Network Traffic Analyzer ダッシュボードでは、現在および過去のトラフィックおよびネットワークパフォーマンスパターンを表示、分析、および共有することができます。この豊富な機能セットにより、組み込みおよびカスタムのダッシュボードと NOC ビュー、オンデマンドまたはスケジュール済みレポート、レポートデータのエクスポートとスケジュール済みレポートの配布 (電子メールによる日次レポートの送信など)、詳細フィルタなどを活用できます。
Important: レポートの詳細と精度 (測定可能な NTA 特性) は、NTA のデータ収集間隔と、生データを保管する期間に応じて異なります。詳細については、「適切な詳細レベルの選択」セクションを参照し、[設定] メニュー > [ネットワークトラフィック分析] > [NTA 設定] ダイアログからデータ収集間隔を確認してください。
Tip: Network Traffic Analyzer を初めて使用する場合は、始める前にというタイトルのトピックを確認して、ネットワーク上に存在するアクティブなフローソース、または設定準備が完了しているフローソースを検出してください。
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[トラフィック分析] ダッシュボードには 3 つの操作ビューがあり、それぞれがレポート、チャート作成、エンドポイントと連動したグラフ作成、アプリケーション、キーワードによるフィルタ機能ルールセットを備えています。詳細フィルタ、時間範囲、IPアドレスや場所などによるグループ化により、NTA は非常に強力な意思決定サポート、フォレンジック、根本原因分析ソリューションを提供します。
Note: カスタムビューを追加するには、[表示の追加] コントロール () と、[レポートの追加] パレットのカスタムレポートと組み込みレポートを使用します。
このダッシュボードに含めることができるすべてのレポートは最初、バイト単位でトラフィックの合計によって列が並べ替えられます (デフォルト)。[レポート設定] で並べ替えるフィールドを選択できます。
次のいずれかの方法で、トラフィックの合計に関するレポートを並べ替えることができます。
Tip: 多数の接続 (フロー) がある場合、セキュリティ上の問題の兆候である可能性があります。
チャートを変更すると、レポートでは単位に使用される変数が自動的に変更されます。「並べ替え基準」列属性を調整すると、列による並べ替えで見つかったデータ値に従って、行が降順で並べ替えられます。たとえば、次の表はパケット数で並べ替えられています (「メガパケット」が以下に含まれるレポートで表示されています)。
[フィールドで並べ替え] として選択されたパケット数の上位アプリケーションのレポートと、キロパケット/秒で表示されたレート
Tip: グリッド (パケットレートまたはフローレート) に [フィールドで並べ替え] 列を含めることをお勧めします。そうしないと、グリッドが並べ替えられていないように見えることがあります。
線グラフを使用して NTA レポートデータを表示する場合、グラフに表示される詳細レベルは、[NTA 設定] に従って生データまたは毎時データが保管される時間に応じて異なります。この特性は、フロー、QoS、インターフェイス、または NBAR トラフィックデータを明らかにする線グラフレポートに適用されます。
グラフ化された NTA レポートの時間制約 () を選択した場合、グラフに表示される時間間隔の詳細の細かさは、次の表に示す要素によって決定されます。
要素 |
説明 |
生データ、毎時データ、月次データの保管ポリシー |
グラフには常に、NTA データベースで使用可能な最高分解能 (つまり、生または毎時) でデータが表示されます。 - それ以外の場合、デフォルトの分解能またはアーカイブされたデータ (日次) が表示されます。これらの保管ポリシーは、[NTA 設定] で調整できます。 |
レポートのリクエスト期間 (過去 30 分、今日、過去 N 日間...) |
NTA データベースに、リクエストした期間の一部のデータが含まれていない場合 (NTA 保管ポリシーや動作時間などのため)、次のレベルの分解能が表示されます。レポート表示またはダッシュボード表示で、レポートの期間を選択できます。 |
[生データ収集間隔] |
NTA の生データ収集間隔および生データの収集・保管 (分単位の変更に対してスキャンする必要がある場合)。生データの収集間隔は、[NTA 設定] で調整できます。 |