Flow Monitor は、ネットワークのトラフィックパターンと帯域幅使用率についてリアルタイムでデータを収集、分析、報告するネットワークトラフィックモニタです。
NetFlow はネットワーク IP トラフィックに関するデータを収集するためのプロトコルとして、ネットワークの使用状況を監視して記録するために使用されます。トラフィックの経路を示し、トラフィックの集計、使用量ベースの料金、その他のネットワーク関連アクティビティをサポートするためのデータを提供します。このデータはネットワークフローという概念を使って分類されます。
Flow Monitor は 1) NetFlow エクスポーターを使用して、パケットデータを観測し、観測されたデータから記録を作成し、2) NetFlow コレクタに転送します。NetFlow コレクタはエクスポーターから送られた記録を収集し、データベースに保存して、3) Netflow アナライザに転送します。アナライザは重要な情報を得るために、記録を分析します。
いいえ。ルータやスイッチなどのネットワークデバイスのみが NetFlow データを転送できます。
いいえ。ネットワークデバイスがフローデータを Flow Monitor にエクスポートするように、ユーザーが手動で設定する必要があります。詳細については、「Flow Monitor にデータをエクスポートするように手動でデバイスを設定する」と「フローデータを Flow Monitor にエクスポートするための sFlow 対応デバイスの設定」を参照してください。
Flexible NetFlow はネットワークトラフィックを監視するために使用される Cisco IOS です。Cisco ネットワークデバイス上の Flexible NetFlow を設定して、フロー情報を Flow Monitor に送信するようにできます。
Network Based Application Recognition (NBAR) は、Cisco が開発したアプリケーション分類エンジンで、さまざまなアプリケーションの認識に使用されます。Cisco ネットワークデバイス上の NBAR を設定して、Flexible NetFlow と連携して機能するようにできます。
Class-based quality of service (CBQoS) は、ネットワークトラフィックの特定のクラスによりよいサービスを提供するネットワーク機能です。これらのサービスには、専用帯域幅のサポート、損失特性の改善、ネットワーク輻輳の管理、トラフィックシェーピング、トラフィック優先度の設定などが含まれます。CBQoS の主なコンポーネントには、トラフィッククラスとトラフィックポリシーの 2 種類があります。Cisco ネットワークデバイス上の CBQoS を設定して、ネットワークトラフィックの正常性をサポートするようにできます。