デバイスロールロール/サブロールライブラリロール/サブロールの新規作成/編集ウィザード
ロールエディタライブラリには、ロール/サブロールウィザード ([設定] メニュー > [ライブラリ] > [ロール/サブロールライブラリ] [、 ]) があり、デバイスのロールとサブロールを分類するために必要なモデルを追加および編集するために使用されます。ロールとサブロールの割り当てにより、デバイスの監視および管理特性が決まります。
Note: 複雑なスキャンルールを多数使用して多くのロール定義を新たに適用すると、検出および更新スキャンのパフォーマンスが低下する可能性があります。
ウィザードでは、次のルール、設定、および特性を適用できます。
一般設定。このロール分類に名前を付けて、アイコンを選択し、重み、すなわち「信頼性」を指定します。
ロールエディタのインターフェイスから、割り当てられたロールに基づいて、マップ上のデバイスアイコンとして使用する任意の画像をアップロードできるようになりました。これを行うには、まず、ロールおよびサブロールライブラリで選択したアイコンを変更するロールを使用して、ロールエディタウィザードにアクセスしていることを確認します。
Caution: WhatsUp Gold にアイコンとして正常にアップロードするには、ファイルのサイズが 1MB 未満である必要があります。
Note: カスタムアイコンは、WhatsUp Gold サーバーでローカルに保存されます。データベースにはバックアップされません。データベースを別の WhatsUp Gold サーバーに移行した後も、カスタムロールアイコンを保管するには、該当する .svg ファイルを新しいマシンのターゲットフォルダーにコピーします。デフォルトでは、カスタムアイコンファイルは次の場所に保存されます。C:\Program Files (x86)\Ipswitch\WhatsUp\html\NmConsole\resources\Wug\images\device_icons
スキャンルール。ホスト、システム、または管理オブジェクト (MIB) の文字列、値、属性に基づいてデバイスのロールを委任するロール検出ルールを作成します。
ロールウィザードの [ルール] タブには、デバイス検出ルールのテーブルを作成するための構成要素があります。たとえば、検出ルールを組み合わせて、特定の管理オブジェクト (SNMP、WMI)、システム特性、またはホスト属性値を除外/確認する式を作成できます。
Tip: デバイス検出ルールを選択して組み合わせる際の実用的な指針として、デフォルトルールセット (WhatsUp Gold に付属のルール) を参照してください。デフォルトサブロールに適用されている詳しいルールセットを確認できます。
Important: 多数のルールセット式を使用して多くのロール定義を作成すると、検出および更新スキャンのパフォーマンスに影響し、速度が低下する可能性があります。
SNMP object '1.3.6.1.2.1.33.1.1.1'
(upsIdentManufacturer) contains 'MGE'
SNMP object '1.3.6.1.4.1.789.1.25.2.1.6'
(nodeAssetTag) contains '02040'
提案されたロール。(サブロールウィザードのみ) これらのロールを現在のサブロール定義の候補と見なします。
適用する一般的なロールクラスを選択します (スキャンルール式の条件が満たされている場合)。
ロールは、後で変更可能な検出属性、デフォルトのモニタなど、このクラスからデフォルトの特性を継承します。
関連付けられたサブロール(ロールウィザードのみ) ルールの一致に基づいて適用するサブロールラベル。
適用する一般的なサブロールを選択します (スキャンルールがある場合)。
属性。システム、ホスト、MIB 値を WhatsUp Gold 内の属性データとして使用します。
ロールを定義すると、システムおよびホスト属性を保持するロール定義を設定できます。
Note: ホストおよびシステム属性は、デバイスのプロパティで表示したり、属性レポートとして表示、スケジュール設定、配信したりできます。
%Discovery.Device.Location
%Discovery.Device.OS
カスタムリンク。(ロールウィザードのみ) Web 閲覧可能なリソースをこのデバイスと関連付けます。
カスタムリンクを定義し、検出されたデバイスに適用します。検出パーセント変数構文を使用して、各デバイスをカスタマイズすることができます。
Note: カスタムリンクはテーブル形式にして、カスタムリンクのレポートとして配布することができます。
現在のデバイスで実行されている Web ロールまたは Web サービスを表示するリンクを追加します。
http://%Discovery.Device.Name.example.com:80
vSphere Web クライアントを使用して vCenter を管理するリンクを追加します。
https://%Discovery.Device.Name.example.com:9443/vsphere-client
モニタ。モニタの追加時にこのロールに関連付ける WhatsUp Gold モニタを指定します。
ロール/サブロールウィザード ([設定] メニュー > [ライブラリ] > [ロール/サブロールライブラリ]) の [モニタ] タブを使用して、ネットワーク検出の一部として指定される最初のモニタリストを設定します。
Tip: ネットワーク検出の一部としてデバイスに関連付けられるモニタは通常、デバイスの種類のサブロール定義で指定されます。ここに示す [スイッチ] サブロールのモニタリストは、このようなケースの一例です。
ロール/サブロールウィザードの [モニタ] タブを使用して、以下を制御します。
デバイスロールのモニタビューには以下のコントロールがあります。
これらのコントロールを使用して主要 (重要) なモニタを事前に判断し、ソフト (最初にサポートを確認) またはハード (常に適用) のどちらのモニタ指定を使用するかと、詳細またはカスタムのどちらのフィルタ処理を適用するかを選択します。
Note: インターフェイスポートの「稼働中」は、ポートが実行状態にあり、非稼働状態 (テスト中、不明、停止など) ではないことを意味します。
Tip: [フィルタライブラリ] を使用すると、カスタムフィルタを作成できます。
アクションポリシー。(ロールウィザードのみ) トリガされたしきい値、検出されたモニタ状態の変更、およびカスケードイベントに行われる次のステップの順序を指定し、バンドルするポリシーにデバイスのロールを関連付けます。
アクションポリシーは、アクションと通知をバンドルします。アクションと通知は通常、モニタで観察された状態またはしきい値によってトリガされます。アクションと通知の構成要素を組み合わせて、選択したデバイスとデバイスロールを制御するポリシーを実行することができます。
WhatsUp Gold では、アクションポリシーは通常、以下のいずれかをトリガします。
アクションポリシーを実施するためにバンドルされたサイトアクションの例を次に示します。
Note: また、WhatsUp Gold WhatsConfigured ポリシーを使用して、設定レコードのバージョン管理やデバイス設定の調整を実施する強力なポリシーを作成して適用することもできます。
まず、サイトの重大な状態変化イベント、適切なアクション、および一連の責任者のリストまたはマトリックスを作成します。
ポリシー:内部サービスレベル契約
次の表は、「内部サービスレベル契約」というアクションポリシーの例にまとめられた WhatsUp Gold 管理対象コントロールのシーケンス (アクションと組み合わされたしきい値および状態) を示しています。
イベント |
アクション |
通知 |
デバイスがクラッシュして再起動する、または n 秒後に強制的に再起動する。 |
回復アクションスクリプトを実行します。
|
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Web サービスロールの失敗ポリシー。 (WhatsUp Gold ポーラーからアプリケーションサービスのアクティブモニタへの応答がない場合、または n ミリ秒が経過した後。) |
「ロードバランサー」の設定から Web サービスロールのエンドポイントを削除します。 WhatsUp Gold 保守点検モードに追加します。 |
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ノードの失敗。 現象: 外部 NIC または管理 NIC の応答なし、リモート実行の失敗、リモート書き込みの失敗、カーネルパニック。 |
失敗したノードの回復アクションを実行します。 |
|
例: 通知スケジュールとロールテストを組み合わせてアクションポリシーに含める
[タスク]。設定管理タスクライブラリ (設定バックアップポリシー、設定監査、グループポリシーなど) を関連付けます。
ロール/サブロールウィザード ([設定] メニュー > [ライブラリ] > [ロール/サブロールライブラリ]) の [タスク] タブを使用して、ロールまたはサブロールに、設定管理タスク (CM タスク) を関連付けます。(ロールおよびサブロールは、ネットワーク検出の一部として指定されたデバイスと一致します。)
Tip: CM タスクは、タスクライブラリの定義に従ってタスクスクリプトまたはシステムスクリプトを実行します。CM タスクは、スケジュールの一部として実行して、設定されたしきい値や、インシデント、変更状態に対応し、アラートセンター通知ポリシーに関連付けることができます (アラートセンター通知ポリシーによって、時間インシデントの重大度とともにエスカレート可能な通知スケジュールが実装されます)。
以下の「ウィザード内」のコントロールを使用して、このロール/サブロールに特定のタスクを追加することができます。
一括の一致ルールを設定すると、CM タスクが多数のデバイスに関連付けられる可能性があります。これらのデバイスは、使用可能な設定管理ライセンスデバイスの合計に対してカウントされることに注意してください。現在の合計は、[ヘルプ] > [バージョン情報]ダイアログから確認できます。
適用/無視オプションをオンにすることで、設定管理タスク (CM タスク) の関連付けを上書きすることができます。
オプション |
オンになっている場合... |
オフになっている場合... |
[一致するすべてのデバイスをタスクに適用する] (特定の CM タスクリストを上書きします) |
現在のロールで特定されたデバイスと一致する/デバイスをサポートするタスクが、タスクライブラリの システムスクリプトを使用して、適用されます。 |
CM タスクのテーブルで明確に特定/指名された CM タスクのみを使用します。
|
[重みが低いサブロールを無視する] (主にサブロールに適しています) |
次の定義内で定義されている場合:
|
CM タスクに関して、このロール/サブロールに他のものは考慮されません。 WhatsUp Gold は、重みや優先順位なしで [一致するすべてのデバイスをタスクに適用する] を使用して、CM タスクが明確に特定/指名されている、または暗黙的に関連付けられていると見なします。
|
デバイスまたはデバイスのカテゴリの特定に、システムポリシーに基づいた設定手順が必要な場合 (バックアップのスケジュールやルーター設定の定期監査など)、CM タスクを使用して作成した WhatsUp Gold またはカスタムタスクスクリプト内でシステムタスクを呼び出すことができます。
See Also |