SSH パフォーマンスモニタの追加および編集

Secure Shell (SSH) モニタは、SSH を使用してリモートデバイスに接続して、コマンドやスクリプトを実行します。モニタにスクリプトを組み込むことも、リモートマシンにスクリプトファイル (実行可能ファイルであることを確認) を配置してスクリプトを実行するコマンドをモニタに入力することもできます。各モニタはデータベースに記録されている 1 つの数値を返します。この数値は、後でレポートや、アラートセンターのしきい値との比較など、WhatsUp Gold のさまざまな機能で使用されます。

メモ この機能は WhatsUp Gold Premium、ProView、TotalView、TotalView Plus の各エディションでのみ使用できます。ライセンスを更新するには、WhatsUp カスタマポータルにアクセスしてください。

新しい SSH パフォーマンスモニタを追加するには:

  1. WhatsUp Gold Web インターフェイスで、[管理者] > [モニタ] に移動します。[モニタライブラリ] ダイアログが表示されます。
  2. [パフォーマンス] タブをクリックします。[パフォーマンスモニタ] リストが表示されます。
  3. [新規] をクリックします。[パフォーマンスモニタの種類の選択] ダイアログが表示されます。
  4. [SSH パフォーマンスモニタ] を選択し、[OK] をクリックします。[新しい SSH パフォーマンスモニタ] ダイアログが表示されます。
  5. 適切な情報を入力するか、選択します。
    • [名前]。 パフォーマンスモニタの固有の名前を入力します。この名前がパフォーマンスモニタライブラリに表示されます。
    • [説明]。(オプション) モニタに関する追加情報を入力します。この説明は、パフォーマンスモニタライブラリでモニタの横に表示されます。

      [実行するコマンド]。リモートデバイスで実行するコマンドを入力します。このコマンドには、デバイスが解釈して実行できる、Unix シェルコマンドや Perl スクリプトなどを指定できます。次のスクリプトオプションのいずれかを選択します。

      • [数値]。コマンドまたはスクリプトは 1 つの数値を返す必要があります。スクリプトは必要に応じて複雑にすることができますが、1 つの数値のみを返す必要があります。たとえば、従来の単一行の Unix 形式では次のようになります。
        free -m | awk 'NR==2{print $3}'
        これは 16.2.3 より前のバージョンの WhatsUp Gold で必須のスクリプト形式です。
      • [インタラクティブシェル]。このスクリプトは 1 つの数値を返すように制限されていませんが、出力には文字列 'Result=xxxx' が含まれている必要があります。ここで、xxxx は数値を表します。たとえば、複数行の Linux 形式では次のようになります。
        echo Result=$(free -m | awk 'NR==2{print $3}')
        WhatsUp Gold 16.2.3 以降で使用できるこの新しいスクリプト形式は、出力を 1 つの数値に制限する必要がなく、ターゲットのスクリプトインタープリタの全機能をサポートします。

    メモ リモートデバイスで実行するスクリプトを作成する場合は、スクリプトをリモートマシンで開発、テスト、デバッグする必要があります。WhatsUp Gold は、リモートスクリプトの操作をサポートしていません。

    • [行末文字]。適切な文字の種類を [なし][改行][復帰][復帰改行] から選択します。Windows オペレーティングシステムでは複数行のスクリプトが入力されて保持され、行末文字が含まれますが、この行末文字をターゲットデバイスで認識できない場合があります。この設定機能により、WhatsUp Gold では接続やコマンド実行の前に、選択した文字で行末文字が置換されます。
    • [SSH 認証情報]。WhatsUp Gold がリモートデバイスへの接続に使用する適切な SSH 認証情報を選択します。[デバイスの SSH 認証情報を使用] を選択した場合、WhatsUp Gold は、モニタが割り当てられたデバイスに指定されている SSH 認証情報を使用します。適切な SSH 認証情報が表示されない場合、またはデバイスに SSH 認証情報が割り当てられていない場合は、参照ボタン ([...]) をクリックして WhatsUp Gold 認証情報ライブラリを開き、一連の認証情報を設定します。
  6. [OK] をクリックして、変更を保存します。
  7. モニタをライブラリに追加した後、[デバイスのプロパティ] > [パフォーマンスモニタ] からモニタを有効にできます。詳細については、「パフォーマンスモニタの有効化」を参照してください。

既存の SSH パフォーマンスモニタを編集するには:

  1. WhatsUp Gold Web インターフェイスで、[管理者] > [モニタ] に移動します。[モニタライブラリ] ダイアログが表示されます。
  2. [パフォーマンス] タブをクリックします。[パフォーマンスモニタ] リストが表示されます。
  3. 現在のモニタのリストから編集するパフォーマンスモニタを選択し、[編集] をクリックします。 [SSH パフォーマンスモニタの編集] ダイアログが表示されます。
  4. 適切な情報を入力するか、選択します。
    • [名前]。 パフォーマンスモニタの固有の名前を入力します。この名前がパフォーマンスモニタライブラリに表示されます。
    • [説明]。(オプション) モニタに関する追加情報を入力します。この説明は、パフォーマンスモニタライブラリでモニタの横に表示されます。

      [実行するコマンド]。リモートデバイスで実行するコマンドを入力します。このコマンドには、デバイスが解釈して実行できる、Unix シェルコマンドや Perl スクリプトなどを指定できます。コマンドまたはスクリプトは 1 つの数値を返さなければなりません。
      WhatsUp Gold 16.2.3 以降のリリースでは、SSH パフォーマンスモニタに特定の 'Result=xxxx' 形式で値が返される必要があります。出力には、'Result=xxxx' という文字列が含まれている必要があります。ここで xxxx は数値を表します。例:
      従来の単一行の Unix 形式では次のようになります。free -m | awk 'NR==2{print $3}'

      新しい Linux の必須の形式では次のようになります。echo Result=$(free -m | awk 'NR==2{print $3}')

    メモ リモートデバイスで実行するスクリプトを作成する場合は、スクリプトをリモートマシンで開発、テスト、デバッグする必要があります。WhatsUp Gold は、リモートスクリプトの操作をサポートしていません。

    • [行末文字]。適切な文字の種類を [なし][改行][復帰][復帰改行] から選択します。Windows オペレーティングシステムでは複数行のスクリプトが入力されて保持され、行末文字が含まれますが、この行末文字をターゲットデバイスで認識できない場合があります。この設定機能により、WhatsUp Gold では接続やコマンド実行の前に、選択した文字で行末文字が置換されます。
    • [SSH 認証情報]。WhatsUp Gold がリモートデバイスへの接続に使用する適切な SSH 認証情報を選択します。[デバイスの SSH 認証情報を使用] を選択した場合、WhatsUp Gold は、モニタが割り当てられたデバイスに指定されている SSH 認証情報を使用します。適切な SSH 認証情報が表示されない場合、またはデバイスに SSH 認証情報が割り当てられていない場合は、参照ボタン ([...]) をクリックして WhatsUp Gold 認証情報ライブラリを開き、一連の認証情報を設定します。
  5. [OK] をクリックして、変更を保存します。

参照

パフォーマンスモニタの使用

パフォーマンスモニタの概要

パフォーマンスモニタライブラリの使用

パフォーマンスモニタの操作

アクティブスクリプトパフォーマンスモニタの追加および編集

APC UPS パフォーマンスモニタの追加および編集

JMX パフォーマンスモニタの追加および編集

PowerShell スクリプトパフォーマンスモニタの追加および編集

例 - PowerShell パフォーマンスモニタスクリプト

プリンタパフォーマンスモニタの追加および編集

SNMP パフォーマンスモニタの追加および編集

SQL クエリパフォーマンスモニタの追加および編集

SQL クエリビルダ

Windows パフォーマンスカウンタモニタの追加および編集

WMI フォーマット済みパフォーマンスモニタの追加および編集

WMI パフォーマンスモニタの追加および編集