リモートデータベースアクセスでの Windows 認証の使用
前提条件
開始前に、次のものにアクセスできなければなりません。
ハードウェアとソフトウェアの最小要件の詳細については、「システム要件」を参照してください。
概要
Windows 認証を使用してリモート Microsoft SQL Server データベースアクセスを実行するよう WhatsUp Gold インストール環境を設定するには:
- WhatsUp Gold をホストするコンピュータ上のローカル管理者グループにドメインユーザーを追加します。
- Microsoft SQL Server をホストするコンピュータ上のローカル管理者グループにドメインユーザーを追加します。
- [ログイン] ダイアログを使用して、ドメインユーザー (user1 など) を Microsoft SQL Server データベースに追加します。
- Microsoft SQL Server の 'sa' ユーザーに割り当てられたのと同じアクセス許可を Microsoft SQL Server データベースのドメインユーザー (user1) に割り当てます。
- ローカル Microsoft SQL Server 2005 Express Edition データベースと共に WhatsUp Gold をインストールします。
- データベース設定ユーティリティを実行し、WhatsUp Gold データベース接続を設定して、WIndows 認証を使用してリモートデータベースに接続します。
- WIndows 認証を使用してリモートデータベースに接続するよう ODBC ドライバーを設定します。
- NMC コンソール用ドメインユーザーアプリケーションプールを使用するよう IIS を設定し、匿名アクセスのユーザーアカウントを WhatsUp Gold Web サイトのドメインユーザーに変更します。
- ドメインユーザーを使用して WhatsUp Gold プロセスを実行するよう Ipswitch サービスコントロールマネージャを設定します。
ドメインユーザーの新規作成および WhatsUp Gold と Microsoft SQL Server の各ホストマシンへの追加
WhatsUp Gold をホストするコンピュータ上のローカル管理者グループにドメインユーザーを追加するには:
- WhatsUp Gold をホストするコンピュータ上のローカル管理者として Windows にログインします。
- ドメインユーザーを新規作成します。あるいは、WhatsUp Gold がリモート Microsoft SQL Server データベースに接続するドメインユーザー (user1 など) を指定します。
次の手順に従って、ドメインユーザーを新規作成します。
- [スタート] ボタンをクリックし、[検索] ボックスに「mmc」と入力し、Enter キーを押して、Microsoft 管理コンソールを開きます。 管理者パスワードまたはその確認を要求された場合、パスワードを入力するか確認します。
- Microsoft 管理コンソールの左画面で をクリックします。
- フォルダをクリックします。
- をクリックしてから、 をクリックします。
- ダイアログに適切な情報を入力し、 をクリックします。
- ユーザーアカウントの新規作成が完了したら、 をクリックします。
- 選択したドメインユーザー (user1 など) をローカル管理者グループに追加します。
- Microsoft 管理コンソールの左画面で をクリックします。
- フォルダをダブルクリックします。
- [ローカル管理者グループ] を右クリックし、 をクリックします。
- をクリックし、ユーザーアカウント名を入力します。
- をクリックし、 をクリックします。
- コンピュータを再起動します (必須ではありませんが、お勧めします)。
Microsoft SQL Server データベースをホストするコンピュータ上のローカル管理者グループにドメインユーザーを追加するには:
- Microsoft SQL Server データベースをホストするコンピュータ上のローカル管理者として Windows にログインします。
<注> MSSQL サーバーは WhatsUp Gold サーバーと同じドメイン上に存在していなければなりません。
- 選択したドメインユーザー (user1 など) をローカル管理者グループに追加します。
- Microsoft 管理コンソールの左画面で をクリックします。
- フォルダをダブルクリックします。
- [ローカル管理者グループ] を右クリックし、 をクリックします。
- をクリックし、ユーザーアカウント名を入力します。
- をクリックし、 をクリックします。
- コンピュータを再起動します (必須ではありませんが、お勧めします)。
Microsoft SQL Server データベースユーザーとしてのドメインユーザーの追加
Windows 認証 (SQL Server Management Studio) を使用する SQL Server ログインを作成するには
- SQL Server Management Studio を起動します。
- ドメインユーザーを追加します。
- SQL Server Management Studio で、オブジェクト エクスプローラーを開き、ログインを新規作成するサーバーインスタンスのフォルダを展開します。
- [セキュリティ] フォルダを右クリックし、 を選択して をクリックします。
- [全般] ページで にドメインユーザー名 (user1 など) を入力します。
- を選択します。
- をクリックします。
- ドメインユーザー (user1 など) に Microsoft SQL Server システム管理者 (sa) ユーザーと同じアクセス許可を与えます。 'sa' ユーザーにとって最も一般的な設定となるガイドラインを次に示します。
- ページで
sysadmin
ロールを選択します。 - [ユーザーマッピング] ページで、各データベースの
db_owner
ロールメンバーシップを選択します。 ドメインユーザーに特定のデータベースにアクセスさせたくない場合、そのデータベースの db_owner (dbo) ロールを与えないでください。 - [設定] メニューの [ステータス] ページで、次のようにします。
- 変更を保存して SQL Server Management Studio を終了します。
WhatsUp Gold のインストールとリモートデータベースへの接続の設定
WhatsUp Gold を設定し、リモートデータベースに接続するには:
- WhatsUp Gold サーバー上でドメインユーザー (user1 など) を使用しているコンピュータにログインします。
- WhatsUp Gold をインストールします。 デフォルト設定をすべて受け入れ、Microsoft SQL Server 2005 Express Edition データベースのローカルインストールを許可します。
<注> サービスの依存性を確保するため、ローカルデータベースのインストールと実行を許可しなければなりません。 この依存性は後で削除することができます。
- WhatsUp Gold のインストールが完了したら、 を実行し、Windows 認証を使用してリモートデータベースサーバーでポイントします ()。
RemoteDBConfig.exe
ファイルをデフォルトの場所 C:\Program Files (x86)\Ipswitch\WhatsUp
または WhatsUp Gold をインストールしたカスタムの場所で見つけます。RemoteDBConfig.exe
ファイルをダブルクリックします。 [データベース接続] ダイアログが表示されます。- WhatsUp Gold のローカル SQL サーバーの場所の [サーバー名] が正しいことを確認します。
- 使用するリモート SQL サーバーを参照します。
- [認証] セクションで を選択します。
<注> ドメインユーザー (user1 など) としてログインしている必要があります。
- をクリックします。
- をクリックして、データベースを更新します。
- をクリックして、終了します。
<注> BCP エラーが表示された場合、リモート SQL から WhatsUp と NetFlow の各データベースを削除し、RemoteDBConfig.exe
の実行を再度試みてください。
WhatsUp Gold をホストするコンピュータ上での ODBC 接続のセットアップ
- Windows 認証とリモート SQL データベースサーバーを使用するよう ODBC 接続をセットアップします。
- 32 ビットシステムでは、 をクリックし、[32 ビット ODBC] アイコンをダブルクリックします。
- または -
64 ビットシステムでは、C:\Windows\SysWOW64 フォルダを見つけ、[ODBCAD32.exe] アイコンをダブルクリックします。 - タブを選択します。
- を選択します。
- をクリックします。
- リストからリモート SQL サーバーを選択します。
- をクリックします。
- を選択します。
- 引き続き [次へ] をクリックし、現在の設定を受け入れます。 変更を保存し、終了します。
- その他すべてのソースでも手順 b ~ g を繰り返します。
Windows 認証を使用する WhatsUp Gold の設定
NmConfig.exe
を実行して、Windows 認証を使用するよう WhatsUp Gold を設定します。- > > > > をクリックします。
- を選択します。
- をクリックします。
- が選択されていることを確認します。
- をクリックします。
WhatsUp Gold をホストするコンピュータ上での IIS の設定
IIS6 を使用するオペレーティングシステムの場合、ドメインユーザーアカウントを IIS_WPG グループに追加し、NmConsole アプリケーションプールの ID をそのドメインユーザーに変更し、匿名認証に使用されるアカウントをドメインユーザー (user1 など) に設定しなければなりません。 IIS7 を使用するオペレーティングシステムの場合は、NmConsole アプリケーションプールの ID を変更し、匿名認証に使用するアカウントを設定するだけで十分です。 次の手順に従って、これらの作業を実行します。
ドメインユーザーアカウント (user1 など) を IIS6 上の IIS_WPG グループに追加するには
- デスクトップで を右クリックし、 をクリックします。
- [コンピュータの管理] 画面の で、 を展開し、 をクリックします。
- グループを右クリックし、 をクリックします。
- ダイアログで、 をクリックします。
- ダイアログで、 ボックスにワーカープロセスを実行させるアカウントの名前 (<Web domain>\user1 など) を入力し、 をクリックします。
- [IIS_WPG のプロパティ] ダイアログで、 をクリックします。
- [コンピュータの管理] 画面を閉じます。
IIS6 上で NmConsole アプリケーションプールの ID を変更するには
- IIS マネージャを使用して、アプリケーションプールが稼働するアカウントを変更するには
- IIS マネージャで、ローカルコンピュータを展開し、 を展開します。次に、NmConsole アプリケーションプールを右クリックし、 をクリックします。
- タブをクリックし、 をクリックします。 "構成可能" とは、登録済みのユーザー名を指します。
- と の各ボックスにドメインアカウント (user1 など) のユーザー名とパスワードを入力します。
- をクリックします。
IIS7 上で NmConsole アプリケーションプールの ID を変更するには
- IIS マネージャを開きます ()。
- [接続] 画面でサーバーノードを展開し、 をクリックします。 [アプリケーションプール] リストに入力されます。
- [アプリケーションプール] ページで、 アプリケーションプールを選択し、[操作] 画面で をクリックします。 [詳細設定] ダイアログが表示されます。
- [プロセスモデル] 見出しの下で ID プロパティを選択し、 (参照) ボタンをクリックします。 [アプリケーションプール ID] ダイアログが表示されます。
- を選択し、 をクリックします。 [資格情報の設定] ダイアログが表示されます。
- [ユーザー名] ボックスにドメイン名アカウント (user1 など) を入力します。
- [パスワード] テキストボックスにそのドメインアカウント (user1 など) のパスワードを入力し、確認します。
- をクリックします。 [資格情報の設定] ダイアログが閉じます。
- をクリックします。 [アプリケーションプール ID] ダイアログが閉じます。
- をクリックします。 [詳細設定] ダイアログが閉じます。
- IIS マネージャアプリケーションを終了します。
IIS 6.0 上で匿名認証に使用するアカウントを設定するには:
- IIS マネージャで、ローカルコンピュータを展開し、 Web サイトを右クリックします。次に、 をクリックします。 [WhatsUpGold のプロパティ] ダイアログが表示されます。
- タブをクリックします。
- [認証とアクセス制御] セクションで、 をクリックします。 [認証方法] ダイアログが表示されます。
- チェックボックスをオンにします。
- 匿名アクセスに使用する有効な Windows ユーザーアカウントを入力し、 をクリックしてそれを見つけます。
- をクリックします。 [認証方法] ダイアログが閉じます。
- をクリックします。 [WhatsUpGold のプロパティ] ダイアログが閉じます。
- IIS マネージャアプリケーションを終了します。
IIS 7.0 上で匿名認証に使用するアカウントを設定するには:
- IIS マネージャを開きます ()。
- タブをクリックし、 をダブルクリックします。 [認証] ページが表示されます。
- [認証] ページで を選択します。
- [操作] 画面で をクリックします。 [匿名認証資格情報の編集] ダイアログが表示されます。
- 特定のユーザーを選択し、 をクリックします。 [資格情報の設定] ダイアログが表示されます。
- 当該 ID のユーザー名とパスワードを入力します。
- をクリックします。 [資格情報の設定] ダイアログが閉じます。
<重要> ネットワークサービスアカウントを使用する場合、匿名ユーザーにそのアカウントに関連付けられた内部ネットワークアクセス権をすべて許可してください。
- をクリックして、[匿名認証資格情報の編集] ダイアログを閉じます。
- IIS マネージャアプリケーションを終了します。
ドメインユーザーの下で Ipswitch サービスコントロールマネージャサービスを実行するための設定
WhatsUp Gold サーバー上でサービスを設定するには:
- user1 として WhatsUp Gold サーバーにログインします。
- をクリックし、「
services.msc
」と入力します。 を押します。 [サービス] ダイアログが表示されます。 - [名前] 列で [] を見つけ、右クリックします。
- リストから を選択します。 このサービスの [プロパティ] ダイアログが表示されます。
- タブをクリックします。
- を選択します。
- user1 を入力するか参照します。 user1 アカウントのパスワードを入力し、確認します。
- をクリックします。