スパム X-ヘッダの説明

電子メールメッセージが、アンチスパム > [ドメインを選択] > スパムフィルタリング > 接続チェック の下にある [接続チェック] ページに含まれる DNS ブラック リストと一致する場合、X-ヘッダ行がメッセージヘッダに自動的に挿入され、そのメッセージが一致したブラックリストが示されます。

X-ヘッダは、メッセージが、[接続チェック] ページの [チェック] オプションに設定された検証チェックのいずれかに失敗した場合にも挿入されます。

他のスパム機能はすべて X-ヘッダを挿入するように設定できます。これらの X-ヘッダは、メッセージをトラップしたスパム フィルタおよびメッセージがトラップされた理由に関する情報を示します。さらに、メッセージ ID は、スパムと識別されると、メッセージの X-ヘッダに挿入されます。以下のアンチスパム X-ヘッダの例と表を参照してください。

X-ヘッダの例 1

X-ヘッダの例 2

X-ヘッダ

説明

X-IMAIL-SPAM- ADDRBL:(service >,< message id>,< IP アドレス /理由>)

メッセージが ADDR ブラック リストに一致しました。

X-IMAIL-SPAM- DNSBL:(<name of service>,< message ID>, <IP アドレス/理由>)

メッセージが DNS ブラック リストに一致しました。

X-IMAIL-SPAM- HELOBL:(<name of service>,< message ID>,< IP アドレス/理由>)

メッセージが HELO/EHLO ブラック リストに一致しました。

X-IMAIL-SPAM- HELODOMAIN:(<message ID>,< domain name>)

メッセージが HELO/EHLO ドメイン検証に失敗しました。

X-IMAIL-SPAM- INVALIDFROM : (<message ID>, <from address>)

メッセージに無効な「from」アドレスが含まれていました。

X-IMAIL-SPAM-IP4R : (<message ID>, <name of service>)

メッセージが IP4R (PTR) ブラック リストに一致しました。

X-IMAIL-SPAM- STATISTICS:(<message ID>,<spam probobility>)

統計フィルタによってメッセージがスパムとして識別されました。

X-IMAIL-SPAM-RHSBL : (<name of service>, <message ID>, <address/reason>)

メッセージが RHS ブラック リストに一致し ました。

X-IMAIL-SPAM- PHRASE : (<message ID>, <phrase>)

メッセージ内のフレーズがフレーズ リストに一致しました。

X-IMAIL-SPAM- VALFROM:(<message ID>)

メッセージが「MAIL FROM」アドレス検証で不合格でした。

X-IMAIL-SPAM- VALREVDNS:(<message ID>)

メッセージが逆引き DNS 参照検証に失敗しました。

X-IMAIL-SPAM- VALHELO

メッセージが HELO/EHLO ドメイン検証に失敗しました。

X-IMAIL-SPAM-HTML- FEATURES:(<message ID>,<検出された機能)

メッセージに指定の HTML タグが含まれていました。

X-IMAIL-SPAM-URL- DBL:(<message ID>,<domain>)

メッセージに、URL ドメイン ブラック リストにあるドメインにリンクする HREF タグまたは IMG SRC タグが含まれていまし た。

X-IMail-SPAM-Premium

メッセージがスパムの内容を含んでい ました。

X-IMail-SPAM-SPF- None

ドメインが SPF データを公表していませんでした。

X-IMail-SPAM-SPF- Neutral

ドメインが SPF データを公表しており、「?」という値を返しました。

X-IMail-SPAM-SPF- Pass

ドメインは SPF データを公表しており、メッセージはドメインの正当性の定義に適合しました。

X-IMail-SPAM-SPF-Fail

ドメインは SPF データを公表しており、メッセージはドメインの正当性の定義に適合しませんでした。メッセージは SPF フィルタによって偽造されたメッセージとして識別されました。

X-IMail-SPAM-SPF- Softfail

ドメインは SPF データを公表しており、メッセージはドメインの正当性の厳密な定義に適合しませんでしが、ドメインは絶対にそのメッセー ジが偽造されていると明示することはできません。メッセージは SPF フィルタによって偽造されたメッセージとして識別されました。

X-IMail-SPAM-SPF- Error

SPF レコード参照時にエラーが発生し、正確にそのエラーを解釈することができません。

X-IMail-SPAM-SPF- TempError

SPF レコード参照時にエラーが発生しました。例えば、サーバは稼動していましたが、エラーを発生しました。

X-IMail-Broken-Mime- Header

メッセージは、破損した MIME ヘッダを含んでいました。

X-IMAIL-Attachment- Blocked

メッセージは、ブロックされるように選択された添付ファイル タイプまたは MIME タイプを含んでいました。

X-IMAIL-ThreadID : (<message ID>)

メールボックスに書き込まれたメッ セージに、ログを通じてメッセージのパスの追跡を容易にするために、スレッド ID が含まれます。スレッド ID は、Syslog に置かれた ID 番号に対応する Q ファイルと D ファイルに与えられた番号に対応しています。

X-Mail-Filters-SPAM : 5AE906968DC04881B0626ADBF612D86F

Mail-Filters (Premium AntiSpam) は、スパムの原因となったメッセージの署名 ID を含みます。

関連トピック

アンチスパム ログの使用

アンチスパム ログ オプションの設定

IMail 配信ルールを使ってスパムをフィルタする

アンチスパム ログ メッセージ

ブラック リストの動作