例: ネットワーク接続が遅い問題のトラブルシューティング

パフォーマンスモニタに用意されているリアルタイムレポート機能では、ネットワーク問題の切り分けに役立つ生データとデータ傾向分析の両方が得られます。たとえば、Ipswitch では最近、2 つのオフィス拠点間でネットワーク接続の問題が発生しました。この例では、パフォーマンスモニタを使用して、ネットワーク接続が遅い問題をどのようにトラブルシューティングしたかについて説明します。

シナリオ:

ジョージア州オーガスタでアトランタを拠点とするプロジェクトに取り組んでいる開発者から、オーガスタとアトランタのオフィス間のネットワーク接続が遅いという苦情が寄せられました。この開発者によると、T1 接続を使用してソースライブラリにファイルをチェックインするのに 40 分かかっています。

アトランタオフィスのネットワーク管理者は、次の手順を行ってこの問題に対応しました。

  1. WhatsUp Gold Web インターフェイスで、[監視] タブにアクセスして「Ping 応答時間」レポートを選択しました。
  2. 「Ping 応答時間」レポートを使用して、アトランタの WhatsUp Gold アプリケーションからオーガスタのプライマリサーバーへの接続を調べました。レポートからは、応答時間が午前 11 時 45 分に長くなり始めていることがわかります。

この接続は適切なパフォーマンスモニタを使用して以前に設定されており、数週間分のデータが蓄積されています。管理者はこのデータを使用して、問題の原因がプライマリサーバーの接続にある可能性が高いことを突き止めました。管理者は次に、この接続に関する問題をトラブルシューティングし、接続が遅い問題を解決するための措置を講じることができました。

この種類のモニタを接続に対して設定するには、接続先のデバイスに対して「Ping レイテンシと可用性」モニタを設定します。詳細については、「ネットワークモニタについて」を参照してください。

参照

カスタムパフォーマンスモニタの作成

デバイス固有のアクティブスクリプトパフォーマンスモニタの作成

デバイス固有の APC UPS パフォーマンスモニタの作成

デバイス固有の PowerShell スクリプトパフォーマンスモニタの作成

例 - PowerShell パフォーマンスモニタスクリプト

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SQL クエリビルダ

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デバイス固有の WMI フォーマット済みカウンタパフォーマンスモニタの作成

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例:ルーター帯域幅の監視