー名> -P <パスワード>
    -Q "RESTORE DATABASE <データベース名>

    FROM DISK='<.bak ファイルの場所>' WITH REPLACE,
    MOVE '<データベース名>'
    TO '<SQL データベースのデータファイルの場所>',
    MOVE '<データベースログ>'
    TO '<SQL データベースのログファイルの場所>'"

<注> WhatsUp データベースの <データベース名> の値は、通常は WhatsUp です。ただし、WhatsUp Gold v12.0.2 かそれ以前によって作成されたデータベースを移行している場合は、WhatsUp_bak を使用してください。<データベースログ> には、必ず WhatsUp_log を使用してください。

<注> データベースのデータファイルとログファイルの場所がわからない場合、SQL Server Management Studio でこの情報を確認できます。SQL Server Management Studio で、データベースを右クリックし [プロパティ] を選択し、[ファイル] ページを選択します。どのファイルがデータファイルなのかは、[File Type] 列の値で特定できます。データファイルとログファイルの場所は、[パス] 列にあります。

たとえば、

<注> ここで示す例では、ホスト名が SQLServer である Microsoft SQL Server 2005 または Microsoft SQL Server 2008 or 2008 R2 上でデフォルトインスタンスに復元しており、かつデータファイルとログファイルのパスが Microsoft のデフォルト値に従うものと想定しています。

<注> WhatsUp Gold v12.3 かそれ以降によって作成されたデータベースを移行している場合、上記の例で WhatsUp_datWhatsUp に置き換えてください

3 つのデータベースをすべて正常に復元できたというメッセージが表示されたら、コマンドプロンプトを閉じます。

参照

Microsoft SQL Server への WhatsUp Gold Microsoft SQL Server 2005 Express Edition データベースの移行

手順 1:Microsoft SQL Server が要件を満たしていることを確認します

手順 2:データベースをバックアップします

手順 4:データベース接続を更新します

移行問題のトラブルシューティング

詳細情報の参照先