PassiveMonitorActivityLog テーブルは、SNMP トラップ、Syslog、および Windows イベントログの監視によって収集されたパッシブモニタのデータを格納しています。
ほとんどの場合、大容量のテーブルは WhatsUp が不要なパッシブモニタデータを収集した結果です。
1. パッシブモニタリスナーの設定を確認する
最初のステップは、デバイスに明確に設定したパッシブモニタのデータだけが収集されるようにすることです。それには、SNMP トラップリスナーと Syslog リスナーの両方について、不要なメッセージを受け入れていないことを確認します。この設定は [プログラムのオプション] で確認できます。
パッシブモニタリスナーの設定を確認するには:
2. 不要なデータをデータベースから削除する
デバイスに割り当てられているパッシブモニタのみからデータを収集するように WhatsUp Gold を設定すると、次のステップは、既に収集された不要なデータをデータベースから削除する作業です。
アプリケーションが収集したパッシブモニタのすべてのデータを削除します。これによって、SNMP トラップログ、Syslog エントリ、および Windows イベントログのレポートに表示されるパッシブモニタのデータがすべて削除されます。受信するパッシブモニタイベントによってトリガされるアクションは、引き続きアクションログに表示されます。
重要 次のいずれかの変更を元に戻す必要がある場合に備えて、WhatsUp データベースのバックアップを作成しておくことをお勧めします。
すべてのパッシブモニタデータを WhatsUp データベースから削除するには:
>sqlcmd -E -S "%COMPUTERNAME%\WHATSUP" -Q "TRUNCATE TABLE [WhatsUp].[dbo].[PassiveMonitorActivityLog]"
メモ %COMPUTERNAME%
は WhatsUp コンピュータの名前に置き換えます。
上記のコマンドは、WhatsUp Gold と一緒にインストールされる SQL Server 2005 Express Edition データベースを使用していると想定しています。別のデータベース設定を使用している場合は、データベース管理者に連絡して、"-S" スイッチに含める情報を確認してください。
WhatsUp データベースからパッシブモニタデータをすべて削除した後、オプションで WhatsUp データベースファイルを縮小して、SQL server のディスク領域をリクレームすることもできます。
WhatsUp データベースを縮小するには:
>sqlcmd -E -S "%COMPUTERNAME%\WHATSUP" -Q "DBCC SHRINKDATABASE ('WhatsUp', 20)"
メモ %COMPUTERNAME%
は WhatsUp コンピュータの名前に置き換えます。
データベースのサイズとシステムリソースによっては、データベースの縮小に時間がかかる場合がありますが、完了後にデータベース領域の簡単な解析が報告されます。
メモ [CTRL] + [C] キーシーケンスを使用すると、いつでも縮小プロセスを破棄できます。
"DBCC SHRINKDATABASE" コマンドの詳細については、Microsoft の Web サイト、
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/ms190488.aspx を参照してください。
重要 データベース領域をリクレームした後で、パッシブモニタの設定を調べる必要があります。(ホームダッシュボードの) [種類別のパッシブモニタの合計]ダッシュボードレポート、システムレベルの [SNMP トラップログ]、[Syslog エントリ]、および [Windows イベントログ] レポートを見ると、容易にこれを確認できます。パッシブモニタを「おしゃべりな」デバイスに割り当てた場合や、検索基準で排他性が十分でないモニタを WhatsUp デバイスに割り当てた場合は、システムがさらに多くのパッシブモニタデータを収集するので、この問題が再発する可能性があります。