認証情報の操作
WhatsUp Gold は、デバイスを識別して監視しアクションを実行するために、デバイスごとに 1 つまたは複数の認証情報セットを使用します。
認証情報に関する考慮事項:
- ネットワーク検出には認証情報が必要です。
- 適用する認証情報の種類は、検出、監視、報告を行うために返される情報の量に影響します。
- 中心となる WhatsUp Gold のパフォーマンスモニタ (CPU 使用率、メモリ使用率) には、ネットワーク検出時に少なくとも SNMP または Windows 認証情報が必要です。
認証情報の作成
WhatsUp Gold の認証情報の種類に基づいて認証情報レコードを作成し、[マイネットワーク] マップまたは関連デバイスのグリッドで選択したデバイスに適用します。認証情報ライブラリにアクセスするには、
(WhatsUp Gold の [マイネットワーク] マップの右側) をクリックします。
認証情報の割り当て
認証情報をデバイスに割り当てるには:
- [マイネットワーク] マップまたは折りたたみ可能なデバイスグリッドで 1 つ以上のデバイスを選択します。
- 認証情報ライブラリにアクセスするには、
をクリックします。 - ライブラリから認証情報を選択します。
- ボタンをクリックします。
新しい認証情報レコードを認証情報ライブラリに追加するには:
- [追加] (
) をクリックし、既存の種類の認証情報に基づいて新しい認証情報を作成します。
認証情報を適用する上でのヒント
認証情報を選択する場合は、以下を考慮してください。
- 簡単に検出する: 素早く広範な検出を実行するには、SNMPv2 認証情報とパブリックコミュニティ文字列を最初に試してください (サイトで使用されているコミュニティ文字列は、ネットワークデバイス設定か、サイトのドキュメントで確認することができます)。
- Windows ホストデバイスについては、Windows 認証情報を追加します。
- 一部の Linux/UNIX および Windows ホストでは、SNMP 統計値を取得するために SNMP エージェント (サービス) が実行されている必要があります。
- ほとんどの Windows バージョンでは、[Windows の機能の有効化または無効化] ダイアログで追加することができます。
- Linux の場合は、それぞれのパッケージマネージャ (yum、apt-get、zypper) から SNMP パッケージをインストールします。
- Linux/UNIX ホストデバイス用に SSH 認証情報を追加します。
- VMware 認証情報を vCenter ホストに適用します。
- 既存の Hyper-V ホスト認証情報を再度適用する場合、仮想マシンに新しい認証情報を配布するには追加の手順を行う必要があります。詳細については、「Hyper-V で使用される Windows 認証情報」を参照してください。
使用可能な認証情報の種類
認証情報ライブラリには、次の種類の認証情報があります。
。簡易ネットワーク管理プロトコル (SNMPv1、SNMPv2、SNMPv3)。
認証情報の種類
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説明
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標準的な使用法
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SNMPv1
SNMPv2
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管理 SNMP ドメイン (ネットワークやサブセットなど) は、共有 SNMP コミュニティ文字列によって定義されます。
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デフォルト (「パブリック」) コミュニティ文字列または別途設定されたコミュニティ文字列で SNMP エージェントを実行しているデバイス上の MIB にアクセスできる WhatsUp Gold パフォーマンスモニタでポーリングを行います。
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SNMPv3
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SNMP メッセージ認証によってデータの整合性と送信元の認証を行うユーザーベースのセキュリティ。
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SNMPv1、v2、v3 を使用して SNMP 対応デバイスの WhatsUp Gold パフォーマンスモニタでポーリングを行います。
- SNMPv3 エージェントと管理ステーションの間のメッセージのプライバシーを確保します。
- 再生による MITM 攻撃を防ぎます。
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。Windows、VMware、SSH (通常、Linux および UNIX に使用)。
認証情報の種類
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説明
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標準的な使用法
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WMI (Windows)
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Windows ユーザー認証情報。最小権限の原則に従って範囲を指定することが推奨されます。
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- WhatsUp Gold パフォーマンスモニタが WMI オブジェクトにアクセスできるようにします。
- Windows OS ベースのデバイスの場合は、SNMP 以外の情報が提供されることがあります。
注: ディスク使用率の指標については、Hyper-V ホストに直接追加します。
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SSH、Telnet (UNIX、Linux)
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リモートコマンド、スクリプト、および管理。
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- SSH サーバーを実行しているデバイスに WhatsUp Gold を接続します。
- SNMP 経由でアクセスできない場合は、Linux と UNIX デバイス上のファイルシステムパーティション情報にアクセスします。
- アクティブスクリプト/シェルスクリプト
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Telnet (UNIX、Linux)
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リモートコマンド、スクリプト、および管理。
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- Telnet サーバーを実行しているデバイスに WhatsUp Gold を接続します。
- シェルアクセス。
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VMware
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VM プラットフォームの属性、ステータス、およびログ。
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vCenter サーバーに接続するために必要。
- vCenter サーバーに追加します。
- VMware サービスを経由して VM および仮想サーバー情報を収集できるようにします。
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。セキュアシェルクライアント (SSH)、Telnet クライアント。
認証情報の種類
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説明
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標準的な使用法
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SSH
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リモートコマンド、スクリプト、および管理。
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- SSH サーバーを実行しているデバイスに WhatsUp Gold を接続します。
- SNMP 経由でアクセスできない場合は、Linux と UNIX デバイス上のファイルシステムパーティション情報にアクセスします。
- Linux/UNIX/ルータースイッチ CLI。
- アクティブスクリプト/シェルスクリプト (SSH アクションなど)。
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Telnet
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リモートコマンド、スクリプト、および管理。
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- Telnet サーバーを実行しているデバイスに WhatsUp Gold を接続します。
- シェルアクセス。
- Linux/UNIX/ルータースイッチ CLI。
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。Cisco CallManager (AXL)。
認証情報の種類
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説明
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標準的な使用法
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AXL
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Cisco CallManager ユーザー認証情報。
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VoIP 監視。
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[アプリケーション]。ADO、JMX。