パフォーマンスモニタのレコードの削減

このオプションは、パフォーマンスモニタのデータテーブルでレコードの数を調べます。これらのテーブル内の多数のレコードが、パフォーマンスモニタのポーリングデータを書き込むときや Web インターフェイスでポーリングデータを表示するときに、WhatsUp でパフォーマンスの問題を引き起こしている可能性があります。次の複数の方法で、これらのテーブルのレコード数を減らすことができます。

  1. ネットワークの重要なデバイスのみで監視を有効にする。
    問題のあるデバイスのみからパフォーマンスモニタ情報を収集します。これは [デバイスのプロパティ] - [パフォーマンスモニタ] ダイアログから設定できます。
  2. 重要でないデバイスのパフォーマンスモニタのポーリング間隔を長くする。
    WhatsUp Gold がデバイスからデータを収集する頻度を変更すると、データベースでモニタのレコードに必要なストレージの量を減らすことができます。これは [デバイスのプロパティ] - [パフォーマンスモニタ] ダイアログ内からデバイスごとに行うか、[フィールドの一括変更] 機能を使用してすべてのデバイスに実行できます。各デバイスを手動で設定することをお勧めします。この方法によれば、別々の間隔を指定でき、デバイスのモニタの収集タイプは変更されません。詳細については、「インターフェイス使用率モニタの収集の設定」と「[フィールドの一括変更] - [パフォーマンスモニタ] ダイアログのヘルプを参照してください。

    メモ ポーリング間隔を長くすると、デバイスのパフォーマンスモニタデータの粒度が減少します。たとえば、使用率データを 10 分おきに 1 時間収集するようにデバイスを設定します。使用率 100% が 10 分間継続し、残りの時間の使用率が 0% の場合、デバイスのレポートには使用率 100% の時間に続いて、残りの時間の使用率 0% が表示されます。ただし、同じデバイスが 20 分おきにデータを収集する場合は、その 20 分のサンプル期間中、インターフェイスの使用率は 50% だけと表示されます。

  3. WhatsUp Gold で設定されているすべてのパフォーマンスモニタのデータ保管設定を変更する。
    デフォルトでは、WhatsUp Gold はパフォーマンスモニタの生レコードを 1 日、時間レコードを 30日、日次データを 1 年の間保管します。データはデータベース内のレコードで、パフォーマンスモニタのポーリング中にデバイスから実際に取得された値を含んでいます。これは、デバイスのパフォーマンスモニタ情報についてこのテーブルが格納している最も粒度の高いデータです。時間レコードは、生レコード 1 時間分の集約で、要約されて 1 つのレコードに平均化されます。各ポーリングを別個のデータポイントと見なすのではなく、個々のデータポイントが 1 時間ごとに 1 つの概要に縮小されます。日次レコードは、その日の 24 時間のレコードの概要です。時間が経過するにつれて、特定のパフォーマンスモニタに関するデータベース内の情報の粒度が低く (大まかに) なり、日次レコードの有効期限に達した時点でデータは消失し、新しい受信データで置き換えられます。パフォーマンスモニタデータの保管設定を調整すると、テーブルのデータが占める領域を左右することができます。レコードを保管する期間を減らすと、それらのレコードを保持するのに必要な領域を減らすことになります。
    データ保管設定の変更については、「レポートデータ保管期限の変更」と[プログラムのオプション] - [レポートデータ] ダイアログのヘルプを参照してください。

    メモ これらの設定を変更すると、WhatsUp Gold が収集するパフォーマンスモニタデータのすべてに影響します。これには、CPU、ディスク、メモリ、Ping レイテンシ & 可用性、インターフェイス使用率 (すべてのインターフェイス、アクティブインターフェイス、特定のインターフェイス、カスタムアクティブインターフェイスなどのデータ収集と、インターフェイスのエラーおよび破棄)、プリンタ、VoIP、作成したカスタムパフォーマンスモニタが収集するデータも含みます。

ヒント Alert Center を使用して、WhatsUp Gold と Flow Monitor のデータベースしきい値アラートを設定できます。詳細については、「WhatsUp 正常性しきい値の設定」を参照してください。