例:ルーター帯域幅の監視

SNMP 対応デバイス (ルーターやスイッチなど) の帯域幅の使用状況を収集するように WhatsUp Gold を設定し、パフォーマンスログで使用状況を追跡することができます。帯域幅の監視には、使用率とスループットを示すインターフェイス使用率モニタが最も有効です。

インターフェイス使用率モニタは、デバイス上のアクティブインターフェイスとの間で送受信されるバイト数の統計を収集します。すべてのインターフェイス、アクティブインターフェイス、または特定のインターフェイスのデータを収集できます。このモニタは、[デバイスのプロパティ] > [パフォーマンスモニタ] で設定し、有効にします。

メモデバイスのモニタを設定する前に、SNMP を有効にし、認証情報ライブラリから適切な認証情報を割り当てる必要があります。パフォーマンスモニタシステムは、設定プロセスと通常のパフォーマンスデータ収集中に、これらの認証情報を使用してデバイスに接続します。詳細については、「Windows デバイスでの SNMP の有効化」を参照してください。

モニタの設定

インターフェイス使用率パフォーマンスモニタは、WhatsUp Gold と共にインストールされるデフォルトのパフォーマンスモニタの 1 つで、グローバル設定がなくても、1 台のデバイス監視を設定することができます。

帯域幅モニタを設定するには:

  1. [詳細表示] または [マップ表示] でデバイスを右クリックし、右クリックメニューから [プロパティ] をクリックします。
  2. [デバイスのプロパティ] ダイアログで [パフォーマンスモニタ] を選択します。
  3. リストから [インターフェイス使用率モニタ] を選択します。
  4. [設定] をクリックして、デバイスにモニタを設定します。WhatsUp Gold がデバイスをスキャンし、デバイス上のインターフェイスを検出します。

    スキャンが完了すると、[インターフェイスデータ収集の設定] ダイアログが表示されます。デバイスの認証情報が適切に設定されていない場合は、スキャンが失敗します (認証情報ライブラリに戻って問題を修正します)。デバイスが SNMP に対応していない場合にもスキャンが失敗します。

  5. データを収集するインターフェイスを選択します。[データの収集対象] リストから [すべて][アクティブ][特定]、または [カスタムアクティブ] を選択します。[特定] を選択した場合は、下のリストから監視対象のインターフェイスを選択します。デフォルトでは、アクティブインターフェイスが監視されます。
  6. [インターフェイスデータ収集の設定] ダイアログの [データ収集間隔] ボックスに、ポーリングの間隔を分単位で入力します。デフォルトは 10 分です。データ収集およびロールアップの詳細については、「プログラムオプション - レポートデータ」を参照してください。
  7. [選択したインターフェイスのエラー数および破棄数データの収集] を選択して、このデータを記録します。
  8. (オプション) [詳細] をクリックして、デバイスへの SNMP 接続の再試行回数とタイムアウトの設定を変更します。[OK] をクリックして、詳細設定の変更を保存します。
  9. [OK] をクリックして、インターフェイス使用率の設定を保存します。

データの表示

WhatsUp Gold では、複数回のポーリングサイクルを行って、意味のあるグラフを作成します (ポーリング間隔が 10 分の場合は、これに数時間を要する場合があります)。十分なデータが収集された後は、いくつかのレポートにこのデータが表示されます。

参照

カスタムパフォーマンスモニタの作成

デバイス固有のアクティブスクリプトパフォーマンスモニタの作成

デバイス固有の APC UPS パフォーマンスモニタの作成

デバイス固有の PowerShell スクリプトパフォーマンスモニタの作成

例 - PowerShell パフォーマンスモニタスクリプト

デバイス固有の SNMP パフォーマンスモニタの作成

デバイス固有のプリンタパフォーマンスモニタの作成

デバイス固有の SQL クエリのパフォーマンスモニタの作成

SQL クエリビルダ

デバイス固有の SSH パフォーマンスモニタの作成

デバイス固有の WMI フォーマット済みカウンタパフォーマンスモニタの作成

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例: ネットワーク接続が遅い問題のトラブルシューティング